いろんな感想など(ラジオ)


[1999/09/20]

BAY-FM 「始めたら始まりさ」.

「5月から少しづつ,ほんとに少しずつ始まったレコーディングも終わり,これが流れる日当たりが,マスタリングのはずであります」 「かなり,すばらしいものが出来上がったんで,良いのではなかろうかと」 「あんまりすばらしいからね,内緒にしておこうかとか話しております」 「今回は,これまでのレコーディングとは違う始まりと進め方で」 「これがなかなか,いい具合いに,あるべきとこにピタッとはまっていってくれて」 「それが出来上がったときには,確実に大きくなって,かなりのもんです」 「だからって,もういつ死んでもイイヤとは思いません」 「まだね,レコーディングしたい曲が幾つかあるから」 「最近,イベントとかで唄ってる新しい唄も,今回のアルバムには入ってないし」 「すごいっすね」 「イベントといえばついこの前」 「ピアノの佐山さんとギターの松田さんとやってきました」 「今回はイベントだったんだけどね,あれですね.気持いいですね」 「その日は台風が近づいてたはずなんだけど,もう俺の行いが良いもんだから,雨も降らずにですね,気持良かったのであります」 「そんな行いのいい俺にですね,その日打ち上げもさしてくれずにね,スタジオに蹴り返す社長,ひどい男だ」 「人がちょっと弱ってたりね,酔ってたりする隙をついてですね. こういう話があるんだけどなんつって」 「へぇーとか俺は聞き流してるつもりなんだけど,喜んでやらして貰いますに聞こえるらしい」 「ひどい男だ」 「そんなこんなで,俺は元気に暮しております」 「でもって,この前39にもなりました」 「西武の松坂と誕生日はおんなじなんだけどなぁ」 「いろんな人に祝って貰ってありがたいっす」 「田舎からはちくわと蒲鉾が送ってきたし,そうそう,ジュースもね」 「だから,お袋ちゃん,何回もいうけどジュースは東京にもあるんだって」

「今回のアルバムだけど,松田の文さんは参加してません」 「別に喧嘩したとかじゃなくてね」 「前から時々話してたことで」 「また,そのうちやるときはやるから」 「で松田さんとこの前,かなり久しぶりに飲んだんだけど」 「二人でカウンターに並んで」 「いいんだなぁ,なんちゅうか,いいんだなぁ」 「なんもいわないで分かるっていったら,そらまた違うし,そこまでお互いうぬぼれちゃいないんだけど」 「いいんだなぁ」 「でも,俺が39になったってことは,松田さんはいくつになったんだ.46ちゃいかな」 「そう思うとあの人若いね,髪の毛はちょっとあれだけど」 「このまえ,スタジオの帰りにディレクターが,レコーディングの打ち上げは AV 女優と合コンやるかって馬鹿なこといってたけど,あれは,馬鹿なことかなぁ」 「ええ話のような気がしてきました」 「水分前だけど,桜木なんとかってAV女優さんと対談したことがあって」 「そんときの担当はみんなにっこにこでね」 「で,対談の前に資料だよってビデオを渡されたりして」 「俺,こういうの興味ないよっていいながら,一応,標準で見てみたりして」 「実際合うとね,とっても恥ずかしくなったりして」 「もう,ますます本物の域に入ってきましたが」 「だめだな」 「今日は帰ります」

佐山さんと一緒にやってたライブの曲,てっきり新しいアルバムに入る んだと思ってたんですけど,無いみたいですねぇ.こういうこと,知ってたら 無理しても行ってたんだけどなぁ.行かなかったことに後悔.(;_;)


[1999/09/13]

BAY-FM 「始めたら始まりさ」.

「この前,近くの商店街を歩いてたら,なんか夜祭りとかやってて」 「とても静かで,つーか,とても地味で」 「ここまで人がいないお祭りというのも,何だこう寂しいものがありまして」 「ほんとにお祭りだったんだろうか?」 「店も出てることは出てたけど,ほんと,こじんまりしたのがポツリポツリで」 「それでも,せっかくやし,スイカ買って歩きながらかぶりついたら商店街終わってしまって」 「何とも間抜けな感じで,地味な祭りをやってる商店街を出て, なぜか祭りをやってる商店街よりも人の多い道に出たのでした」 「スイカの皮持って,ちょっと口ベタベタさして」 「たまーに買いに行く,お婆ちゃんがやってる弁当やさんがあるんだけど」 「一時はバイトさんが何人もいたんだけど,それからしばらくして行ったらお婆ちゃん一人で」 「それから何となく気になるから,その前通るときはちょっと見たりして」 「このまえ通りかかったから見たら,張り紙してあった」 「お弁当に興味のある方募集」 「腹ぺこな人が一杯来たりして,そんなわけはないね」 「そんなはずはないって事が,良いことでも悪い事でも,ここんとこないな」 「悪い方では,ああしたからそうなったで.こうしたからそうなったで」 「やった分だけだ,当たり前だね」 「嬉しい方のなんて一回もないぞ」 「嬉しい方のそんなはずはないだろうって事を一度でいいからしてみたいもんですな」

「もう,ちょっと前になるけど,レコーディングで久しぶりに早川さんと泉ちゃんに合いました.」 「早川さんも元気そうで,最近自転車にこってるそうで」 「あの人は趣味というか何と言うか多くて」 「俺なんて,なーんもないですもんね」 「じゃあ楽しみは何です買って聞かれたら,何だろ」 「だからって,つまんない生活してるなーとも思わないです」 「何だろ」 「泉ちゃんも元気そうでした」 「足の爪に魚なんか描いてたりして,ブクブクも描いてたりして」 「早川さんは,俺は今度はいつ来れば良いんだ,泉ちゃんは,まったねーって帰っていきました」 「楽しいレコーディングでありました」 「でも,その日のレコーディングはダビングに来てくれるミュージシャンのスケジュールもあって,俺のレコーディングにしてはちょっと遅い時間までやってたもんだから,楽しかったとは言え,結構疲れてたりもして」 「じゃあ,お疲れ様でした」 「帰ろうとすると,おいおいおい俺の恋の話を聞きたいだろ,ディレクターが言います」 「ヤマノもほらのって乗って.ヤマノというのは今回プロデュースをやってくれてる男です」 「で,俺達は車に乗せられ,飲み屋につれていかれたのでありました」 「ディレクターがいうには俺のレコーディングをやってるときは, なんでもなんか異常にモテるみたいで」 「ずーっと,ずーっと続いたのでありました」 「で,店を出たら浴衣のお姉ちゃんが4人,ディレクターの側にかけよって」 「ディレクターが,な,モテちゃうんだよ」 「ほんとに憎めない人なのであります」 「タクシーに乗った途端,俺は気絶したようです」

順調にレコーディング進んでいるようですね,秋のコンサートの スケジュールも決まったようで,楽しみですね.


[1999/09/06]

BAY-FM 「始めたら始まりさ」.

「今日は,先週の話の続きです」 「盆に久しぶりに,ほんと久しぶりに家に帰りました」 「23年ぶりの中学の同窓会というのも,今回の大きな目的だったりしたわけです」 「帰った夜は親父さんとのんびり飲んだり,一緒に風呂に入ったり」 「親父さんとお袋ちゃんと3人で川の字になって寝たりと」 「何だか嬉しい夜だったのであります」 「ちょっと二日酔いの次の朝」 「昼の11時から始まる同窓会に行くために,準備をしていたわけであります」 「何があるか分からないですから,いくつか用意してきた新しいパンツをですね,これにしとこうかななつって」 「で,開場となる温泉まで送ってくれるバスに乗るため」 「集合場所になってるガソリンスタンドに行ったわけです」 「ポツリポツリと何人か集まってきて」 「女の人はなんとなくわかりました」 「そこに腹の出たおっさんや,ちょっと髪が寂しくなったおっさんが現れたときは誰だかさっぱり分かりません」 「名前を行って貰ってやっと」「分かったのでした」 「バスがやってきて乗り込んだときには誰が誰だかさっぱり分からない」 「どっか知らない会社の社員旅行にでも混ざったみたいで」 「何とも居心地が悪い,降りたい」 「どうやら俺が合いたい人はほとんど欠席だそうで」 「帰ろうかと思いました.泣き崩れそうになりました,何が新しいパンツだと思いました」 「開場に着いて,皆ワイワイガヤガヤ」 「俺も誰だかわからん人と何となく話すものの,何とも居心地が悪い」 「トイレに行こうって部屋を出たら,トイレの前に懐かしい顔がひとつありました」 「当時付き合ってた娘でした」 「来て良かったなと,ちょっと思ったのでありました」 「一緒に遊んでたり,好きだった娘ってのはそのときとおんなじに見えてしまうんだろうかとか思いながら」 「そんなこんなしてると時間が来て,さあ次だ次だって皆バスや車に乗り込みます」 「俺は来るときに乗った場所で,下ろして貰いました」 「走り出したバスの中から一人小さく手を降ってた娘が居ました」 「俺もちょっと手を挙げたのでありました」

「バスから降りて,なつかしい川を見ながら歩いて帰りました」 「腰まである緑色の稲が,風に揺れてる田んぼの中を歩いてるとき, なんか誰かに言いたくて東京に電話したりして」 「家が近づくと,昨日すっかり仲よしになった,でっかいけど可愛い犬が吠えて迎えてくれます」 「可愛い」 「早かったのうと親父サンはいい,楽しかったかとお袋ちゃんは聞きます」 「楽しかったよっつって,縁側でのんびりしてるとお袋ちゃんがビールを持ってきてくれました」 「物置小屋を片ずけてる親父さんも呼んで,ちびちびとやり初めて,それは夜中まで続きました」 「次の日は,でっかいけど可愛い犬と約束した,ブラシや骨の形をしたガムやおやつを買って帰ってきて奴と遊びました」 「可愛い,たまらん」「抱きしめてしまう」 「その夜も,ゆっくりゆったり,だけどアッという間に時間が過ぎたのでありました」 「家にいた間,毎日3人は川の字で寝たのでありました」 「次の日は朝早く,墓参りであります」 「かえってまたまた一杯やるか,親父さんの声で飲み始めます」 「考えたら,ずっと飲んでる気がするけど,酔っぱらわないのは何でだろう」 「とにかく旨い」 「家を出るとき親父とお袋ちゃんの写真を撮りました」 「でっかいけど可愛い犬の写真も撮りました」 「新幹線の駅まで親父さんとお袋さんは送ってきてくれました」 「不思議なもんで改札を通るとなぜかみんな無口になります」 「ホームに上がるとますます無口になります」 「お袋ちゃんをギュッと抱いて,元気ね」 「親父さんと握手をして」 「手を振って別れたのでした」 「これまで出来なかった初めてのことが多くて,良かったなぁって,幸せだなあって,飲み始めたのでありました」 「でもそれは,家で,親父さんと飲むほど旨くもなく,ゆったりもしない,いつものアルコールでありました」 「いい歳して笑われるかもしれないけど,俺はいまだにお父ちゃん,お母さんと呼んでおります」

今回はなぜかノイズもなく,音もバッチしでした.何か変わったのかなぁ. 居心地が悪い同窓会って確にありますね. でも,その中で仲の良かった友人とか好きだった女の子見つけるとほっとして, 来て良かったなって.実家に帰るとなぜかほっとしますね. で,母親もなんか気を使ってやたらもてなしてくれたりするんですよね. このまま,ここにいるのもいいかななんて思ったりすることも. 実家出て10年くらいになるけど,SION の気持,何となく分かります.


[1999/08/23]

BAY-FM 「始めたら始まりさ」.

「今日は何を話そうかね,これと言って話もないんだな」 「たまにはそっちで話してくれないかな,聞いてるから」 「ダメですね,何を話そうかね」 「この前,唄書いてたら,途中でね,何だかおかしな方へ気持が行って,終いには俺は女が好きだって,なんか宣言した訳のわからん唄になった」 「でもせっかくやし,面白いから録音したりして」 「来年だそ」 「この前,デパートにマッサージチェア,ずらっと並んでて」 「誰もおらんかったからちょっと座ってみよっかって,座ってスイッチ入れたっけ」 「これが最高に気持良い」 「思わずビールちょうだいって言いそうになったです」 「この前,宝くじを買いに行って,俺の前いた人たちまでは当たると良いですねとか,オバちゃん声掛けてて」 「そうそう,その一言が何だか嬉しんだよなって思って」 「俺の番になって,さあ言うてくれ」 「期待してたっけ」 「はいこれ,投げ出しはせんかったけど何だかとても投げやりで」 「当たってやるけんね」 「この前,街を歩いてたら,あれ,何つうんだ」 「もう,ホットパンツとは言わんのだろうな」 「それが,やたら多い.で,ケツ出てる」 「あれはいいのか,ケツ出てて良いのか」

「この前,スタジオに行くとき,電車を何本か乗り継ぐんだけど,乗り換えの電車が図ったようにすばらしいタイミングで来る」 「全部図ったようにすばらしいタイミング」 「どうでもいいことだけど,何だか嬉しい」 「この前,探し物してたらずいぶん前に探してて,そのときは見つからなかったものが出てきて」 「で,今何探してたのか忘れてしまいました,探すのをやめました」 「この前の話はこの辺にして」 「今日は,これ終わったら飲みに行きますよ」 「君の家に行く」 「何,来る?」 「じゃあ君の家に」 「来て良い?」「え?何?ショートパンツ?」 「何?ケツ出てる?」「ありがとう」


[1999/08/09]

BAY-FM 「始めたら始まりさ」.

「この前のレコーディングで久しぶりにカズヒコやイケハタ君に合いました.」 「やっぱ,いいもんですね.嬉しいですね」 「初めての人とやるレコーディングも楽しいけど,知ってる顔がそこにあると, またこれが何ともいいんだね」 「楽しいし,嬉しい」 「俺のアルバムは10月に出るのかな,多分」 「そんなこんなでボトボチやってますが, 今月中には出来るんじゃないでしょうか」 「今月は田舎にも帰るし,忙しいです」 「家に帰るのは,8年ぶりくらいじゃなかろうか」 「帰る一番の理由が同窓会だったりして,親不孝もんですね」 「1ヶ月前に新幹線のチケット取ったりしてですね,ちょっと浮かれております」 「墓参りもせんと」 「あと,良く行ってた海にも行きたいし河にも行きたい」 「久しぶりだとやりたいことが一杯でいいですね」

「あと,今月もう一つ」 「15年くらいになるんかな,しょっちゅう飲みに行ってる店があって」 「一時期ほんと毎日行ってて」 「行ったり帰ったりするのが面倒くさくなって,近くに引っ越したりして」 「その店が今月無くなるんですな」 「最初の2年はマスターとは一言も喋らなかったような気がするですね」 「3年目あたりから,ちょっと口利くようになってですね」 「あんなことやこんなこと,猫のことや犬のこと」 「女のことや女のこと,話すようになったですね」 「店はやっぱ,小さい村だからな,いい村長さんだったな」 「マスターがその店を始めたのが,今の俺の歳のときくらいみたいで」 「なんかね,大人に見えたけどな」 「最近ほんと,そう思うとき多い」 「自分でこの年だったらこうだろうって思ってたとこからなんだか, 大きく外れたりして」


[1999/06/21]

BAY-FM 「始めたら始まりさ」.

「空けてた窓から蜂が入ってきて出ていって貰うのが大変でありました」 「あんなちっちゃいくせに向ってきたらやっぱ逃げるしかないわけで」 「この時期,窓を閉めっ放しっていうわけにもいかないし」 「かといって話して分かる相手でもない」 「話して分かるっていうのも,たいていは自分に都合良く丸め込むって事が多いから,どっちかが折れるだけかとか関係ないことを考えたりしながら」 「とりあえず窓を閉めたのでありました」 「ここんとこ,虫にさされたり噛まれたりしてないな」 「最近,殺虫剤のCMで,でっかいね,ムカデが出てくるのがあるけど」 「あれはちょっと勘弁して欲しいです,たまらんです」 「さすがに東京で,あんなでっかいムカデは見たこと無いけど, 田舎にはねゴロゴロ居たですよ」 「家ん中にも出てきてですね」 「お袋ちゃんは強かったね」 「火箸でねさっとつかんで,おりゃってやっつける」 「母強しです」 「部屋に一枚ね,田舎の写真を張ってるんだけど」 「庭の花が写ってるだけで,後はなんもない写真で」 「誰が写ってるわけでもないしね」 「でも,俺にはいいんだな,いろんな人が写ってるんだな」 「臭いさえしてくるんだな」 「家の臭いから,庭の臭いから,木の臭いから,爺ちゃんの臭いから」

「そういえば,レコーディングの話を全然せんなぁって思ってる人が, 二人くらい居るかも知れないですけど」 「5月の頭に2日ほどスタジオに入って,3曲ほど取りました」 「で,その後ちょっと止っておりまして」 「また,ボチボチ始まるかなっていうとこです」 「じゃあラジオ以外なんばしとっとですかって思う人も一人くらい居るかも知れないですけど,次の次のアルバムにいれる唄なんか書いております」 「唄ができてそれを録音し終わったときは,やったら嬉しい」 「で,それを他の人がいいっすねっていってくれるともっと嬉しいもんだな」 「そいえば,ここんところステージでギター弾いてないけど,ちょっと復活してきました」 「この分だとね,また,早弾きやライトハンドをお聞かせできる日もそう遠くはないと思います」 「ツアーの前に喋ることが出来んくらい喉がつぶれたことがあって」 「慌ててあちこちの病院行ったんだけど」 「どっこの先生も」 「一日で直るわけはないし,休んだ方が良いって」 「最後にここもダメだろうなぁと思いながらいった病院でね」 「パンツ1枚で横になって」 「先生が俺の胸に手を当てたり,頭から足の先まで針差したり,電気通したり,マッサージしたり」 「先生,俺の悪い方の腕を持ってこれも直そうか」 「でも,俺には凄いショックというか,なんかね凄すぎる一言で」 「でね,声が出るんですよ.嘘みたいだけど声が」 「で,先生が言うんだな.明日は大丈夫だよ」 「俺もいつかあの一言のような唄を書いて唄いたい」


[1999/05/31]

BAY-FM 「始めたら始まりさ」.

「目が覚めたら雨で」 「辺りは薄暗くて,なんだか寒くて,なんだか置いてかれたような気がした」 「まだ,眠たかったからもうちょっと眠ってみたら, 今後は後ろから左の膝の裏を刺されて振り返ったら撃たれた」 「全くわからん」 「窓からちょいと顔を出してみるけど,寒いだけでもうこれと言って, どうにもなるわけでもなくて」 「どうしたもんかってキターなんか持って,元気の出る唄なんぞ一つ書いてみよう」 「景気良くはじめるんだけど」 「気持が違いすぎるもんだから」 「よろしくない」 「じゃあ,好きなCDでも聞こうか」 「かけてみるんだけど」 「敵意を持って聞いてしまってるんだね」 「大変よろしくない」 「なんにもしないでいようって横になっていたら,猫がやたら走り出した」 「うちの猫がこうやって走り出すときは,遊ぶかって俺を誘っているときか, 排便準備のときで」 「一通り走り終わったら,トイレに行って足場を固め出した」 「奴がトイレに入ったら,できるだけ見ないようにしてあげるんだけど, 奴が用を足してるときの顔がなんともよくて」 「ちょっと見てしまう」 「で,終わったら,はよこれ片付けろってやるから, はいはいって片ずけるんだけど」 「今日は唄が猫のうんこに負けた」

「友達が突然会社を首になって」 「何がどうしてどうなったか理解するのに少し時間がかかったらしい」 「頭に来たり,悲しくなったり,何しろ不安がどどっと押し寄せてきて」 「でも食っていかなきゃなんないわけで,きついね」 「今度は,久しぶりに,ほんと久しぶりに会った友達の話」 「突然,本当に何年ぶりかに電話があって」 「じゃあ合おうって旨い酒飲んでて」 「懐かしい話を一杯して,この先の話を少しして」 「最後は殴り合いの喧嘩になって」 「鞄を忘れて帰ったもんだから,次の朝,こりゃまた, どう言えば良いもんかと,難しい思いで電話かけて」 「留守番電話だったからなんか切ったりして」 「そしたら,すぐかかってきた,昨日はごめん,俺もごめん」 「でまた,次の朝,鞄を取りに来たんだけど,なんかもうちょっと照れくさくて」 「二人とも怪我なんかしてて」 「また連絡するよって分かれたんだけど,もう合わないかもしれんし, また何年か後にとっさに連絡があったり,連絡するかもしれん」 「しかしね,いい歳してなんだかね,でも友達だからね」


[1999/05/24]

BAY-FM 「始めたら始まりさ」.

ノイズのため,何言ってるか分かりませんでした.うーむ.


Last modified: Sat Sep 25 13:32:16 JST 1999