BAY-FM 「始めたら始まりさ」．
「もし，自分のからだのパーツが新品と取り替えられるとなったら どこかな．顔と歯と目と肝臓と人造，ついでだからながーい足． 毛の生えた心臓も．腕は長い付き合いだしこいつでいいや．あとは， パンツの中．すごーいてって言われるような．」 「突然ですが，日向ぼっこがしたくなりました．ぽけーっと． 言葉がいいね．今週中にビールとたこ焼き持って．一人じゃいやだから いろんな人に声掛けてみようかな．でも，あんまり大人数になると ひなたぼっこの"ぼっこ"って感じがなくなるね．」
「言葉のイメージの持ってる暖かいのは"たき火"かな．でも，この辺じゃ よっぽど広いところじゃないとできないな．」 「この前，部屋が煙っぽいんでこんなにタバコすったっけと思って 換気しようと思って窓開けたっけ．すごい煙が入ってきたんですね． 火事だとかと思ったですよ．で，窓からのぞいたらとなりの家で たき火やってるわけですよ．火はすごい燃え上がってるし，人はいない ですし．あれ，人がいないわけですしたき火じゃないな．」 「丁度そのときに札幌から血のつながってるねえちゃんが来てて， 火も収まったようだし，何十年ぶりかに二人だけで向かい合うわけ ですな．照れたりしながら3人の子供の話を笑ったり泣いたりしながら するわけです．一通り話終わったところで，急にあらたまって 秀樹に謝まらんといけんことがあるんよ，って言うんですよ． 小っちゃいとき一回，片手のくせにって言ったことがあったじゃろ， ごめんねって．40歳と38歳が8つと6つに戻ったような， 窓開けたら，山と田んぼがあるような．日向ぼっことたき火を一緒に やってるようなあったかい時間でした．」
BAY-FM 「始めたら始まりさ」．
「むかしは宝くじ買わんかったのに，いつ頃から買うように なったのかな．昨年くらいからかな．当たったときのことを 考えたりして．当たったらマンション欲しいなとか，自分のアルバムを 買うとか．かと思ったら魔法瓶欲しいなとか．ハズレててもなんか 手違いがあったんじゃないかとか思って，取っといたりするんですね．」 「当たったらうれしいだろうな．かなりの問題は金があったら何とか なるってことが多いから．いやだね，でも欲しいね．当たっても人には 教えないって人がいるけど，おれは隠してもすぐにばれそうだね． 金なんか持ったら，普段怒ってることまでやたら寛大になってまあいい じゃないかってなったりするんだろうか．」
「これまでくじで当たったことあっただろか？自転車買ったときに 洗剤が当たったくらいかな．忘れただけなんかな．」 「忘れちゃいけないことほどよく忘れていってるね．なんとかしたい ですね．しんどいこととか，つらいこととかは毎回新しくしんどかったり つらくなったりするけど，うれしいこととかありがたいこととかは， すぐに慣れるっていうか忘れるっていうか．なかなか新しく うれしかったり，ありがたくなったりしなくなるんですね．だめですね． 恥ずかしいですね．厚かましいですね．かっこ悪いですね．」 「うちの近くに駄菓子屋さんがあって，子供が駄菓子食べてたり． くじひいてたりするとなんか安心するね．」 「何かをみたり，誰かといたりしてうれしかったり腹が立ったりする けど，一番うれしいことと，一番腹の立つことは自分のなかにある からね．ま，そんなこんなで前へ前への俺としてはちょびっと， もたついてる気もしますが，これからですね．」
最後の方が，自分自身に言い聞かせるように，前向きに頑張っていこう って感じの話になってるのがすごい印象的です．こういうことを聞くと 自分自身ももっともっと頑張らないと，って思います．
BAY-FM 「始めたら始まりさ」．
「ガキの頃はうちには電話なかったな．昔は高かったし，東京 来てもしばらく買えなかったです．電話ついたときはうれしかったな． でも，いつ頃から苦手になったな．なんか照れてしまう．」 「fax 買ったとき，松田さんから最初の fax．上半身裸でどうだって 書いてあった．時々来てた早川さんの fax もおもしろかったな． おれは元気じゃありませんって．」 「いつかのツアーで，いずみちゃんが打ち上げの時，少し離れてて ずっと泣きながら電話してたときがあって，もう何時間も． 時々だいじょうぶって声を掛けるんだけど，そん時はみんな 酔わんかったな．」
「この前のリハーサルの時は1回しか飲まんかった．ツアー中も ほとんど飲まん買ったような気がする．酒やめよっかな． 酒やめてみたら夜いっぱい時間あるね．でもやめたら体に悪そう やからやっぱ飲んでよ．」 「昔はライブの時も飲んでたよな．今やってたら体持たないな． 夜しか泳げないのツアーの時くらいまで飲んでやってたかな． 二日目歌ってる途中，胃だかどこだかつってこけたね．あん時は， みんなすごい飲んでたな．」