お宝自慢

私のとっておきの一品をご覧ください!

辻修の深い藍色の小皿

辻修の小皿

有田に帰った時、知人の陶芸家辻修の工房を訪ねた折、「好きなもんば持っていかんね」といわれ、有難くいただいたのがこの4寸皿。辻家は代々上絵付け師ながら、辻修が焼き物を始め、黒髪山で窯を営む。古代黒呉須、深い藍色の染濃細密画が斬新で、私を魅了する。

金ケ江 三喜男 (新聞社)




(管理人註)金ケ江さんは伊万里の陶祖・李参平(日本名・金ケ江三兵衛)の子孫にあたります。現在、陶芸家金ケ江省平さん(44)が父義人さんから陶祖李参平窯を継承、第14代金ケ江三兵衛を襲名している。

九谷焼の赤い壺

九谷焼の壺

母は九谷焼が好きでよく金沢に旅行していましたが、この壺はいつのまにか都城のわが家の玄関の靴箱の上に居座っていました。実家はむかし風で玄関が広かったせいか真っ赤で大きなな壺ですが、朝に夕に眺めるうちにやがて気にもならなくなっていた気がします。形見にもらって東京に持ってきましたが、壺が大きいので現在の家では飾るスペースがありません。耳が四つあり古い九谷らしい感じが気に入っています。高さ35センチ。

小山 裕子 (雀のお宿)

萩焼のお銚子

萩焼のお銚子

私は島根県の岩見の出身ですが、海沿いをバスで少し行くとすぐ山口県、萩の町です。そんな縁で萩焼を愛用しています。昔から「萩の七化け」といい使い始めると味わいが出て肌になじみます。このお銚子は2本セットで、1本は使用中ですが、色の具合が並べてみると歴然の変わりようです。なのでまだ未使用の方をご覧ください。温かみのある色合いがいいでしょう。萩にはお酒もいろいろありますが、旭鶴、宝船、福娘、どれも美味しいですよ。

佐々木 秀美 (スケッチブック)

黄瀬戸抹茶茶碗「唐衣」

黄瀬戸唐衣

昨年の世田谷ボロ市で見つけた抹茶茶碗です。やさしい淡い色だしてるな、と気に入って購入しました。どこかで見たような、で調べてみると北村美術館所蔵の「唐衣=からころも」の贋作というより、よくあるコピーした「現代もの」と判明。この黄瀬戸茶碗でお薄でも味わうのもよろしかろう、ということでボロ市の掘り出し物でした。高さ9.5センチ。

大谷 みなみ(曼珠沙華)

白磁の筆筒

白磁の筆筒

お祝いにいただいた東国窯「白磁の筆筒」です。筆筒とは毛筆を何本か立てて入れておくもの。東国窯は韓国・利川の高麗青磁白磁の第一人者で、方徹柱氏の窯元。この白磁には馬で旅する主人と2人の従者が描かれています。釉薬が厚くかかった部分はほのかに青みがかっており、白い部分を浮き立たせています。白磁のもつ優しい透明感のある美しさが気に入っています。

甫ドンフン (システムエンジニア)

ティファニーのカップ&ソーサー

ティファニー

これが私の飾り棚に来て、かれこれ四半世紀がたちます。そのころパリに住んでおりましたが、仕事でよくフランスの地方にまいりました。フォアグラの取材でラスコーの洞窟で知られる、ペリゴール地方を訪れていたある日のこと。ふらっと立ち寄った村の古びた骨董屋さんでこれに出会い、手に取ってみると、なんとティファニーでした。ドルドーニュ川流域のブラントームという、思い出すたびにため息が出るほど美しい村でのことでした。

吉村 葉子 (作家)

柿衛門 寿牡丹花鳥花瓶

古伊万里柿右衛門

これは古伊万里・柿衛門窯の寿牡丹花鳥花瓶です。現在口縁部分を補修中で、写真では見えませんが胴に貫入があるため出荷(ヨーロッパに輸出)しなかった可能性がある品物です。柿衛門の特徴である白磁に赤黄青緑の四色で絵付けされ、牡丹花を中心に梅も画かれているが、鳥の代わりに蝶が描かれている図柄は珍しいです。傷がなければ私ごときには手に入らないであろう1800年代、江戸後期の逸品です。高さ約25cm。

小林 誠 (電鉄会社)

古伊万里のご飯茶碗

古伊万里のご飯茶碗

僕の大好きな伊万里焼を紹介させてください。伊万里の蒐集を始めたのは1970年頃で、その頃この様な食事などの雑器は骨董の範疇とされていませんでした。安価でしたよ。蒐集するには良い時代でした。麒麟のご飯茶碗には「角福」の窯印があります。これは柿右衛門手と言われています。信じられないくらい描き込まれていて、一日に何個絵付け出来たでしょうか…、絵筋も錬達の絵師によるものです。こういった素朴な器が好きなのです。

高松 潤一郎 (画家)

波佐見焼の湯のみ

波佐見焼の西浦琴峰

20数年前、有田に行った時、立ち寄った店で気に入って即購入(フタは紛失)。網目を施した部分がおしゃれで断熱効果も抜群。この湯のみだと「あちっ」となることがなく愛用している。有田で買ったが、後に網目技法を得意としている長崎の波佐見焼の西浦琴峰作(琴峰窯)であることがわかりました。白磁の美しさと、呉須で絵付けされた染付がいい味出してます。

北島 正常(新聞社)

私の作ったビアグラス

私のビアグラス

ビアグラスは、お世話になった外国人夫婦へのお土産に作ったもので、陶芸教室で焼いたものです(たたら作り:荒目土)。とても気に入って貰えました。日本の文化に触れられるし、出来上がりにトキメク瞬間もあり(そうじゃないこともありますが)、気晴らしにもなるので陶芸は気に入っています。 秋にむけてハロウィンのカボチャ提灯を作ります。

庄司 真知子(翻訳家)

唐津十三代目・中里太郎右衛門の中皿

中里太郎佐衛門の中皿

唐津焼は北朝鮮より陶技が伝承され、肥前の風土に培われ独特のものとなりました。素朴な絵文様、簡略な型、渋い色調と砂気の多い黄白色、茶褐色の土に特色があります。古唐津を再現し併せて現代に調和する陶器を目指している、太郎右衛門は、「われわれ陶工は作品の八割ほどをつくりあげた未完成なもの」 最後の二割ほど(最後の仕上げ)は使用になる方のお手入れ次第と言っています。そもそも陶器は良くも悪くも、その持ち主の愛情によるものなのではないでしょうか。

木村 博信(出版社)

金城次郎のイッチン掛けの盃

金城次郎の盃

一般的には、読谷で家族総出で作ったエビ、カニ、魚が有名ですが、これは壺屋時代の作。釉薬も、機械を使わず、手作業で砕いていたので、粗く、琉球陶器素朴な味がある。イッチン掛けとは、釉薬をケーキ作りの時クリームを絞り出すのと同じです。無心に短時間に仕上げられ、遊びやリズム感が有ります。私は、この伸びやかな模様が、作者の制作中の息遣いを感じます。

当時、民芸運動の柳宗悦や濱田庄司等が窯場に来て、金城に薫陶を与えています。亡くなる迄の数年間に大量に生産された、この時代のは、そんな理由で評価は低いですが。

片山清明堂主人


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