ギャラリー稲陶

陶芸の散歩道を語らいながらご一緒に……。
東京稲城市第四文化センターの陶芸クラブの作品をご紹介します。

テーマは “私のお気に入り作品" です。


わら灰耳付水指し

荒田1

 越前の粗め土で大きめの水指を作りました。自分にとってはかなりの大きさでしたが、変形なく、蓋もぴったりでなんとか形になりました。 まずは素焼きを黒天目釉にどぶ漬け。その後わら灰を流し掛けしましたが、一度めは量が少なかったので再度重ね掛けしました。

荒田2

 本焼きの結果は残念と喜びの2つが現れました。残念は黒天目が真っ黒に出ず茶になってしまったこと。喜びは重ね掛けしたわら灰が見事にレース模様に流れて、しかも望外の二重に流れてくれたことです。

荒田3

 釉がけや本焼きの成果は本当に運まかせ? なかなか期待通りに出ないところが陶芸の一番の魅力ではないでしょうか。 (径21、高さ19センチ)

荒田 みわ子 (陶友)    


焼締めの菓子器

加川2

 自然な風合いの焼き締めが好きです。ロールで伸し、菱形にカットして手びねり風な丸みを出しました。土は越前の粗めだと思いますが、サヤに入れて焼いたところ黒く焼き締まり、落ち着いた菓子器になりました。

加川1

 取っ手は細めのアケビをお湯に通し、柔らかくして樹皮付きのままで編み込みました。和菓子や可愛いカラフルな小さなお菓子をざっと盛り付けても似合うのではと思います。  (長径25センチ)

加川 敬子 (陶窯)    


辰砂の八角花瓶

YM1

 信楽の特コシ白に 辰砂釉をかけました。 よい具合に辰砂らしい色が出、 白くなった部分は青白く、 窯出し後に全体に貫入が入りました。

YM2

 (反対側) 辰砂は釉のベースに銅を加え、 還元焼成で炎の状態によって窯変が起こり、 変化に富む朱紅色の発色が期待できます。

YM3

 その赤はその色の違いによって、牛血紅(ぎゅうけつこう)、桃花紅(とうかこう)、火焔紅(かえんこう)などと呼ばれます。 (H18×W13センチ)

Y.M (土と炎)    


花 器 「緑 陰」

土井1

 用の器を主に造ってきたが、 久しぶりに花瓶を造りたくなった。 土は古信楽。

土井2

 形と重さに注意して成形を心掛けた。 釉薬は最近そば釉が気に入って、 下地に何をと思い、 試しに梨釉をやってみた。 そば釉は見事に緑色が出る。

土井3

 梨釉も薄くしたので白がまだら模様となって下地の役割をし、 そば釉とケンカしてないので 無事丸く収まっている。 (H15×W14.5センチ)

土井 一三 (陶楽)    


とんぼ (カフェオレボウル)

堤1

 素焼きに大好きなとんぼの絵を描きます。 青いとんぼは呉須。 赤いとんぼは陶芸の赤絵の具。 もうとんぼの茶碗や小鉢はいくつ作ったことでしょうか。30個以上だと思いますが、描いたとんぼも数知れず…。 だんだん手慣れてきて、 スイスイかけるようになったので、 とんぼもいつしかスイスイ飛んでいるように見えるようになったかな。

堤2

 土は瀬戸半磁器。 ロクロで挽いてボウル状に。 本人はカフェオレボウルのつもりですが、 小どんぶりという説も。  笑

堤3

 カフェオレボウルは大きめでちょっと厚めで、ぼったりとしていて、包つみこむと手のひらに温かみが感じられます。コーヒーやカフェオレ以外の用途は、やはり小どんぶりとして使うことでしょうか。

堤 栄子 (陶源)    


越前の梨小鉢

寺尾1

 日用使いの小鉢です。 お惣菜を装えば優しく見え、 スープを装えばほっこりとします。 小物ならではの味わいがあります。

寺尾2

 土は越前の荒土で、 成形しやすさと 手触りが気に入っています。越前焼きは本来土ごころで、 釉薬をかけない自然の風合いが魅力とは思いますが、

寺尾3

 今回は稲城の梨釉を 薄がけしてみました。 (還元焼成 14センチ)

寺尾 和子 (釉の会)   


白いさんま皿

中村1

 秋のさんまを自分のお皿で味わいたいと作りました。

中村2

 土は京赤。 タタラに伸ばしてカット。 溝を彫り、 そのミゾがはっきり見えるように薄めの梅釉にドブ浸けしました。

中村3

 裏側は付け高台で少しだけ高さを出しました。  ごく自然な感じに焼き上がりました。お魚が美味しくいただけそうです。 (酸化焼成 27×10.5センチ)

中村美佐子 (うつわ)   


炭化焼き締めの香炉

毛利1

 白檀などを焚いて、ときにお香を楽しみます。

毛利2

 蓋は茶碗の形にロクロで引いて、半乾燥の状態で逆さにして煙を出す三角穴をカットします。 仕上げに摘みをつけます。

毛利4

毛利3

 土は京赤、備長炭でサヤに入れて焼き締めますが、火の加減や炭の置き方で香炉の表情がいろいろ変わります。 でも、これはというのはなかなか出ません。 差しあげたりするのでたくさん作ります。

毛利 すみえ (陶楽)   


小さなすり鉢

恩塚1

 ごますり用のすり鉢です。とんかつソースに白ごまを加えて一緒にすったりして使う実用品です。

恩塚2

 土は赤の1と赤の5。 口縁から1.5センチ下の見込みをクシで削り、外側に絵の具で花模様を描き、透明釉をかけました。

恩塚4

 焼き肉にワサビ、暑い季節にはソーメンに生姜を摺ってみましょうか。

恩塚  清子 (陶源)   


金窯変の兜

伊東1

 春夏秋冬、季節のものが好きで、五月にちなんで兜(かぶと)を作りました。

伊東2

 土は京赤。 さやに入れて蓋を閉め、備長炭を入れ、還元。
さや焼き締めはきまぐれ。でもごくたまに思わぬ、(ちょっと期待はしていますが)緋色など期待以上の窯変を見せてくれることがあります。


伊東3

 今回はなんと、 鉄分が美しい金色に発色した 金化窯変が得られました。 兜が輝いて見える うれしい贈りものです。

伊東 玲子 (陶楽)   


黒陶器のお重

篠原1

 黒泥土で二段の重箱をつくりました。 (直径20.5センチ、高さ18.5センチ)

篠原2

 ロクロで成形後、いっちんで装飾し、ふたと底面に白泥を施しました。 少し乾いてから、いっちんで盛り上がったところの白泥をスポンジで拭き落としました。


篠原3

 苦労したのは上下の大きさを揃えること。 素焼きまではピッタリ重なっていても、本焼きでズレが出るので、いくつも作り直しました。


篠原4

 当作品はなんとか首尾よく重なりましたが、まだまだベストではないので、また挑戦したいと思います。 (透明釉/還元焼成)

篠原 直美 (うつわ)   


愁い

毛利1

 壺の名前は「愁い」。 寸法は高さ38.5センチ、直径33センチ。
活花の名前は「流れ」です。

毛利2

 活花は昔、祖母が1年中花を活けていた影響もあり、学生時代に始めました。 若い頃は帰省するたびに活け、最近は正月に高さ50センチの壺に活けていました。 陶芸をやるようになり、いつか自分の作った壺に花を活けたいと思うようになりました。


毛利3

 これだけ大きいと焼くのが大変です。 陶源の皆様のご協力を頂き焼くことができました。とても感謝しています。 この花は朗読の会の発表会に展示したもので、すべて我家の花を使うことにこだわって活けました。 長年の夢がかないました。

毛利 知重 (陶源)   


レースの菓子器

毛利1

 黒御影土をたたらにして、レース模様をプレスしました。 模様をつぶさないようにボウルに落とし込み形を整えます。

毛利2

 少し硬くなったら筆でレース模様に白泥を少々……。  あとは乾燥させ、素焼きを薄めの「上澄み」の梨釉にドブ浸けしました。


望月3

 背景は暗い落ち着いた色ですが、白いレース模様が、ほんのり優しく浮き出て、お菓子を引き立ててくれそうです。

望月 久恵 (陶窯)  


扁壷花瓶

植野1

 赤土のヒモ作りで「へんこ」な花瓶を作りました。

植野2

 どちらが表、どちらが裏というわけではありませんが、表は白土で象嵌ふうに、裏はベンガラで仕上げました。  土が乾燥する前に撥水剤を面で塗り、針で絵柄を刻ります。凹んだ部分に表は白土を、裏はベンガラを練り込みます。


植野3

 そのあと素焼きしますと、地に絵柄が残りますので、 全体に透明釉をかけました。

植野 久義 (釉の会)  


酒器とぐい呑み

佐藤1

 秋の夜長をちびちびと愉しみたい、 で、小ぶりな酒器とぐい呑みを作りました。

佐藤2

 土は備前。さやに入れて焼き締めましたが、自然な風合いが美しいと思います。

佐藤4

佐藤3

 取手はアケビの蔓を編みましたがいまいち。(笑)  本体高さ9.5センチ。

佐藤 崇倫 (釉の会)  

小さな水指

荒田1

 備前の土が好きです。 そしてこの形、 蓋物が好きです。 何点か作ったうちの一つ、 かわいい取手が気に入っています。

荒田2

 焼き締めで還元焼成。(備前土/高さ10cm、幅17cm)

荒田3

 何をするでもなく、ただそこに置いてあるだけで気持ちが落ち着く、お気に入りの作品です。

荒田 みわ子 (陶友) 


うずまき紋の急須

小田1

 急須に初チャレンジしました♪ 底の立ち上がりをずっしりしたカンジにし少し縦長に作りました。黒泥に3号透明をかけ、模様はスポンジを型取ってうずまき状にし、チタン失透釉をスタンプ。かすれ具合がシックなおもむきを出してくれました。

小田2

 よく見ると取っ手が大きかったかなぁ。 つける時に気づくべきでした…。セットの湯飲みは3つ作りました♪ 同じ形、大きさに揃えるのは難しいですね。

小田3

 湯切れが少し…。 注ぎ口はまだ研究の余地があり、急須は奥が深そうです。

小田 美和 (薫陶) 


クマモン

武内1

 かわいい動物が好きなので作品にしています。今回は熊本の人気のキャラクタークマモンをイメージして作りました。

武内2

 ほっぺの赤いおてもやんがよく発色しました。ヒューステンのSC釉を使いました。全身は黒ではなく、茶が入った黒で、グリズリー(はいいろぐま)ぽくなりました。

武内3

武内4

 土はトッコシ、頭と胴体はロクロでひいて接着しました。

武内 信之 (陶友) 


椿の彫り小鉢

松下1

 京白土で小鉢を作りました。高台を整えたあと、椿の花を浮き彫りにしました。

松下2

 半乾燥状態で絵柄をあて、ボールペンでしっかりなぞります。土に写した線画をさらに彫刻刀で彫りさげていきます。ひと鉢に4つの同じ絵柄を彫りますが、3時間ほどかかりました。

松下3

 このシリーズでは京白のほか赤土の鉢など都合3鉢作りましたが、一花彫るごとに少しずつ作業に慣れ、なめらかにきれいに彫れるようになりました。素焼きを透明釉に浸けました。

松下 昇 (陶源) 


グラタンの絵皿

関2

 この季節、食卓をはなやかに彩るグラタン皿を作ってみました。 浅い平皿のイメージなので、本体は京赤土で型づくりしました。楽しさを表現したいので、取手はヒモを2本ひねってつけました。半乾燥で絵を描くための白化粧を施し、皿は数点作りました。

関4

 素焼きで、左右の白いキャンバスに絵の具で絵を描きます。なかなか上手く描けませんが、それでも何枚か絵付けをしているとだんだん手が慣れてきます。 このお皿がわりとよく発色してイメージに近い焼き上がりになりました。 草花をモチーフに描きましたが、赤がきれいに発色しました。

関3

 グラタンにかぎらず何にでも使えて重宝しています。

関 初枝 (陶源) 


サルトリイバラの絵皿

植野1

 黒い額縁のなかにサルトリイバラを描きました。

植野2

 型でだ円の皿を作り、縁にコロコロで文様を彫ります。半乾燥したら真ん中に四角く撥水剤を塗り、ひっかいて筋書きで絵がらを彫ります。 素焼きしたら、彫った絵がらのスジに色を入れ、全体を透明釉にひたします。

植野3

 釉が引いたころ四隅を黒天目に浸し、還元で焼成しました。額縁に入った絵のように見えるでしょうか。

植野 久義 (釉の会)  


みどり梨の花瓶

増田1

 たたらの板づくりです。 段ボールや厚紙で支えて板を貼りドベでつなぎました。 土は信楽白の粗目です。

増田2

 素焼きを古い梨釉にドブ浸け。数分後、最初のうわぐすりが引くのを待って、2回目、同じ梨を口縁から2センチほど浸けました。 本焼窯を開けてビックリ、なんとみどり色に発色しているではありませんか。 釉をとり違えたのかと確認しましたが間違いなし。

増田3

 この不思議は何年も寝かせた釉のいたずらだったかも知れません。 還元、高さ20センチ。

増田 育子 (陶楽) 


サンタクロースのランプシェード

小鈴1

 古信楽の白土で三角錐のボディーをロクロで作ります。 帽子を曲げ、目やひげをつけます。 服には模様のようにポンスで穴を開けます。 服の色はヒューステンのカラー絵の具。

小鈴2

 黄〜赤〜青〜紫と色が変化するLEDランプを中に置くと、 サンタさんの赤い服のあちらこちらから光が漏れ、 この季節をより楽しませてくれます。

小鈴3

 赤サンタ、青サンタ、夏過ぎからせっせと作り、 やっと今頃、友だちにプレゼントできました。

小鈴 美子 (釉の会)  


ラベンダーの贈りもの

清水3

 友だちへのプレゼントに香合を作り、ラベンダーの花を入れたいへん喜ばれました。ほかにも染付けの香合を作り、家でも香りを楽しんでいます

清水0

 ロクロで球体を作り、少し乾燥させてからカッターで上下に切り分け、底を削りました。軽くかわいらしく作るのが大変です。

清水3

 伊賀赤土に青銅マット釉。還元焼成。

清水 末子 (薫陶)  


紅葉小鉢

渡部1

 素焼きに下絵の具で彩色し、色絵の作品に挑戦しました。

渡部2

 今回は色の出具合を見るために事前に酸化で「ロマンスレッド」のサンプルを作って焼成。鮮やかな赤が確認できたので本番に臨みました。

渡部3

 土は古信楽の細目をロクロで引きました。透明釉をかけたところ温かみのあるクリーミーな白鉢になり、紅葉の絵柄もイメージに近い色に焼き上がりました。 直径14.8センチ。

渡邊 貞信 (薫陶)  


焼しめ花瓶

釉の会綿貫

 ロクロで立ち上げました。 気に入っているところは首と肩の段差で、角の切れ味がすっきりシャープなところです。

釉の会綿貫2

 土は白御影の荒目。 素焼きを塩水に浸け、(黒くなっているところは)茶こしでサラサラと「土灰」を振りかけました。

釉の会綿貫

 表面の白いつぶつぶが不思議な肌合いに焼けました。塩水に浸けたせいなのか、どうしてこうなったのかよく分かりませんが、こんなところが陶芸の魅力なのかもしれません。 高さ17cm

綿貫 妙 (釉の会)  

釉の会綿貫

白信楽のとり鉢

釉の会佐藤1

 皆が集まって賑やかに食事するときのとり鉢です。 白いうつわに合う、家内が得意の肉じゃがを意識して作りました。

釉の会佐藤2

 白信楽土で大鉢を作り、まだ柔らかいうちに手製のコロコロで大柄な文様を押しました。

釉の会佐藤3

 素焼きに呉須。 太い粗筆で地肌が白く残って見えるように彩色して透明釉にドブ浸けしました。 直径31センチ。

佐藤 崇倫 (釉の会)


仲良しの寄せ植え鉢

釉の会植野

 縁に子供たちが並んだ 草花の寄せ植え鉢です。

ツカダ2

 子供や孫たちが喜んでくれる陶器を作りたかったのが始まりです。 小さな孫たちが遊びまわる様をデッサンし、 イメージして作りました。

ツカダ3

 本体は信楽の赤土ほか、 子供のフィギュアは特コシ白に彩色しました。 鉢の中は無釉、 周りと子供たちは透明釉を筆で塗りました。 直径22センチ。

塚田 道子 (陶楽)  


井戸急須

釉の会植野

 ロクロで立ち上げて、別途に作った部品を繋ぎました。 注意を払うのは注ぎ口です。 急須で湯だれはあってはいけません。

釉の会植野

 タテに「酸化鉄+鬼板」でラインを入れましたがコレがじんわりアクセントになって、地味にこの急須の味になっているかも知れません。土は福島釉薬の赤系の井戸土。

釉の会植野

 土灰釉をうすめにかけました。定番ですが持ちやすい、使いやすい形です。

植野 久義 (釉の会)  


黄瀬戸の皿

土と炎松本1

 古美感のある黄瀬戸で、気に入っています。 土は織部の白土。

 黄瀬戸の作陶には通常に比べて二手間プラスされます。一つは皿の口縁の飾り加工。もう一つは絵付けです。 皿の周囲は半乾燥で手製の木綿針で削ります。本焼でここからヒビが入らないよう、ふつうの陶芸針より細めのものでていねいに刻みます。その後で高台を成形します。 絵付けは先端を細めと太めの2種類にカットした竹串で一気に描きました。

土と炎松本2

  この作品は胆パンも釉薬もきれいに発色してくれ、私の大切な一枚になりました。

松本 みどり (土と炎)


飛翔文様鉄絵鉢

陶窯鈴木

 少し白土を加えた赤土。ロクロで中鉢に引きました。 素焼きに、濃いめのベンガラで鳥が大きく羽ばたく様を描きました。

陶窯鈴木

 太めの鉄絵のラインが、どぶ浸けした梨釉をおしのけて現れてくれました。

陶窯鈴木

  ちょっと抽象的でアートっぽい感じがして、わりあい気に入っています。 直径24センチ。

鈴木 幸子 (陶窯)


砥部風 唐草の鉢

うつわ篠原1

 白地に藍が爽やかな呉須絵。なかでも現代においても尚シンプルな唐草文様にこだわる砥部焼が魅力的です。 たまたま見た雑誌に載っていたので、いつかトライしようとファイルしておいた写真を参考にしました。

うつわ篠原2

 成形後すぐに古代呉須で文様を描きました。 呉須は濃いめと薄めの2種類を準備。 ふつうは素焼きしたあとに染め付けしますが、今回は生描きしてから素焼きし、透明釉をかけました。

うつわ篠原3

 素焼き前の絵付けは、素地への食いつきが良いような気してやってみました。

うつわ篠原4

 四つ並んだ絵付けした素地鉢。 奥の皿の本焼が下の写真ですが、染め付けが「クッキリ」ではなく「シットリ」しているように思います。

うつわ篠原5

  どれも涼しげなうつわになりました。上にのる素材を選びません。白、赤、黄、緑、茶、どれにも馴染みやすい食器です。

篠原 直美 (うつわ)


白マット掻き落とし花瓶

陶窯山田1

 玄関やお仏壇に添えるお花を、短く切らないでそのまま大きく飾りたい。だから大きな花瓶が欲しい、そんな思いで作りました。

陶窯山田2

 ロクロではとても立ち上がらない高さなので、自宅でひも作りしました。土は黒御影。白マットをかけたあと、単調なのはつまらないので、思い切って上から釉を掻き落しました。

陶窯山田2

  窯から出して見ると、下から上に枝が伸び上がっているような模様に見えました。少し曲がってしまいましたが、これぐらいがいいかな、と思います。 (高さ31cm・還元焼成)

山田 美沙緒 (陶窯)  


伊賀風焼締花瓶

土と炎山中1

 さやに入れた焼締めは、ときに思わぬ歓びを運んでくれます。

 ひところ焼締めに心躍らされた時期があり、盛んに焼締めに挑戦しました。私の方法は、下に籾殻を敷いたあと入れる炭は雑木炭です。サヤの蓋は火の通り道をわずかに開け、密閉はしませんでした。これが功を奏したかどうかは不明ですが、炎の形に驚きの金彩が出ました。

土と炎山中2

  近ごろは手に取れるサイズの茶碗、茶器ばかり作っていますが、また大きな作品にもチャレンジしたいと思います。 高さ25センチ。

山中 美津 (土と炎)  


柿釉の急須

陶楽土井1

  わが陶楽のロクロは夜の部なので、何をつくるにも2週はかかります。まずは京赤土をロクロで引き、本体とフタを作り、翌週、口と取手等のパーツを作り合体させました。茶濃し穴は傘の柄を回し入れてあけています。穴は表側より裏側=急須の内側のほうが大切です。

陶楽土井2

 柿釉は流れやすいので、腰水して腰より下に釉薬が厚くかからないようにしました。また釉がけのあと雑巾で拭いて濃淡の景色を出してみました。

陶楽土井3

  急須を作るポイントは、注ぎ口の湯だれがないこと、そして軽いことです。これがなかなか難しい。いつの日か、この使い心地とデザインがベストマッチングな急須を作ってみたいものです。

土井 一三 (陶楽)


マーブリングな器たち

うつわ中村美佐子1

うつわ中村美佐子2

 マーブリングとは、大理石=Marbleに似た美しい模様。もともとは水面に墨汁や絵の具を垂らし、水面に浮かぶ墨汁や絵の具の模様を紙に染め取る絵画技法です。西洋にもイスラム文化圏の精密画など、世界各国にこの技法を応用した美術がありますが、陶芸でもいろいろ工夫して楽しめます。

うつわ中村美佐子3

 京赤土と京白土の2種類の粘土を練り合わせます。ロクロを引いているときは模様ははっきりしませんが、削るときれいなマーブリング模様が見えました。

うつわ中村美佐子4

  同じ土で、カップと市松皿を作り、酸化と還元で色の出方の 違いも試してみました。還元では白色と灰色に出色、酸化ではクリーム色と茶色に出ました。どちらも気に入っています。素焼きに3号透明釉をかけました。

中村 美佐子 (うつわ)


焼締面取壺

森_陶窯1

 壺をさやに入れ焼きしめました。

森_陶窯2

 土は越前粗土。さやに籾殻を敷きつめ、素焼を入れ、まわりに備長炭を立てて入れます。これまで何度かさや焼をしましたが、炭が多いと黒くなることが多かったので、この時は炭は少なめに、スキマを空けてゆったり入れました。

森_陶窯3

  窯出しでは突然現れた赤い景色にビックリ! 思わず「やった!」と心の中で密かにガッツポーズ。原因が炭かどうかはわかりませんが、こんな驚きがあるから陶芸は面白いんですね。 (高さ23cm、幅10cm/還元焼成)

森 保子(陶窯)  


フクロウの八角皿

釉の会小林1

 土は半磁器。 素焼きに下絵を描いて透明釉。 佐藤さんから借りた八角皿の型作りです。 (直径19cm)


釉の会小林2

 無釉焼き締めが好きなのであまり絵付けはしないのですが、フクロウを描いてみました。 下絵の具はヒューステン。 やや値段が高めですが発色は良いようです。 さて、この皿に何を盛りつけようかな? 

釉の会小林2

  今回は還元だったので、酸化焼成でもチャレンジしたいと思っています。

小林 一三(釉の会)  

春夏秋冬

望月 久恵1

 土は越前と何かを混ぜた土。 酸化鉄で文字を書き、呉須でアクセントをつけました。 書いた文字が生きるように、うすめに梨釉を掛けました。


望月 久恵2

 文字は、今回が初めてで、ふだん焼き物に書いたことはありません。 それはお寿司屋さんのお茶碗になるのがいやだったから…。 それがこのときはスムーズに手が動きました。 筆がうまくさばけ、生き生きした文字が書けたように思います。

望月 久恵2

  主人がいままでで一番いい!、と言ってくれました。
(高さ17cm、幅14cm/還元焼成。)

望月 久恵 (陶窯)

くし目文様焼締め花入れ

毛利すみえ1

 高さ30センチの大物を陶楽のメンバー全員が作る。そんな命題から生まれた作品です。ふだんの自分では考えられないサイズでしたがトライしました。練習作も含めて都合3個作り、うち2個を素焼き。一番気に入った1つを本焼きしました。


毛利すみえ2

 土は越前の粗目。素焼きを濃いめの塩水に浸け松灰を掛けました。その灰釉はイメージ通りとはいかないものの幾筋か流れて、うれしい景色を見せてくれました。

毛利すみえ3

  よく、焼きしめ花器は水が腐らず花もちがよいと言われます。 私も、草花を生けるなら「花を活かすのが焼き締めの身上」との思いもあわせて作陶しました。(高さ27cm)

毛利すみえ (陶楽)

三島手 青磁抹茶碗

山中美津1

 高麗青磁です。三島模様の菊印を押した所に白絵土を埋め込んで施釉しました。象嵌部分が上手くでき、よい茶碗になりました。


山中美津2

 三島茶碗は、朝鮮半島の高麗朝鮮から朝鮮王朝(李朝)に転換した初期に焼かれたといいます。 成型した半乾きの土へ、草花紋を彫ったり、小さな菊花紋を押し、その上に白化粧を掛け、後にこれを拭き取り、あたかも象嵌の様相のものへ透明釉をかけて焼成します。韓国では象嵌粉青沙器と呼ばれているようです。

山中 美津 (土と炎)

具だくさんスープカップ

河西智子1

 実家の母のリクエストで作りました。 土は京赤、梅釉を施し、酸化焼成。


河西智子2

 薄味のみそスープ、クラムチャウダー、とん汁など、野菜やスープの具がたくさん入る便利なカップです。食事はみんなで食べる方が楽しい。そんな場面に使いたいスープカップです。

河西智子3

  秋から来春まで、大活躍してほしいと思います。

河西 智子 (うつわ)  

トルコブルーのワイングラス

ワイングラス

 ワイングラスは5脚セットです。 文化センターロビーケース展示用に作りました。 土は越前、釉薬はトルコブルー、酸化焼成です。 (直径88mm、高さ66mm)


ワイングラス2

 5個の寸法を揃えるのに苦労しました。 また、トルコブルーは厚めに塗らないと色が出ず、厚すぎると流れるので注意しました。 本来ワイングラスはたてに細長いのですが、アイスクリームなどを入れても使えるよう浅く広く作りました。

ワイングラス3

 嫁の妹さんが近く結婚するので、お祝いとしてあげる予定です。

毛利 知重 (陶源)

焼締めのランプシェード

小川さんランプシェード

 土は赤5。ロクロで成形後、模様を切り抜きます。素焼きを塩水に浸け、越前灰をまぶして本焼で焼き締める。


ランプシェード2

 自宅の洗面所に籐でつくった手製のランプシェードがあります。この流れとして家の廊下の足下を照らすフットランプを思いつきました。同じタイプをいくつか作りましたがいまいち納得出来ずでしたが、やっと気に入った作品ができました。ポイントはくりぬいた穴のデザインでした。

ランプシェード3

  暖かみのある明かりが壁や天井に投影されとてもきれいです。 主人が電球の工作をしてくれました。

小川 悦子 (陶酔)

そば抹茶碗

金子さんそば抹茶碗

 土は鉄分の多いものです。釉薬は黒天目。少し生焼け気味かもしれません。


金子さんそば抹茶碗

 黒釉にコバルトを少し加えました。灯油窯で焼きましたがよい雰囲気が出たと思います。蕎麦とか胡麻といわれる味わいです。

金子 美江 (陶窯)  

農家の香炉

小鈴1

 香炉が好きです。ちょこちょこと農家や象さんの香炉を作るのが好きなのです。土は京赤A。素焼きを塩水に浸け、松灰を散らして焼きしめました。


小鈴2

小鈴3

 以前は象さんの置物をよく作っていましたが近頃は農家の香炉です。四角い土の塊を板で叩いて三角屋根や壁を成形します。外側の形が決まったら糸で上下にカット。床下を掘り下げ、屋根の中をくりぬきます。香炉ですので天窓と床下に煙が抜ける穴を開けます。針でぐるりにドアや積み上げた薪、大八車、水車などを彫り込みました。

小鈴 美子 (釉の会)  

小鈴4

水差し

植野先生1

 福島釉薬の井戸土2号(中目)にチタン失透釉を刷毛塗りしました。


植野先生2

植野先生3

 バーナードリーチ展を見に行き、緑の水差しが印象に残り、形も良いし実用にもなるなーと思い作ってみました。
 大きさは、まあちょうど良かったのですが、ちょっと重かったかなあ。井戸土は強度がいまいちの気がしました。この手の作品を焼くには焼成時間が少し足りないのかもしれません。 高さ220ミリ、口径80ミリ、最大径110ミリ。

植野 久義 (釉の会)  

鉄絵文抹茶碗

森本さん鉄絵文抹茶碗

 越前土の素焼きに鉄絵を描き、3号透明釉をかけました。


森本さん

 胴部になにげない風に鉄絵で草を描きました。偶然ですが一部に釉が抜けた赤い部分があり、これが鉄絵にからんで素朴な景色を表しています。
 トウゲイには長くかかわってきましたが、今はおもに抹茶碗に取り組んでいます。抹茶碗をテーマに挑戦中です。

森本 芙紀子 (土と炎)  

取手付黒天目花瓶

土井さん黒天花瓶UP

 土は京赤A。黒天目釉にどぶ漬けしました。


土井さん黒天花瓶1

 黒天目の釉薬がよく溶けて黒地に黄色い斑点が景色を作っています。花瓶の口をカットしているので、花を生けやすくするために、またアクセントにひねり取手を付けました。高さ15.5センチ。

土井 一三 (陶楽)  

愛陶会の人々

愛陶会の人々

 3年ほど前、四文の陶芸講座で講習を受けたメンバーが「愛陶」班として稲陶会に加わりました。新しく発足した班は入会当初3年間は講師がついて陶芸指導を受けなければなりませんが、私がその講師の一人として研修を担当しました。


塚田制作風景

 愛陶さんは仲がよく陶芸に対する情熱も深くたいへん教えがいのある人たちでした。研修期間終了にあたり、そんなメンバーを一人づつイメージをふくらませて作品にしてみました。土は並コシ、陶芸用の絵の具で彩色、電気窯で焼きました。

塚田 道子 (陶楽)

愛陶会の人々3UP
愛陶会の人々4UP


朝鮮唐津風の鉢

朝鮮唐津風の鉢UP

 土は楽白土、真っ白に焼ける少し荒めの使いやすい白土です。 このころは黒色の発色がよかったので黒釉の重ねがけにたびたび挑戦しました。素焼きした作品を黒天目にどぶづけし、続けてふちに濃いめの「ワラ灰白萩釉」を重ねがけしました。流れやすいので高台の処理は大切です。あとは窯にお任せです。


朝鮮唐津風の鉢

 ワラ灰に行き着くまでには「うのふ」や「1号白萩釉」など、いろいろ試しました。そのうちワラ灰で焼いたとき、黒とうまく混ざり合って心躍る作品ができ上がりました。少し黄味がかってほかの白系釉とは違う味わいを見せてくれました。還元焼成。  私は本焼きの窯に入れるときはいつも「うまくいってくれますように!」と窯の神様に心の中でお願いします。

荒田 みわ子 (兎友)

フクロウの置物

フクロウの置物1

 旅先で動物の置物やかわいい細工ものを見て、自分でも作ってみようと思いました。手びねりでタコやカメなどをいくつも作りました。

フクロウの置物2

フクロウの置物3

 フクロウは目が丸く表情がかわいらしいので好きです。はじめに半磁器土でロクロで丸く作り、そのあとで手を加えて目鼻や文様をつけます。白土の素焼きに呉須で絵付けして透明釉をかけました。フクロウの兄弟は爪楊枝入れになりました。

武内 信之 (陶酔)

お地蔵さんの香炉

お地蔵さん1

 堅く焼き締められた陶器なのに、お地蔵さんになると素朴で穏やかな姿に見えます。かわいいお地蔵さんは香炉でありオブジェでもあります。

お地蔵さん2

お地蔵さん3

 土は越前のスイヒ細目。還元のサヤ焼成で焼き締めました。サヤ底にわらを敷き、作品を並べ間に木炭を立てて並べます。火が回るように上蓋に少し隙間を空けて焼きました。作品は備前のような堅牢な焼き上がりで、わらと炭だけで自然な色むらや緋色が出ました。

増田 育子 (陶楽)

黒天釉の花生け

黒天釉の花生け1

 水盤はわりとよく作ります。今回の作品は生け花をやっている友人のリクエストで作りました。黒天釉がよく溶けていい黒色が出ました。

黒天釉の花生け2

黒天釉の花生け3

 土は白御影で、足だけ瀬戸半磁器で4つ。素焼きして黒天にどぶ漬けしました。水盤はたたらを真直ぐに焼き上げるのが少々難しい。素焼きで真直ぐでも本焼で歪むことがよくあるからです。底に金ラメが出ましたが、持ち上がったりせず平でよかったです。1178度、還元で棚は下から2段目でした。

藤田 恵美子 (陶楽)

織部の皿

織部の皿

  織部の皿がきれいに焼けました。京土の白で成形。シンリュウさんの織部釉で、5回に分けて素早く施釉、夏用のお抹茶の気分で作りました。

織部の皿2

 5回の施釉というのは、抹茶茶碗の施釉で高台まわりの腰の部分が多角形に見えるようにするイメージです。見込みに釉の重なりが見えて、単調な色彩のなかに織部の緑色が涼しげに見えるのではないでしょうか。(酸化焼成で窯の棚は中段)

綿貫 妙 (釉の会)

コーヒーカップ

コーヒーカップ

  井戸土2号で成形、リブ(ピンキングカット)でカップの側面に歯形ラインを刻みます。素焼き後、口縁と取っ手に刷毛でベンガラを薄めに2回塗り、ジョイフルの「泥釉」を薄く吹き付けました。その後でCMCを薄く吹き付け、釉を定着させて、本焼きします。

コーヒーカップ2

当作品のハイライトは上絵付けの「金彩」です。 上絵付けとは本焼き後に絵や模様を描き入れることですが、本焼きで焼き上がったカップに一周、ソーサーに2周、細い筆で金のラインを描き込みます。 これを素焼き窯で再度焼き(二度焼き)、金を焼きつけます。 本来は750度前後で焼きつけたいのですが、素焼きの670度で実施したところ、まずは首尾よく焼き付けに成功しました。うまく出来てよかった!というところです。

佐藤 崇倫 (釉の会)

貝模様の黒釉鉢

貝模様の黒釉鉢1

貝模様の黒釉鉢2

貝模様の黒釉鉢4

 貝を貼りつけたように美しくきらめく模様は、貝ではありません。白絵土が釉変して黒釉の中に輝いているのです。

貝模様の黒釉鉢3

赤系の土で成形。 素焼き地に白絵土で花びらの模様を配します。花びらの部分だけ筆で3号透明釉をのせます。 乾いたら釉の上に撥水剤を模様よりはみ出さないように塗ります。 そして全体に黒釉をドブ浸けしました。キラキラ輝く貝のような模様が出現しました。 白絵土の積層性質に由来したものと思われます。直径17センチ。

石川 智恵子 (うつわ)

Gオブジェ

植野Gオブジェ

 Gの形の花器オブジェです。僕はジャイアンツファンなので、Gの字にしてみました。Gオブジェの下の小穴は、そこから水を入れて小さな野草などを活けるつもりであけたものです。黒御影土を、板作りの張り合わせで成形した後、白泥を象嵌し、新土灰釉を薄く掛けました。(還元)高さ21.5センチ

植野Gオブジェ花釉がけ

植野Gオブジェ花

 春の花を生けてみました。

植野 久義 (釉の会)

青い花柄の小鉢

青い縁の小皿3

中村道子作陶風景

 乾燥前皿に呉須で見込みの縁をライン取り。 粘土が少し乾いた状態で針で模様を刻みます。下右は素焼きの窯出し。

中村道子作品1

 花柄の小鉢。 土は古信楽、下絵付けは素焼き前に呉須をぬり、地色に針で花柄を掻き落としました。 透明釉をかけて「酸化」焼成。呉須が藍色に濃いめに出て落ち着いた感じで気に入っています。 直径15センチ。

中村 道子 (うつわ)

葡萄文の土鍋

本焼作品

 わが家は4人家族なので一人用の土鍋を4つ……収納が問題です。 重ねられるよう朝顔形にし、蓋を乗せる「き」はなくても大丈夫でした。 蓋には白泥にかきおとしでブドウの葉のようなものを描きました。 素焼き後ブドウの葉にさらに酸化鉄でアクセントを付けました。 以前、この耐熱粘土は梨釉がながれてしまった事があるので注意が必要です。 今回は3号透明釉を薄めにかけて成功でした。 

ぶどう土鍋素焼き

 素焼き前の乾燥した土鍋の土はこんな色です。 粘土は耐熱粘土の赤土。
大きさ・成形時 → 直径20センチ位、高さ10センチ。 焼成後 → 直径18センチ、高さ8センチ。

ぶどう土鍋素焼き

 大きさはちょうど良かった。水だけで900cc、うどんは二玉入ります。 先日前日の残り物のかき揚げで鍋焼きうどんをしました。 満足満足。

篠原 直美 (うつわ)

フォトクラブいなぎ写真展

稲城の40年を記録したとっておきの街風景の写真展です。稲陶会のメンバーも参加しています。ご高覧ください。   武内信之 (陶粋)


武内さん写真展はがき

薄紫の窯変茶碗

薄紫の窯変茶碗1

 京赤A土に青銅結晶釉をかけて還元で焼きましたが、いまいち良い色が出なかったので、再度一号白萩釉をかけて「二度焼」したところ、きれいなピンクがかった薄紫色地に緑の斑点模様が浮き出る窯変を得ましたのでご紹介します。

中村美佐子

 写真下の釉の抜けた部分が初めの青銅結晶釉の色です。

薄紫の窯変茶碗2

中村 美佐子 (うつわ)

黒御影の花瓶

土井さんの花瓶

 なかなか思うような作品が創れないのが陶芸の難しさであり、それがまた楽しさでもあるわけですが、 たまに「これは」というシロモノが焼き上がります。 手前味噌ながらなかなかバランスのよい形の花瓶ができました。家の中にあって存在感を感じさせます。土は黒御影で梅灰をかけてみました。高さ23センチ。(還元)

土井 一三 (陶楽)

蛸唐草の小皿と蕎麦ちょこ

蛸唐草の小皿

私は絵柄が好きなので古伊万里を模した絵付けに挑戦しています。蛸唐草は白いスペースを模様で埋めていく白地と藍色の均一なバランスが命です。筆に呉須をふくませリズムよく描いていきますが、蛸足のつぶつぶがうまく描けるとうれしくなります。瀬戸半磁器の素焼に古代呉須で絵を描き透明釉をかけました。絵付けに2時間かかりました。(還元)

堤 栄子 (陶源)

薬味入れ壺

松下さんの薬味壺

昨秋、食器をテーマにあれこれ考えていたところ、ちょうどよい丸い楽しげな薬味入れが出来ました。信楽の細め土に、色の変化を求め柿釉を施したところイメージに近い微妙でなめらかな色が出ました。いかがでしょうか。(H80×W80、還元)

松下 昇 (陶源)

妻の作った花瓶

梨釉をかけた花瓶

稲城の梨園の梨枝の灰から作った、梨釉をかけた花瓶です。 妻の遺品の中に、稲陶会 ( 稲城在住のご婦人方で構成 ) の昭和57年度の名簿があり、当時、7班31名の方々が,第四文化センター横にあった陶芸室で作陶に汗を流していました。その中の一品です。 私は妻のお供で、益子に粘土などを買い求めに何回か行ったものです。高さ15センチ。

イノウエ くん


ページトップにもどる



CONTENTS


作品INDEX