職業選択の指針-天職を求めて-
TAOS

看護士

更新:2000年03月04日土曜日

看護士事務所の開設

看護士と医者との関係は、日本では、上下関係になっているように思える。言うまでもないが、病院、診療所などで働く姿を見ていると、医者が上の人で、看護士は医者の指示に従っている。相談している雰囲気ではない。

アメリカの医学界では、対等の関係を築いている。仕事が違うというわけである。医者は病気への対応はするが、病人の看護はやらない。看護士はナース大学院で学び博士になって医療現場に出てゆく。

日本はアメリカのようになるだろうか?

なると思う。医学技術やサービスシステムのデファクトスタンダードは、パソコンOSのマイクロソフトのように、アメリカのHMO(Health Maintenance Organization:年間定額請負制の医療供給方式)とか、保険会社が握っている。介護サービスシステムもアメリカが先行している。

様々なサービスジャンルで、ビジネス優先のアメリカン方式が日本社会に流れ込んでいる。医療サービスの分野でも、例外はないだろう。日本人は、無条件降伏よろしく、疑問も持たずに受け入れている。

そこでひとつ提案。看護専門家として、医者の診療所のように独立して運営する、看護士事務所を開設してはどうだろうか。弁護士、公認会計士事務所のイメージである。

インターネットを使った、看護オンライン相談室も考えられる。介護保険に絡んだ相談も受けてほしい。健康維持のためのケアも守備範囲にしてほしい。治療を受ける前に行くオフィスとして機能してもよい。

看護士の方々の奮起を期待する。

蛇足ながら、看護婦の呼び名は時代遅れだと思うが。


サイトあれこれ

月刊ナーシング

わくわくナースネット

ナースステーション

櫻井 栄子 - saku' Homepage

湘南鎌倉総合病院



The ComSpot Inc.
Maison KS #202: 428-14 Izumi, Atami City, Sizuoka, JAPAN 413-0001
Phone & Fax: (0465) 63-1420
E-mail: furuno@tecnet.or.jp

© Copyright 1999 The ComSpot Inc.