クラスメイト



案内されたプレハブの校舎に居たのはたった3人の生徒。
僕を含めて4人が机を並べ、先生の講義を聞く。
講義が終わった後、お昼になって僕に話しかけてきたのは
同い年くらいの男子だった。

その子の名前は滝川陽平というらしい。
彼は人懐っこそうに笑うと一緒に昼食をとろうと誘ってくれた。

僕が彼と話したのはそれが最初。

それから設営委員長が来たり、オペレーターの人やスカウトの人が
来て…気が付いたら整備用のテントも設営されてた。
最初は4人から始まった僕らはいつの間にか大所帯になっていて…
彼と僕は友達という関係になった。

いつも笑顔でたわい無い事で喜んで…。
単純だよ。そうさ、彼は子供っぽい。

でも、そんな彼と笑ってる僕がいた。
彼と居ると僕も子供に戻れる。
あんな暗い闇に捕らわれることなく太陽の元で走り回る無邪気な子供に。

そんな自分を見つけて…驚いた。
僕にまだそんな感情が残っていたという事に。
お菓子を作ったり、大声で笑ったり…それが本当の僕じゃないかと
錯覚してしまう程に。

君はその錯覚を本物にしてしまう。

彼は僕のクラスメイト。
そして……僕の大事な友達…なんだ。

僕を太陽の元へ連れ出した。
僕の心にあった闇を振り払ってしまった。

だから、誓うよ。
僕は君だけは傷つけない。
僕の大事な友達だから…。

例えまた闇に足を捕らわれても、君を忘れない。
君は僕の…親友だよ。

─────────────────────語りへ───


語り専用のお題をついにアップしました。
毎回こんな感じで短いSSもどきを一緒にアップ出来ればなぁ…と。
すいません、この速水、Toy Box仕様ですから、彼にとって一番は
滝川なんですー(泣)
滝舞SSじゃなければ、多分舞姫と同等になります。
と、速水を語る所ではないので滝川の語りを(苦笑)
ファーストプレイにおける唯一の男子のクラスメイトが滝川ですね。
彼はファーストプレイにおけるナビゲーターですから、
彼のお世話になります。ガンパレを勧めてくれた方には
最初から滝川に私がハマると言われていたのですよね(苦笑)
見事にハマりましたよ。

クラスメイトとしてちゃんと付きあえたのは3月いっぱいくらい
でしたが…(苦笑)
クラスメイトの彼ですか…こんなクラスメイトが居たら私は
絶対世話をしますね(笑)なんだかんだいって世話を焼くのが好きですし。
軽い口喧嘩をしながら…という関係になるかなぁ。
あの子は同世代から見ても、上から見ても年齢より
幼いじゃないですか。
更に異性から見たらもっと幼く見えるんでしょうねぇ…(笑)