回れ右

鈍色の姉妹

建国アスベルバーグ


2002年3月10日

ルーラー:あんだしょ−

参加キャスト
アスベル(アングルス=フルキフェル=コロナ):ロンドン
 なぜか、男女問わずに強烈な印象を与えるエルフの青年。自慢のルックスで、誰も彼もがメロメロ。

シャープ・スペェード(イグニス=ルナ=ウェントス):鳴門音
 権力を笠に着るのが得意な美中年の盗賊。“死神の手”要らずの弓使い。

レファーナ(クレアータ=ファンタスマ=フィニス):NosKe
 見聞を広めると称して、殺戮者を狩る旅をするロボ娘。いつもニコニコ、明るい殺人機械。

フローネ(エフェクトス・レクトス):トヲル
 妙に露出度の高い服に身を包んだ、美少女魔法使い。氷付けになって、時を越えて来た。

時代背景、つーか背景設定?
 長く続いたエステルランドとブレダ王国の闘いに終止符を打った、ヴァイスインゼル湖畔の闘い。この闘いには数々の常識を越える兵器と兵士が投入された。その中でも、ブレダ王国の空中移動要塞『大回転鉄球ホァグラー』と並んで、後世まで語り継がれた物が、エステルランドの率いた『“鈍色の蜂”傭兵団』である。
 『“鈍色の蜂”傭兵団』は、機械のように迅速かつ正確に、まるでひとつの生き物のように統率の取れた動きを見せたが、敵を倒すのに味方を巻き込むことをまったく躊躇しない非情さを持ち、敵味方から共に恐れられた。自由に空を飛び回り者や、身体の一部を機械に置き換えた異形の者たちで構成されていたという。
 指揮官のもと、一糸乱れぬ統率で進軍していた傭兵団だったが、決戦のさなか傷を負った指揮官が姿を消すと、突如全員が動きを止め、次々と敵兵の手にかかったのだった。
 このとき、指揮官を破ったは、彼女と同じ顔をした銃使いだったというが、その真偽は要として知れない。

 とかなんとかっていってたのから、ン十年がたった現在が、物語の舞台なわけ。

概要
 レファーナとフローネはリザベートからの依頼で、とある山を拠点に活動する山賊の退治を頼まれる。さっそくその山へと向う二人。

 アスベルとシャープの二人組はとある乗り合い馬車に乗っていた。のんびりと山道を進む馬車。と、そこに、どこからか轟音が響いてくる。空を見上げる乗客達の前に、轟音と共に降り立ったのは、二人の女性。銃を突き付け、「あなた達を労働力として、接収します。」と宣う。
 が、例によってアスベルの「メロメロ光線(第一印象+誘惑+神の恩恵+etc)」によってあっさり陥落。たちまち二人してアスベルに「はにゃ〜ん♪」となる。いいのか、それで…。とにかく、二人に親玉のとこに案内させる。

 フローネたちが、山を進んでいると、フードで顔を隠した女性が、現れる。「お久しぶりね。」といって、声をかけてきたのはユーニだった。山賊退治に協力するという。
 ユーニの案内で、山賊のアジトの入り口らしき場所に着く。入り口らしきところに、一組の見張りらしき人影を発見。問答無用で、“虚無の闇”(元力:闇+元力:虚+etc)をぶっぱなし、悲鳴を上げる暇もなく周辺ごと見張りを原初の混沌へと帰すフローネ。そこから、さくさく侵入する。

 アスベル達が、案内されたのは山の中をくりぬいた要塞で、そこで彼女らの司令官と会う。その司令官は、“カプリ”と名乗る女性で、どっかで観たよーな顔だったりする。
 例によって、出会い頭で「メ光」を喰らって、アスベルにラヴラヴ状態なカプリー。蕩々と、この組織目的を語り出す。先の大戦で製造され、決戦に投入された彼女ら。「我々は、人間に使役されてきたが、今度は人間が使役され、支配されるときなのだ!!」と、人間達への復讐に燃えている。「森を燃やされたエルフの貴方なら、この気持ち分かって貰えよう? さぁ、共に戦おう!!」と、アスベルを誘う。

 要塞に侵入したフローネ達が観たものは、銃を持った兵士に脅されなにやら機械を創らされている人々の姿だった。こそこそ様子をうかがっていると、倉庫のようなところで、集会が始まった。

 全体集会をひらくカプリ。「我々が、愚かな人間達を支配し、理想郷を建設するのだ!」と演説をたれるのだが、そこで、アスベルが∵紋章∵を発動。「みんな、木を植えて新しい森を創ろう。」
 あっさり、洗脳される集会に参加していた機械兵士と攫われた人々。「そうだ、森を創ろう!」と、のたまいあっさり出ていく。ひとり、ぽつんと残されるカプリ。「アレ? なんでかなぁ?」

 打ちひしがれるカプリに、追い打ちをかけるように現れるユーニ。「もうこんなことはやめなさい!」「うるさい、だまれ!」とか、やったあげくに、大型の機械兵士をけしかけ、とんずらこくカプリ。さらっと、「カプリを追うので、ここは任せます。」とぬかして、いなくなるユーニ。しょうがないので、襲いかかってくる騎士型機械兵士の相手をする、アスベルとフローネ達。

 フローネがまず、∵大破壊∵を連発。これで、ただのクレアータホースだった、騎士の騎馬はあっさり死亡。放り出された騎士型をみんなでひたすらたこ殴る。騎士型も、雷の杖とランスと盾を融合した、“パイルバンカー”での三回攻撃で、必死に反撃したものの、結局昇天したのでした。

 要塞を出ると、ユーニが一行を待っていた。「結局、取り逃がしてしまいました。私は妹を追わねばなしません。」と、いって逃げるように去っていく、ユーニ。

 その後、アスベルは人々共に植林を行い、新たな森を創りました。そこには『アスベルバーグ』の名が冠されたのとさ。めでたしめでたし。

感想
 シナリオジャックにあったよ、しくしく。ホントは、あんな情けないヤツじゃなかったんだよ、カプリ。なんであんなになったかなぁ。まぁ、原因は分かってるけど。
 本来は、カプリとユーニの姉妹対決の話とか掘り下げれるはずだったんだけど、乗りと勢いに流されてったら、こうなちゃったよ。まぁ、笑えたから良いか。


 

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