回れ右

 セレナーデ
小夜曲 第一章

2000年11月14日

ルーラー:浩瀚堂

参加キャスト

 “ダーティ”ハリー・レイス(レッガー●イヌ=イヌ◎):もんがー
   ワンダリング・エグゼク
 “彷徨える企業人”シンイチ・ホシバ(エグゼク=エグゼク◎クロマク●):鳴門音
          にんぎょ
 “まどろむ人魚”神室結(マネキン◎ハイランダー、マヤカシ●):みどり
   トライタン
 “三枚舌”相馬士郎(マネキン●クロマク、フェイト◎):あんだしょ−

概要
 千早人事部人材戦略課課長のシンイチに、上司から「アークMのウラジミール・ヴァレンチコフとゆー人物を引き抜け。」との命が下る。しかも、千早の名前は出さず、人員も出さないとのこと。あくまで、シンイチ個人として行動せよ、とゆーことらしい。

 一方その頃、ニュースでは北のグリーンエリアの一画で爆弾テロが発生したことを告げていた。

 新生帝都大学病院で、殺しがあり、それの捜査を命じられるハリー。安楽死に使われる薬品を必要ない患者に、何者かが、投与したらしい。ハリーは、早速現場に向う。

 相馬探偵事務所に、人捜しの依頼が来る。依頼人の使い、と名乗るその人は、金髪碧眼の4才くらいの少女の写真を見せ、「これが15年前の物です。さがしてください。」とのたまう。なかなかの美人だと思われるので、引き受ける士郎。

 新星帝都大学のカフェテリアでウェイトレスをしている結嬢の所に、親友であるエリカ・ヴァンデミエールさんが、やってくる。看護婦である彼女は、15年前、上海メトロとゆー街で拾われる前の記憶が無く、その拾い主つゆーか育ての親と、後1年後に再会を誓っているそうだ。だが、どうも最近、その人のことが気になってしょうがないらしい。そこで、その人の安否を確かめられないだろうかと、相談に来たようだ。で、友人のたっての頼みと在れば、と引き受ける結嬢。
 ちなみに、その人の名前はウラジミール・ヴァレンチコフとゆーそうだ。

 で、それぞれが、独自に調査していく。
 士郎は、4才の写真から、現在の姿を割り出し、ストリートで聞き込みを開始。結局、何も掴めなかったが、何者かに後を付けられていることに気づく。路地に入って待ち伏せしようとするが、気づかれて逃げられる。腹心の咲に後を付けさせると、「ガルー」とゆー会社の者らしい事が判明。でもって、そこの社長の容姿が、例の写真の娘にそっくりであったことから、どうやらホントの依頼人はこの人らしいと、推測された。

  結嬢は、知り合いである士郎に、ウラジミール氏の捜索を依頼し、自らは単身、メトロに渡る。そこで、<分心:名前忘れた>の力で、昔のエリカ達の出会いを垣間見る。

 シンイチは、ウラジミール氏が、アークMの支社長フシバラ氏と対立しているらしく、姿を消していることと、15年前、上海メトロにいて一人の少女を育てていたことを調べ上げる。で、メトロに渡ることに。それに、ひっついていく士郎。(この時点では、双方とも情報を教えない。)

 一方その頃、ハリーは、病院の聞き込みに奔走していた。

 時を同じくして、N◎VAではまたも爆弾テロが発生。今度は北西のエリアで起こった、とニュースは告げる。

 士郎と共に、ウラジミール氏を探るシンイチ。メトロで歴史の研究者と偽り、聞き込む。そこのマフィアのボスより、ウラジミール氏が15年前に少女を育てていたこと、その少女が病で倒れたとき、どこからともなく大金を持ち帰り、少女を病院に入れた後、姿を消したこと、などを知る。
 そこで、微妙に士郎とシンイチは情報交換をする。そして、N◎VAへと戻る。

 北東のエリアで、爆弾テロが起こると、N◎VA軍はN◎VA市内に「夜間外出禁止令」を発布する。

 でもって士郎は、ウラジミール氏がアークMに勤めてることが分かった事を結嬢に報告しに行く。そこで、エリカとも顔を合わせるが、これが、例の写真の娘にそっくり。早速、依頼人に報告すると、あっさり、最初の依頼を完遂する。その後、引き続きウラジミール氏の足取りを追う。

 シンイチは、(何でだか忘れたが)ウラジミール氏らしき人物の隠れ家を見つけだした。そこを張っていると、なぜか士郎が登場し、張り込みに加わる。で、その中から数人の人が荷物を抱えて出ていく。彼らを咲に後をつけさせ、その中に侵入することに。だが、士郎のナイトヘッドによる<霊感>は、「DANGER!!」と告げる。シンイチ一人に中に入らせる士郎。
 そして中には、木箱が山積みされており、それには「DYNAMITE」「火気厳禁」「危険」などの表記が。シンイチは、びびりつつも、身振り手振りで士郎に伝える。抜き足差し足で脱出し、知り合いのハリーに連絡するシンイチ。
 咲の報告で、病院に持ち出されたダイナマイトが仕掛けられたらしいことがわかる。さっそく、腹心に自分の脚撃って、入院するように指示するシンイチ。

 もう一つ発見されたアジトに向うハリー達。そこは、手術台やら実験器具やらが並んだ部屋だった。真ん中に、でっかいタンクが2つあり、そこに入っていた液が混ざり始める。そして、大爆発。二液混合型爆薬で、跡形もなく吹っ飛ぶアジトと証拠物件。が、何とかハリーは無事であった。

 南西と南東のエリアでも、爆弾テロが発生。氷の静謐の犯行声明から、どうやらN◎VAで六芒星を描くつもりらしい。南に位置するのは、ちょうどエリカさんの勤める病院であった。

 ハリーは、戒厳令下を一路病院へと向う。

 一方その頃、結嬢は、エリカさんのいる病院にいた。そこで、あからさまに怪しかったシンイチのカゲムシャの後を追う。
 そうこうするうち、病院は、Dr.ハリコフスキーと名乗るテロリストに襲われる。この男、容姿がウラジミール氏をそっくりで、病院で起こった連続殺人事件の犯人であった。どうも、ウラジミールのアジトかと思われていたのは、こいつの物であったらしい。
 シンイチのカゲムシャは、たどり着いたハリーと共にハリコフスキーと対峙する。逃げようとする奴のこさえたシャッターを<血脈:龍の一族>のブレスで吹き飛ばし、そこをハリーの一撃が奴の首筋を捕らえ、息の根を止める。
 仕掛けられてた爆弾も何とか処理し、事なきを得る。

 シンイチと士郎は、なんとか本物のウラジミール氏を見つけだす。そして、シンイチは彼の引き抜きを取り付けることに成功する。士郎と結嬢は、エリカが「無事なら、約束の日まで、合わない。」とゆーので、手を引く。ハリーは、被疑者死亡とはいえ、無事事件を解決した。

 ところが、シンイチが上司の元にウラジミール氏を届けたとき、重大事態発生。なんと、上司が握手を求めたとたん、ウラジミール氏が爆散する!!上司は即死、シンイチ重傷で、シナリオ終了。

 

感想
 とゆーわけで、実はバッドエンドを迎えてしまいました。士郎的には依頼を問題なく完遂したので、あんま、バッドエンディングな感じはしないですけどね。おもしろかったし。
 今回は、突如、T市に強襲し、行なったセッションでした。お相手いただいた、浩瀚堂さん、緑さん、もんがーさん、ありがとーございますです。
 かなり久しぶりに、使いました、士郎。あんま使い込んでないキャストなんですけどね。なぜか、T市での使用率が高い。何でだろ、不思議。
 後から聞いた話によると、ウラジミールとハリコフスキーは、どこぞの施設で作られたクローンかなんかで、シンイチの上司が秘密裏に回収しようとしたらしかった。が、二人とも、氷の静謐の支配下にいたとのこと。うまく、ウラジミール氏を氷の静謐から抜け出させなくてはいけなかったらしい。
 あと、エリカさんはガルーの社長の娘隠し子とゆーかで、本妻だかが始末しようとして、記憶を消し、メトロに放置したそうです。
 今回は、いつもより更に、書くまでに期間が空いてしまって、かなり怪しいとこいっぱいです。やはり、早さが命、ですねぇ。あと、メモの書き方かな。要反省。


 

回れ右