改造人間の黄昏
2000年11月06日
システム:ブレイドオブアルカナ
ルーラー:あんだしょ−
参加キャスト
☆サティ・ヨーク・ベニマール(コロナ=ステラ=オービス):鳴門音
なかなかレアな血統の持ち主の女性。戦闘では支援を担当。つーか、支援専門。
☆レイラ・レットーリ(グラディウス=エルス=アダマス):ノスケ
いろいろあって、フライアから改名したらしい。グリフォンを連れた女戦士。
☆エルフィ・E・エルファンドリーク(フルキフェル=エフェクトス=イグニス):トヲル
ルナでもないのに妙に忍者っぽいエルフっ娘。通称はエル。
概要
サティとレイラが、とある村の近くの山道で、突如、覆面をした奇妙な格好の人間に襲われる。あっさり片付けると、そいつ等から、聖痕の欠片が飛んでいって、近くにいた人間の手に収まる。彼女は、「ふむ、実験は失敗か。ぶつぶつ」などと、つぶやいている。で、こっちに気が付いたら、いきなり秘技魔術の≪節制≫を使い、聖痕者であることを確かめる。そして、マッケンタイアと名乗ると、「この先の村の郊外に私の研究所があるので来ると良い。」と言って、さっさといなくなる。
エルが、山道を進んでいると、向こうの方で、喧噪が聞こえて来る。気づかれないように見てみると、一人の若い男が、例の奇妙な格好の連中(トループ)に襲われていた。と、そこに、サティたちが登場。トループを屠る。
やっつけた連中の内、一人だけまだ息のある奴がいた。覆面を剥がすと、いたって“村人その1”って感じに普通。そいつは、「こ、これを村のハイゼルとゆー宿屋に、届けて、く、れ…。(がくっ)」とか言って死ぬ。仕方なく、ペンダントを受け取るサティ。
そうこうしてると、襲われていた若い男が、礼を言ってくる。ヨハンと名乗ると、、「あんたたち、マッケンタイアとゆー名に聞き覚えはないか?」と聞いてくる。さっきあったことを伝えると、「やはりここだったか。」とかぬかす。
事情を聞くと、妹を奪った奴に復讐を、とか言われる。研究所があるとこを聞いて、さっさと行こうとするのをサティが引き留め、行動を共にすることに。
村で宿屋に行って、そのペンダントを親父に渡し、そいつが死んだことを告げるレイラ達。「不可抗力だった」と言い訳する。
村の人に話を聞くと、「長生きしたかったら、いや、まともな死に方がしたかったら、さっさとここから立ち去れ。」と忠告される。しつこく聞くと、この村はあの錬金術師に占領されているらしい。で、村人をかっさらっては、人体実験に使っているとのこと。研究所の位置も聞き出し、さっそく向う一行。
合流したエルと共に、研究所に着く一行。中にはいると、マッケンタイアの声がして、地下へと導かれる。
そこには無数のガラスタンクが並んでいて、怪しげな液体が満たされていた。その中には首から下がムカデのようになっている若い女性やら、いくつもの首が張り付いた肉の塊やら、おぞましい物が浮かんでいた(悪徳)。どうやら、実験台にされた村人のなれの果てらしい。エルがタンクを壊すと、転がり出た中身のムカデな女性は、床の上をのたうち、もがき続けている。なんと、タンクの中身は、生きたままなのだ!躊躇いながらもとどめを刺す、エル。
更に進むと大きな部屋があり、そこにマッケンタイアがいた。「良くもこんな身体にしてくれたな、ハンナは何処だ!!」と叫ぶヨハン。見る見るうちにその姿は、金属光沢を放つ外骨格に包まれ、人とは思えない化け物へと変貌する。
それに対し、マッケンタイアは「今会わせてあげよう。さあ、来なさい!」と答える。後ろの扉が開くと、巨大な人影が。巨大な甲冑がのっそりと歩いてこちらまでくると、その胸の部分の装甲が開く。そこには、うごめく肉塊に埋もれた若い女性の上半身が。そこで、みんなの心に直接、声が聞こえてくる。「どうか私を殺して下さい。私はもう助からないから。」と。
マッケンタイア「ふははははっ、君の妹のおかげで、なかなかの作品ができたよ。どうだね?美しいだろう!さあ、捧げよ聖痕!今宵は殺戮の宴成り!!」
で、戦闘になるのだが、ヨハン君は当然ハンナちゃんに攻撃できないので、役立たず。実はこのハンナちゃん、アルカナを4つもってる(正確にゆーと、着てる鎧が魔器で、無理矢理ハンナのフルキフェルの能力を使っているって事になってるんだけど。)極悪な代物。毎ターン2回HPを再生するあげく、≪反撃≫で攻撃をカウンターしてくるもんだから、こっちはそうそうにあきらめて、マッケンタイアに攻撃を集中される。で、あっさり死ぬ、マッケンタイア。
マッケンタイアが死ぬと、ハンナを包んでいた鎧は、砂のようになり、ぼろぼろと崩れていく。ハンナを抱きしめるヨハンと、一行に聞こえてくるハンナの声。「もう助からないわ。お願い、殺して。お兄ちゃん。」
ハンナに、泣く泣くとどめを刺すヨハン。静かに息を引き取るハンナ。一行はおもむろに崩れ始めた研究所を脱出する。
夕日が照らす丘の上にハンナの墓を建て、ヨハンは何処へともなく去っていく。それを見送る一行。で、おしまい。
感想
今回は、導入がちっと、予想外にシーンプレイヤーのエルが隠れて、サティ達ができくるとは…。まあ、なんとかなったか。あと、マッケンタイアの前にハンナを倒してしまうと、ヨハンが戦闘に加わった後、殺戮者化して、再び戦闘って手筈だったのだが、ハンナを強くしすぎてしまって、失敗に終る。どうせなら、マッケンタイアを二階かなんかに置いて、「私が殺したかったら、ハンナを殺してから来るんだな!」とかやって、マッケンタイア先に殺すつもりなら、側に行く間、一方的にハンナに殴られるようにでもしとくべきだったなぁ。