回れ右

金と銀、そして黒


2000年8月19日

ルーラー:あんだしょ−

参加キャスト
☆ブレイド(ディアボロス=アルドール=アダマス):トヲル
 凄腕の魔剣使いの傭兵。ヒルダ王女の忠実なイヌ、もといナイト。
☆サティ・ヨーク・ベニマール(コロナ=ステラ=オービス):ナルトン
 なかなかレアな血統の持ち主の女性。戦闘では支援を担当。つーか、支援専門。
☆イオリ・イズミ(アングルス=アクシス=ファンタスマ):みどり
 郷土史を編纂している、純和風な紳士。でも、人形使いが得意技。

概要
 ヒルダ王女に「そこに悪の気配がします。ブレイド、行ってみてはくれませんか?」の一言で、王都からはるばるバルフォッグと言う街まで旅をする事になったブレイド。丁度そこに向うというキャラバンに、護衛をする代わり乗っけっててもらう事に。
 そのキャラバンには護衛としてもう一人傭兵が雇われていた。全身を漆黒に染めた鎧を着込み、背にとてつもない大きさの戦槌を背負った男。その男と共に山賊を蹴散らし、無事、バルフォッグにと着くことができた。

 共に旅をしていたイオリとサティは、バルフォッグの街に逗留していた。泊まっていた宿屋兼酒場にどうやら「金と銀の姉妹」と名高い流しの踊り子さんが来るらしい。その踊りを見ていた二人は彼女らに聖痕があることに気づく。

 街で、王女の言った「悪」について何か噂はないか聞き込むブレイド。そして、「黒衣の戦士」の話を聞く。なんでも、凄腕の傭兵で、身体になにやら文字のある人間ばかりを狙い、所構わず襲うらしい、とのこと。

 いろいろあって(忘れちゃった、てへ♪)、金と銀の姉妹に呼ばれ、彼女らの楽屋に行く3人。話を聞くとなんでも「黒衣の戦士」に狙われていると言う。「私たちを守って。(ステレオ)」でお願いされ、引き受ける一行。

 夜も更けたころ、宿屋の裏手で人の悲鳴が聞こえる。2階の姉妹の部屋の前で番をしていたブレイドが聞きつけて行くと、そこには死屍累々と横たわるごろつきと思われる死体の山(悪徳)、そしてそれを築いた血まみれの男が。それはキャラバンにいたあの男だった。「貴様だったのか…。」と睨み付けるブレイド。「邪魔をするなら貴様も殺す。」と男が返し、そのとき、二階の廊下の窓に、姉妹を連れたサティとイズミも現れる。

 いざ闘わんとしたそのとき、サティの放った節制の秘儀魔法によって事態は急変する。殺戮者と思われた黒衣の戦士は聖痕を三つしか持っていなかったのだ。おかしいなと思って後ろを見ると、「ずごごごご。」と聖痕を幾つも並べた金と銀の姉妹。ふと気が付くと、一緒にいたはずのイズミはおらず、石ころが1つ転がっているだけ(入れ替え使ったの。)。慌てて窓から飛び降りるサティ。

 「どうやらばれてしまったわね、シータ。」「そのようね、デルタ。」「折角、聖痕者同士を殺し合わせようと思ったのに。(ステレオ)」と、語る姉妹。一行がいったんここは退こうと思ったそのとき、突然なぜか宿屋が爆発する。向こうの方から、「ラ、ライオンがー、ライオンがぁー」「まだ家の中に子どもがぁぁ!」「うぉれの歌を来けぇ!!」と、悲鳴が聞こえる中、そそくさと退散する一行(疫病神使用。)。

 路地の行き止まりまで逃げ、もう大丈夫だろうと、黒衣の戦士に事情を聞こうとすると屋根の上から声がする。「逃がさないわよ。(ステレオ)」神移してきたらしい姉妹だった。彼女らは旅芸人に見せかけて、あちこちで聖痕者を狩っていたのだった。黒衣の戦士は彼女らの正体を見抜いたが、逆に姉妹の操るごろつきに襲われたのだった。そして、二人は唄うように告げる。

 捧げよ聖痕。今宵は殺戮の宴なり。

 で、戦闘を開始するが、遠距離戦を得意とする銀のシータは入れ替えで、あっさり接近戦を仕掛けられたあげく、イズミに人形使いで、お人形にされる。金のデルタの方もあっさり、自我判定に失敗、お人形にされる。無抵抗な二人の首を刎ね、聖痕を解放する一行。

 黒衣の戦士はまた殺戮者を求め、旅に出た。王都に戻ったブレイドは王女様に誉められ、サティがそれをちくちくいびり、イズミは王立図書館に入り損ね、おしまい。

感想
 いくら、N◎VAより造りやすいからって敵キャラだけ考えてあった状態ではうまくいかないもんだね。結構失敗。でも、少なくとも一人のPLは騙されてくれたようなので良しとしよう。しかし、コロナの技なり、オービスの節制なり、シナリオ崩壊しやすい技が多いなぁ。気を付けないとなぁ。


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