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一個前

G.E.A.S――魂を縛るモノ(続き)


2000年6月25日 N◎VA

参加キャスト
 坂本 詠輔(アヤカシ●カタナ◎カゲ):ナルトン
 羽畑 仁(クグツ◎●カゲ、カブトワリ):O2
 洞院 百合香(バサラ●カブト◎カブトワリ):浩瀚堂

続き
  洞院嬢が廃ビルを見張っていると近所の子どもがビルに入り込もうとして、「凍てつく牙」の見張りに捕まってしまった。「手荒な真似は許しません!」と信者に迫る洞院嬢。そこに戻ってきた羽畑。自分は「千早の“営業課”である」と名乗り、「リーダーと商談の約束がある。中に入れろ。」と騙眩かそうとするが、リーダー不在のためあえなく失敗。
 そこに坂本らが帰ってきて、洞院嬢と合流。羽畑は念願のエージェントに遭遇できたわけだが、彼らは「廃ビルに潜入する」とのこと。潜入の手伝いをしよう、と話を持ちかける羽畑。結局、坂本等が屋上、羽畑は正面、洞院嬢が裏口の三方から忍び込む、とゆーことに。

  屋上から忍び込んだ坂本等だが屋上には鍵が掛かっていた。「鉄●靠!!」と体当たりで扉をぶち破ると、当然音を聞きつけた信者どもがやってくる。「屋上から侵入者だ!!」と言ってるのを<隠密>でやり過ごし、中を捜索しに戻った信者のあとをこっそり付けてみたりする。

 裏から入った洞院嬢は信者の話をこっそり聞いて、地下になにやら実験施設があることを知る。さっそく地下に忍び込む。そこにあったのは培養槽に浮かぶ人工ヒルコの群だった。「こんな非道は許せない!」と怒った洞院嬢は≪天変地異≫を発動。彼女が上の階に上がると同時に、地割れでガス管が壊れ、実験施設が爆発する。

 てきとーな信者を一人捕獲し、京司の居場所を聞き出した(騒がれないよう口をふさいで尋問。筆談で返答させた。)坂本と、信者をフルオート射撃で虐殺する羽畑が合流し、京司の所へ。発見すると丁度、そこに洞院嬢がやってくる。『トーワ』帰るよう言う坂本に対し、京司から『トーワ』がストリートチルドレンを誘拐し人体実験してることや、『トーワ』のエージェントの少女が洗脳された彼の妹、藤下美弥華であることが告げられる。さらに、『トーワ』の最新技術“G.E.A.S”.とはIANUSに仕込んだAIによって、洗脳と戦闘補助を行うシステムであるゆーことが判明する。
 と、そこにトループを率いたミゲロが現れ、「よくも大切な施設を壊してくれたなっ!」と襲いかかる。が、坂本の≪マカブル≫と<血脈:龍の一族 光の運び手>による、「光の吐息(ブレス)」でトループは蒸発し、羽畑と坂本の≪不可視≫でミゲロは屠られた。ミゲロの断末魔の≪マカブル≫は洞院嬢の≪難攻不落≫の前に露と消え、≪ゴスペル≫は坂本の≪霧散≫には歯が立たなかった。
 ミゲロを倒したキャスト等は、京司の話を聞いて「美弥華が『トーワ』から抜ければいーじゃん。」とゆー結論に達する。しかし、AI“G.E.A.S”は「そんなことはさせない」とのたまう。説得しようとする(説得オプションによる精神戦)、一同。洞院嬢の「この“ハンドブック”に入んない?」の一言で、あっさり趣旨替えする“G.E.A.S”。洞院嬢の呼び出した凪月さんに、羽畑が<偽造依頼>した「千早のバックアップによるデビューの話」で交渉し、≪電脳神≫で美弥華のIANUSから“ハンドブック”へ“G.E.A.S”を移すことに成功する。

 羽畑は洞院嬢からその“ハンドブック”を買い取り、千早に持ち帰って使命を果たした。洞院嬢は廃ビルを占拠していた組織を“一掃”し、付近住民の安全を守ることが出来た。坂本は京司に「お礼」とばかりに本来貰うはずだった報酬を貰った。京司は洞院嬢の紹介でナイトワーデンのカブトとして、洗脳の解けた美弥華と共に幸せに暮らせるようになった、とゆーことである。

 報酬をもらってほくほく顔で夜の空を<魔翼>で飛ぶ坂本を、イシュタルさんが打ち落としたとか、しないとか。

感想
 ちょっと情報が渡したりなくて、最後に延々とゲストが説明する事態に陥る。どうせなら、羽畑さんには「『トーワ』の最新技術“G.E.A.S”を手に入れろ。」ってしたら、もうちょっとスムースだったかも。とりあえず、大きな破綻はなく終了。多少途中で「え〜と、つぎはどうしよーかな?」とPLを不安にさせるようなゲンドウがあったが、いつものことだ(治せよ…。)。毎回毎回、ナルトンには助けられ放し。シナリオの中身ではなく、キャスト同士の漫才で沸かせられるのは彼のおかげ♪ 感謝感謝。


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