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  ボクロイド・プラグインで自分の声を提供してもらう手順について説明しています。  
 
作業について
応募していただいたあと、こちらから返信のメールをお送りしますので、そこから作業開始となります。自分でボクロイド用の声を録音する際の、おおよその流れは、こちらで説明していますが、この作業を、私とメールをやり取りしながら進めてもらうことになります。
全体的に言えることですが、どの作業も急ぐ必要はありません。暇がとれずに、1ヶ月以上かかってしまっても、問題ありません。ただ、丁寧にしようと思うとキリがないので、最初はササっと、作業してしまうほうが良いかもしれません。後で気に入らなければ、何回でもやり直ししてかまいませんので。
下記で紹介している音声登録ツールで、ファイルを用意してください。
同じ音の高さで、「あ〜ん」や濁音、「きゃ、きゅ、きょ」など103個のWAVファイルを録音してもらいます。
声の録音の作業は、数が多いので、それなりに大変です。一度に少なくても、103回の声の録音を行わなければなりません。
本当は、いろいろな音の高さで、それぞれ103個のWAVファイルを作ってもらったほうが最終的な結果の音楽がよくなる可能性があるのですが、最初にそこまでやってしまうと、作業に挫折してしまう恐れがあるため、まずは、103個のファイルを録音します。
ツールでファイルが用意できたら、そのファイルを送ってもらいます。そのファイルをもとに、こちらでインストーラーを作成します。
作成したファイルは、XP等のWindowsの場合、下記の図に示されたフォルダ内にあります。
Windows7等の新しいWindowsの場合は、セキュリティの関係で、このフォルダ以外のフォルダに書き込まれています。
Windowsがインストールされているドライブ(たいていはCドライブ)に「ユーザー」というフォルダがあります。その中のユーザー名のフォルダを選択します。(下記の例ではkatsudaですが、ここはログイン時に使用している自分の名前が入っているはずです。)
下図のように、\AppDataと続けて入力します。
最終的にパスが「C:\Users\ユーザー名\AppData\Local\VirtualStore\Program Files (x86)\mutech\VokuloidVoiceTool」のようになるようにフォルダをたどっていきます。
このフォルダの中に作成されたファイルが入っています。
 
音声登録ツール
音声登録ツールを使用すると、録音から音の整形、ボクロイドへの登録までを自動で行なうことができます。
 
 
音声の加工
実際、いろいろな音の高さのファイルを作ると、1000回くらい録音を行なわなければなりませんが、どうしてもムラがでてきます。
1つの音の高さで103個の声がそろえば、他の音の高さは、ソフトで作ることも可能です。ソフトでつくると、声が機械的になりますが、一方、ムラが無いというメリットもありますので、自力で全部録音したほうが良いか、ソフトで残りを作ったほうが良いかは、一長一短です。
 

手動でファイルを作成する場合

通常はツールを使用してファイルを用意します。
参考に手動で作成する場合の手順を下記で紹介しています。

 
ステップ1 - 録音方法とWAVファイルの確認
まず、「16ビット、モノラル、44100HzのWAVファイル」の設定で録音した「あ」の声を送ってください。
この際、指定した音の高さで声を出して、録音が行えるかや、ノイズの量がどのくらいなどの確認を行います。
16ビット、モノラル、44100Hzの設定が難しい場合、その他の設定でもかまいません。ただし、場合によっては、最終結果の音楽の音質が悪くなる可能性があります。
音の高さは、「ド」「レ」「ミ」の中のどの音でも、自分の声の出しやすい音で良いのですが、何でも良いといわれると困ると思うので、「ラ」の音(MIDIでは男性は57番の音、女性はオクターブ上の69番の音)で行います。
見本となる声と同じ音の高さの声を出すことが重要です。ただし、音の高さは、本当は、どの音でも良いので、もし、自分の声と音域があっていないと感じたら、オクターブを上下して、自分の一番だしやすいオクターブの音で録音してもかまいません。(つまり、「ラ」の音の場合、「上のラ」でも「まん中のラ」でも「下のラ」での良いのです。)
見本と同じ高さの音で声が出せているかどうか、分からない場合、とりあえず、1回、私にファイルを送ってください。こちらで確認します。
ノイズの量については、あまり気にしないでください。出来る限り、ノイズの少ない状態で録音するということでよいです。
 
ステップ2 − 「ラ」の音で103の声をそろえる
下の表の声をステップ1で送ってもらった音の高さと同じ音の高さの声で録音して送ってください。声によってムラができるのを避けるため、なるべく、一気に録音してください。(次の日とかに続きを録音すると、声の感じがそこで変わってしまう可能性があります。)
ファイル名は、「あ」だと「057_a.wav」のように付けてください。
録音する音の長さは、2秒程度録音してください。必ず1秒以上の長さにしてください。1秒以上であれば、2秒でも3秒でもかまいませんが、2秒くらいがいいです。見本の声は1秒です。見本の声は、発音のあと、すぐに声が小さくなる処理をしてありますが、録音の際は、そのまま同じ大きさの声で、2秒くらい録音してください。
全部録音できたら、ファイルを送ってください。すごいサイズになっているはずなので、LZHやZIPで圧縮して送ってもらう必要があります。ファイルの圧縮方法が分からない場合は、10個くらいずつに分けて添付して送ってください。(10個に分けると、103のファイルを送るのに11回の送信が必要です。)

a

i

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ka

ki

ku

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sa

si

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ti

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ra

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ga

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zu

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di

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de

do

ba

bi

bu

be

bo

pa

pi

pu

pe

po
きゃ
kya
きゅ
kyu
きょ
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しゃ
sya
しゅ
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しょ
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ちゃ
cya
ちゅ
cyu
ちょ
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にゃ
nya
にゅ
nyu
にょ
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ひゃ
hya
ひゅ
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ひょ
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びゃ
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びゅ
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びょ
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ぴゃ
pya
ぴゅ
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ぴょ
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ぎゃ
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ぎゅ
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ぎょ
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りゃ
rya
りゅ
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りょ
ryo
   
じゃ
zya
じゅ
zyu
じょ
zyo
   
みゃ
mya
みゅ
myu
みょ
myo