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  可聴域と音程識別能力を診断するためのツールです。  
このソフトを作ったきっかけ
このソフトの制作を思い立ったのは、大学に通っていたころに、心理学の授業で行われたある実験がきっけかになっています。その実験というのは、人間は、どのくらいの周波数の差まで聞き分けられるのか、というものでした。もう記憶が定かではありませんが、お弁当箱くらいの装置に、ヘッドフォンがついていて、その装置から音が流れるのだったと思います。2つ続けて、音が鳴り、その音に差があったかどうかを聴き分けるというものだったと思います。実験には、10人くらいの学生が参加していたと思いますが、なんと、その中で、私が一番、その識別能力が高かったのです。装置の一番、細かな設定でも聞き分けられたように記憶しています。それ以来、人間の周波数の識別の能力には、個人によってどのくらいの差があるのだろう、というのが疑問でした。そんな疑問がこのソフトを作るきっかけになっています。
上記のように、このソフトは、もともと、どのくらいの周波数差まで聞き分けられるか、ということで開発しましたが、ついでに、可聴域を調べる機能もつけています。年齢が高くなると、高い音が聞こえにくくなってきます。そして、以外に低い音は聞こえるそうで、これが年寄りの地獄耳などということの根拠になっているという話も聞いたことがあります。たしか「トリビアの泉」というTV番組だったと思いますが、高い音は若者にしか聞こえないので、コンビニの若者がタムロしそうなところに、高周波のスピーカーをしかけて、音を出しているというようなのを見ました。なんやかんやで、可聴域を調べることも面白そうなので、機能として付けています。

こんなソフトです!!

あなたの耳は衰えていませんか?

年齢が高くなると、高い音が聞こえにくくなっていきます。このツールでは、自分の可聴域が何Hzから何Hzまでかを調べることができます。私も自分でこのツールを試してみましたが、若い人よりは、高い音が聞こえにくくなっているようです。
また、このツールでは、音程の識別能力も測定できるようになっています。(詳しくは、上の「このソフトを作ったきっかけ」を読んでください。

可聴域とは?

可聴域とは、ある人が、耳で聴くことのできる音の高さの範囲です。人間の耳は、あまりに低すぎる音や、高すぎる音は、聞こえないようになっています。
音の高さは、周波数で表されますが、人間の可聴域はだいたい20Hz〜20,000Hzぐらいで、かなり個人差があります。特に年齢が高くなると、高い音が聞こえにくくなっていきます。
この年齢の違いによる可聴域の差を利用した携帯電話の着信音がモスキート音です。モスキート音については、こちらをご覧ください。
可聴域&音程識別能力診断ツールでは、高い音、低い音がどこまで聞こえるかを調べて、自分の可聴域を知ることができます。
いろいろな動物の可聴域をこちらのページで紹介しています。)

音程識別能力とは?

音程識別能力とは、ある人が、耳で聞いて違いがわかる周波数の差のことを意味しています。たとえば、人間の耳では、440Hzの音と、441Hzの音をつづけて聞かされても、同じ高さの音に聞こえます。一方、440Hzの音と、480Hzの音を聞かせられれば、多くの人は、音の高さの違いを識別することができます。なんヘルツの違いまで言い当てることができるかは、周波数帯によって異なります。可聴域&音程識別能力診断ツールでは、55Hz〜7040Hzまで、8つに区切った周波数帯ごとに高さの違う音をどこまで識別できるかを調べることができます。
私の場合は、どの周波数帯でも、だいたい6〜7Hzでした。結果には、何Hzの差まで識別できるかとともに、その差が何セントかも表示されます。100セントは、半音にあたります。(半音とは、ドとド#や、レとレ#などの間の音程です。)もし、結果に10セントと表示されていたら、その人は、半音の10分の1の音の差まで識別することができるということになります。(同じ周波数差でも、周波数帯が違えば、セントへ換算したときの大きさは異なります。)

サウンドカードのチェックもできます!

サウンドカードの中には、高音域の周波数を正確に再現できないものがあります。このようなサウンドカードの場合、正確な診断ができません。可聴域&音程識別能力診断ツールには、ご使用のサウンドカードが、高音域の周波数を再現できる性能があるかどうかをチェックする機能が入っています。

ダウンロードはこちらから!!

フリーウェアです!  
無料でご使用いただけます。
アンケートにご協力お願いします

個人的な興味で、他の人が、どれくらいの可聴域があるのかを知りたいので、アンケートにご協力願います。アンケートは、ツールの「アンケート画面」から回答して、自動でインターネットで送信できるようになっています。
年齢別、性別などで、可聴域にどれくらいの差があるのかを、調べてみたいのです。 アンケートに答えると、他の人の結果の詳細を見ることができるようになります。こちらに、2008年3月までの集計に対する考察を掲載しています。

注意事項

サウンドカードからの出力の大きさ(ようするにボリューム)によって、結果が異なるという報告を受けています。(大きなボリュームにすると、聞こえにくい音でも聞こえるようになるのは、当然といえば当然ですね。。。)とりあえずは、普段、自分が設定しているボリュームを変えないで測定してみてください。

また、周波数が高い音の結果については、ヘッドホンの高域再生力に影響されている可能性についても指摘されています。(測定にはなるべく高価なヘッドフォンをご使用ください。)

ソフトでは2万2千ヘルツ程度までしか測定できません。(それ以上の測定には、高機能のサウンドカードが必要。)アンケートではこれをクリアする人がいるようです。機会があれば、それ以上の高周波を測定するソフトを用意してもいいのですが、2万ヘルツ以上の結果 がでた場合は、測定ミスである疑い が濃厚です。(操作や音の高低について理解していない、ヘッドフォンの性能が良くない等。)

このツールでは正弦波を出力して、どの周波数まで聞こえるかということを測定します。人間にはあまり意味のない音をフィルタリングして、認識しないようにする働きがありますから、実際に音楽など意味のある情報として音を聞く場合は、このツールで測定した結果よりも高い音まで認識できている可能性があります。

 
   
 
Version 1.1 前回バージョンアップ 07/07/27 次回バージョンアップ予定 未定
Windows 95 Windows 98 Windows Me Windows 2000 Windows XP Windows Vista
(32 Bit / 64 Bit)
Windows 7
(32 Bit / 64 Bit)
Windows 8
(32 Bit / 64 Bit)
未確認 たぶん○/たぶん○

たぶん○/○

Windows2000以前で、まだgdiplus.dllをインストールしていない場合はインストールしてください。
(たいていの場合は、すでに入ってます。)
ダウンロード 500k
(上のサーバーが不調のとき)
ダウンロード
上のリンクでタイムアウトになるときは、こちらのリンクを試してください。(置いてあるプログラムは同じものです。)
 
   
 
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