研究テーマ->着メロ・着うた->変換した着メロが正しく再生できない場合の対処
変換した着メロが正しく再生できない場合の対処方法について説明しています。
着メロ、着うたに関する各項目への目次は、携帯電話用着信音楽ファイル・携帯ムービーの索引ページにあります。
 
 
 

 

 
 
転送できない
着メロのファイルサイズが大きいと携帯にファイルを転送したときにエラーになることがあります。このような場合は、トラック数を減らす、あるいは、変換する秒数を短くするなどの対処が必要です。 携帯機種と、再生可能なMLD、MMFのファイルサイズについては、こちらの表をご覧ください。
全く音が鳴らない
正しく変換できているはずなのに、変換した着メロを携帯に転送し、再生したときに音がまったく鳴らない場合があります。これは、ボリュームがゼロになっている可能性があります。
変換前のMIDIを開いて、マスターボリュームと、チャネルボリューム、エクスプレッションの各値がゼロ、あるいは、極端に小さくなっていないかを調べてください。また、各音符のベロシティも、極端に小さくなっていないかを調べてください。
マスターボリュームとは、システムエクスクルーシブを使用して設定されている曲全体に対するボリュームです。
 
鳴らない音がある
鳴らない音がある場合、同時発音数オーバーか、転送レート・オーバーが考えられます。
各携帯機種で、同時発音32和音とか64音とか、制限があります。これは、同時に鳴っている音がその数を越えると、鳴らない音がでてくるということを意味しています。注意しなければならないのは、同時に鳴り始める音(発音タイミングが同じ音)の制限ではなく、同時に鳴っている音の数の制限です。長く伸びている音があれば、その音が鳴り止むまでは1つの音としてカウントされます。また、通常のシーケンスソフトでは分かりにくいのですが、ダブル・ノートと言って、同じ音が重複して入力されている場合も、この同時発音数にひっかかってきます。(プロの着メロ製作者の場合、納品物にダブル・ノートがあると、リテイク(やりなおし)の対象になります。)
同時発音数を制限内に収めていても、転送レートをオーバーすると、鳴らない音がでてきます。携帯では、1秒間に再生可能なバイト数が定められています。制作時に、1秒間に何バイトのデータになっているかは把握できないと思いますが、音が密集している箇所で音飛びが発生したら、これが原因です。