研究テーマ->着メロ・着うた->midiから着メロへの変換ツール
パソコンにある拡張子がmidのSMFから、携帯電話で使用する拡張子がmmfやmldの着信メロディに変換するツールについての情報を提供します。
なお、着メロの変換ではなく、着うたへの変換が必要な場合は、こちらをご覧ください。
着メロ、着うたに関する各項目への目次は、携帯電話用着信音楽ファイル・携帯ムービーの索引ページにあります。
 
 
 

 

 
 
 MIDIファイルから着メロファイルへの変換
これは、プロの業者が行う場合も同じですが、携帯で再生するための音楽ファイルは、パソコンで作成します。着メロの場合は、まず、MIDIファイルを作成し、それを着メロ形式のMFI(MLD)、SMAF(MMF)、CMX(PMD)などの形式にツールを使用して変換します。(最近のMIDIに対応している携帯電話では、特に変換する必要がない場合もあります。)
専門の制作会社の場合、MIDIから着メロへの変換は、公式ツールと呼ばれる、各キャリア(DoCoMo au, vodafone,)指定のツールを使用して行います。
このツールは、おそらく、個人で購入することはできないと思います。個人の場合は、シェアウェア、フリーウェアとして流通しているものを使用することになります。この際に注意しなければならないのは、ファイルフォーマットが同じでも、機種ごとに、微妙に違った変換を行い、それに応じたファイルを用意しなければならないことです。また、16ボイス、32ボイス、40ボイスなどの違いによってもファイルを用意しなければなりません。
ATS
SMF(MIDIファイルのこと)をSoftbankやau用のSMAFに変換することのできるツールがYAMAHAから配布されています。 (ATSでは、SMFからMFi(DoCoMo)用に変換することはできません。Nの古い機種のみ、SMAFからMFiに変換するツールが配布されているようですが、読み込めるSMAFに制限が多く、初心者が使用するには難しいものになっています。)SMFを読み込んで、SMAF(着メロファイル)に変換することができますが、変換できるSMFには制限があります。たとえば、パソコン用に作成されたSMFでは、32和音以上のもの、64和音以上のものがありますが、これをそのまま、変換することはできません。制限内の和音数におさめるための編集を行う必要があります。また、和音数が制限内でも、転送レートの関係で、音が密集している部分があると、変換ができないことがあります。制限内におさめるために、シーケンスソフトと呼ばれるソフトを使用して、SMF(MIDIファイルのこと)の編集を行わなければなりませんが、これは、ある程度、音楽ファイルの編集に慣れている人でないと難しいです。このような編集を自分でしたくない人は、「自動作曲システムACS」を使用すると、自動で必要な編集を行い、SMAF(着メロファイル)を作成することができます。
自動作曲システムACS

自動作曲システムACS は、コンピュータ・ミュージックに関してほとんど知識のない、初心者でも使用できる変換ソフトです。
自動作曲システムACS は、もともと、パソコンや音楽の知識の無い人が、ジャンルを指定するだけで、自動でSMF(MIDIファイルのこと)を作成することができるツールですが、SMFをSMAFやMLDなど、着メロファイルに変換する機能も備えています。
ATSでは、元MIDIファイルに対して、制限内の和音数におさめるための編集を、シーケンスソフトなど、別のツールを使用して行う必要があります。
自動作曲システムACS は、制限和音数や転送レートなどを考慮し、パソコン用に作成されたSMFをそのまま読み込んで、自動で変換を行わせることができます。
また、ATSでは、SMFからSMAFの変換のみ行えますが、
自動作曲システムACSでは、SMFからMFi(DoCoMo)用に変換することもできます。

着メロEXPRESS

着メロEXPRESは、自動作曲システムACS から、自動作曲の機能を取り除き、着メロ変換の機能だけをもたせたソフトです。