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メディアアートの作品制作にはセンサーやモーターなど、ロボットの技術に関連することが多くあります。また、明和電機の「歌うロボット」のように、ロボットそのものが作品になっている場合もあります。 ここでは、メディアアートとロボットについて考えます。  
ロボットを構成する要素
ロボットを構成する要素を考えてみると、周りの状況を知るための「センサー」と、動き回るための「モーター」が重要な部分を占めていることがわかります。人型ロボットを考えてみると、目の役割をするカメラも一種のセンサーですし、まっすぐ立つのに必要な平衡感覚はジャイロセンターで得ることができます。また触覚というほどではありませんが、物に触れたかどうかは、タッチセンサーで知ることができます。
動きに関しては、関節のような稼働部をモーターで動かすわけですが、このモーターのことをアクチュエーターといいます。アクチュエーターにも幾つかの種類があります。
ロボットとメディアアート
メディアアートの作品にはインタラクティブ性が求められます。たとえば、人の動きに反応して、音を鳴らしたり、なにかを動かしたりするということがあるわけです。これにも、やはり、センサーとアクチュエーターを使用しますから、ロボットの分野と通じるものがあるわけです。

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