ノイズ対策にステッピングモータを使用してはどうかというアドバイスを踏まえて、採用が考えられるアクチュエータについて考えてみた。 |
(1)サーボモータ
制御にホビーロボット用のコントローラが使えるため、私にとっては扱いやすい。MIDI鍵盤からサーボを動かす仕組みもPCとすでに作ってあるソフトが使える。
しかし、稼働時のノイズが大きい。プラスチックギヤや、トルクの小さいものなど、いろいろみてみたが、ノイズはどれも許容範囲外。。。 |
(2)ステッピングモータ
仕組みはサーボモータとあまり変わらないようだが、あまり使ったことが無い。。。唯一、アルミを削るのに使用しているCNCのモータがステッピングモータだが、確かに静か。。。(CNCは自分で組み立てたが、キットに付属の組み立て図をみて作っただけなので仕組みはまったく分かっていない。)
問題はどうやって制御するかだが、本道は電子工作である。単純な繰り返し動作をさせるだけなので、頑張ればできるかもしれない。また、ロボット制作で馴染みのある浅草ギ研が、ステッピングモータも制御できるコントロールボードを販売している様子。
あと、気になるのが、トルク。ギヤをかませずに軸に直結してウチワを動かすとなると、それなりのトルクが必要なはず。。。回転速度はそれほど速くなくていいのだが。。。
必要なトルクがでるモータとそれを制御するボードの組み合わせを用意するのにけっこう苦労するかも。。。 |
(3)DCモータ
当初の試作では、マブチモータにプロペラをつけて送風するということをしていた。十分音は鳴るのだが、風流さという意味では、ウチワによる送風にはかなわない。
ただ、DCモータでもウチワを動かすことは可能である。回転運動を左右の運動に変えるようなギアが必要だが、自作できないことはないだろう。探せばタミヤなどから出ているかもしれないし。。。
ただ、ギヤ部分で、けっこうスペースを取りそうなのが心配。作り方次第だが。。。完成後は、ロボットのイベントや、介護施設での慰問演奏を考えているが、演奏場所に楽器を設置する際、コンパクトでないと苦労するはず。。。
また、DCモータの場合、制御ボードとそれに接続するPC、MIDI鍵盤などは不要になり、単純なボタンスイッチを並べて楽器が作れるかもしれない。これはけっこう魅了である。 |