研究テーマ->メディアアート->メディアアートについて->メディアアートで使用される入力装置 〜身近なもの編
メディアアートで使用されるセンサーについて紹介します。
センサーはこちらでも紹介しています。
 
キーボードとマウス
別にキーボードとマウスでもいいわけです。ハイ。
マウスの改造
イチから入力装置を自分で制作するのはしんどいです。キーボードやマウスを改造すると、それらしいものが簡単に作れます。

上の装置は、私がある作品の展示のために制作したものです。球体を回転させると、PCモニター上の映像が動くようにしていました。

上の写真のように、マウスをバラして、アクリル板の上にさかさまにして置き、その上に球体を載せただけです。(マウスの外形が見てとれると思います。)
キーボードの場合も同様に、キーの部分をバラバラにして、1つ1つにボタンの外装をつければ、それらしい入力装置が自作できます。キーがそれほどたくさん必要ない場合は、USBのテンキーをバラして使うというのも手です。
改造の利点は、元のマウスやキーボードが1000円程度で入手できるということです。(私の知っているリサイクルショップは105円で売っています。)
下の写真でホイールが大きく写っていますが、これを利用する仕掛けも簡単に作れそうです。

キーボードの改造
キーボードを分解すると、下の写真のようになっています。上の板は、ボタン、下の板は、配線という役割分担になっています。

配線は、下の写真のようなコントローラにつながっています。

下のように線をハンダづけします。(面倒なので写真では4か所だけ線を伸ばしています。)USBをPCに接続した状態で、どこか2か所の線を接続すると、文字が入力されます。どことどこをつなげるかによって出てくる文字が変わります。(文字が入力されない組み合わせもあります。)

 
タッチパネル
近年、タッチパネルも身近になってきました。普通にパソコンショップで入手可能です。

Webカメラ
Webカメラを入力装置として使用した作品もけっこうあります。元々用意してあった映像と、Webカメラからの映像とを組み合わせて投影するという感じの作品が多いですが、プログラムを組めば、人の動きなどを感知するのに使用することもできます。

動画を見る 3GP形式(IEで再生できます)

 

右下のほうにあるのがWebカメラです。Webカムを使用して、指揮者のような動きでPCの音楽再生をコントロールします。

動画を見る 3GP形式(IEで再生できます)

 

Webカムを使用して、プロジェクタによって投影された仮想鍵盤を演奏します。
写真だとわかりずらいですが、黒い紙の上に鍵盤が印刷してあるわけではなく、ただの黒い画用紙に、上部からプロジェクタで鍵盤の絵を投影しています。白いスチールの枠は、上部のプロジェクタを支えるためのものです。なので、何もない黒い紙の上で指を動かして、音楽を演奏しているワケです。