研究テーマ->ジャンル研究->民族音楽->フラメンコ
私は、各民族音楽の特徴をとらえ、コンピューターの自動作曲で、それを再現するということを試みています。このページは、私が、自動作曲システムに、各民族音楽の作曲機能を組み込む際に、特に留意した点を中心にして書かれています。  
特徴
フラメンコは、スペインのアンダルシア地方のジプシーの舞踊とその音楽を指します。フラメンコの音楽は、歌が中心で、ギターの伴奏がつきます。フラメンコの種類は50ほどあるらしいです。
音階和声進行
「ミ」を主音とする旋法で、上昇するときは「ミ」「ファ」「ソ#」「ラ」「シ」「ド」「レ」「ミ」、下降するときは「ミ」「レ」「ド」「シ」「ラ」ソ」「ファ」「ミ」となります。コード進行は、[Am]->[G]->[F]->[E]のようなものがよく使用されます。
リズム・テンポ
12拍の長さのコンパスと呼ばれるものが演奏単位になりますが、アクセントの位置にバリエーションがあります。(便宜上、拍子は3/4になっています。)ネット上で公開されているMIDIファイルを調べてみましたが、テンポは、150〜180くらいのものが多く、遅いもので130くらい、速いものだと、200を超えて250というものもありました。
楽器

 

フラメンコはギターのイメージが強いですが、中心は歌らしいです。

ギター 楽器自体は、クラシック音楽で使用されているギターとさほど変わらないものですが、弦をかき鳴らす「ラスゲアード」やギターの胴を たたく「ゴルペ」というフラメンコ独特の奏法があるらしいです。
自動作曲ソフトによる再現
とにかくテンポが速いのが特徴です。ギターの奏法や、リズム楽器の奏法を工夫して、フラメンコっぽさを出すようにしています。
自動作曲システムによるサンプル曲 準備中
関連リンク
準備中。