作曲をするというだけであれば、難しいことは何もありません。いくつかの音を並べてメロディをつければよいのです。ただし、それを人に聞かせて、喜んでもらおうとか、共感してもらおうと思うと、それほど簡単なことではなくなります。たとえば、思いつきで音を並べ、それを鼻歌で歌っても、たいていは、つまらない感じに聞こえます。曲を作って人に聞かせるには、大雑把に言って、次の2つの作業が必要になります。 |
(1)メロディをつくり、コード進行をつける
(2)伴奏を考える |
(1)は、作曲という作業、(2)は編曲という作業になります。
作曲までの段階だと、簡単に言うと、下の図のように、ピアノのバーン、バーンという全音符の簡単な伴奏に、歌を乗せているような状態で、音楽の骨組みだけしかありませんから、普通の人に聞かせて、良いと思ってもらうことろまでは、なかなかいきません。 |

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編曲は、アレンジとも言いますが、ギターやピアノ、ベース、ドラムなどの伴奏を加えて、音楽として仕上げる作業です。もちろん、この曲はピアノだけの伴奏で良い、という判断もあり、それはそれで、りっぱなアレンジの作業になります。 |
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ポイント
曲をつくるだけなら簡単だが、人に聞いてもらうにはそれなりの作業が必要 |