「かく、きよ、ほる、めま、すきよっきゃ出た出た」
これは、祖母から聞いた言葉で、戦前、小学校のグランドで映画会とかやっていた時に、祖母の知り合いのおばさんが、子供達に投げかけた言葉でした。
「かく」「きよ」「ほる(?)」というのが子供達の名前で、「めま」というのは、「見ろ」という方言だそうで、「すきよっきゃ」というのは「飛行機」の事だそうです。戦時中だから戦闘機のシーンがあるニュース映画だったようです。つまり、「かく、きよ、ほる、見なさい、飛行機が出たよ」という意味。
でも、妙にこの言葉、韻律があって、音楽的です。「あーいや」とか間の手入れたらラップに出来そうなフレーズで気に入ってるんですけどね。
生物というのもDNAという言葉で作り上げられています。DNAというのは、宇宙の中でもそうめずらしいものでもないそうですし、原始の海でDNAができる時に力を貸したのは火山の噴火だったという研究もあります。
で、ここからが、本題ですが、DNAそのものというのは、たった4組の結合しか種類がありません。アデニンにはチミンしか結合しなくて、グアニンにはシトシンしか結合しません。(相補結合といいます)
アデニン-チミン
チミン-アデニン
グアニン-シトシン
シトシン-グアニン
これが無数に鎖状につながってDNAは膨大な情報を記録・再生することができます。
この4種類の結合さえあれば、無数のパターンを作れますが、これは言葉の性質と全く同じです。人間の方が後なので、人間の言葉の奥深い起源にはこの仕組みがあるのだと思います。DNAがこのような性質を持っているので、それを音楽にするという研究があります。音楽にすることによって遺伝子のパターンを見る時に、同じところやその特徴を見つけやすいそうです。
では、このような仕組みを音楽に使えないだろうか?という点から考えると、色々なアイデアが出てきそうです。
例えば、ドレミファソラシをそれぞれ、数字に置き換えます。1234567という風に。
そして、最初に任意の音程を2個選びます。例えば、ソとシ ソ=5 ファ=4。
ここで、ふたつの数字を足して、7で割った余りを求めます。5+4=9ですから、余り2です。
542と並べます。さらに、最後の方から2個とって4+2=6、7で割ると余りは6
5426さらに繰り返して行きます。
5426103362134044156430・・・・・・・
ここで0を7に置き換えます。
5426173362134744156437・・・・・・・
ドレミファソラシに戻します。
ソファレラドシミミラレドミファシファファドソラファミシ
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