ジャワのガムランとバリのガムラン |
ガムランは大きくわけて、ジャワのガムランとバリのガムランとに分けられます。ジャワのガムランは宮廷音楽風のゆったりとした感じのものです。バリのガムランはもう少し躍動的な感じのものです。このページにあるのは、ほとんどがジャワのガムランのものですが、楽器自体は、ジャワもバリもあまり変わらないものが使用されるようです。
フィリピンにもガムランとよく似たゴング音楽でクリタンと呼ばれる音楽と楽器があります。 |
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ガムランのセット(ジャワ) |
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写真は、奈良の某福祉施設で行われたガムランのコンサートに行ったときに撮影したガムランのセットです。ガムランは、インドネシアの楽器の総称で、どれか特定の楽器を指しているわけではありません。
ガムランは、鉄、竹、木、青銅などの素材で作らたものがあるそうです。コンサートのときに出ていた雑貨屋さんの屋台では、竹のガムランが売られていました。
ガムランについては、こちらのページもご覧ください。 |
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ガムランのセット(バリ) |
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写真は、大阪音楽大学のワークショップで撮影したものです。中央に銅鑼があり、これでリズムをとります。
同じ楽器が2つづつペアで置かれています。すこしずつ調律が違うので、微妙なうなりが発生します。このうなりがガムランの音楽の特徴の1つです。 |
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ボナン |
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ガムランの楽器には、それぞれ名前があります。写真のように、木の枠に糸を張っり、銅製のお椀を逆さにしたものを並べて置いたものは、ボ
ナン(bonang)と言うそうです。
同じ名称かどうか分かりませんが、大きなものは、写真の右上のもののように、糸で吊り下げられているものもあります。 |
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銅製のお椀を持ち上げると、糸が張ってあるのが分かります。左の写真のように、お椀を後ろから見ると、中は空洞になっています。文字が書いてあるのは、音の高さ、あるいは、置く位置を示しているのだと思います。置く場所は、自由に変えられますから、書いておかないと、分からなくなってしまうのでしょう。 |
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右の写真のような棒を両手に持って、お椀の上部の突出している部分を叩きます。たいていは、交互の手で、1つづつ叩くのですが、曲が盛り上がる部分では、左右の手で同時に2つを叩くこともあるようです。(写真に写っているのは私なので、正しい棒の持ち方をしているわけではありません。) |
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サロン |
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サロン(Saron)という楽器で旋律を弾きます。3種類の大きさのものがあるそうです。 |
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木槌で叩いて音を出します。(写真に写っているのは私なので、正しい棒の持ち方をしているわけではありません。) |
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グンデル |
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グンデル(gender)という楽器です。金属の板が紐ではさんであります。下部には、共鳴のためのパイプが置かれています。 |
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金属の板を先に円盤のついた棒で叩きます。
叩くだけでは、音が鳴りっぱなしになりますから、タイミングを図って消音する必要があります。右手に棒をもって金属板を叩き、左手の指で、板をつまんで消音します。右手を次の音の位置に動かしたときに、左手を、もともと右手があった位置に動かします。右手の棒で、次の音を発音するタイミングで、左手で消音を行えば、音がとぎれずに、1音づつ演奏することができます。 |
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共鳴のためのパイプはこんな感じです。 |
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低い音の板の下にあるパイプは、なぜか、口を狭くしてあります。 |
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クンダン |
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クンダン(Kendang)という名前の太鼓です。 |
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ルバーブ |
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ルバーブ(Rebab)という2弦の弦楽器です。二胡のように、弓で弾きます。
写真だと見づらいですが、すぐ横に置いてあるのが、スリン(suling)という縦笛だと思います。 |
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チェレンプン |
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チェレンプン(Celempung)というジャワのガムランで使用される弦楽器です。 |
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名称不明 |
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ステージの中央におかれて、等間隔のリズムで叩いて全体のテンポをリードする役割の楽器です。(写真のはバリのガムランのもの。) |
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名称不明 |
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木製の楽器です。さわった感じ、竹ではなかったような気がします。名前は不明です。 |
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