一番のフェイバリット・ギタリストがジェフ・ベックということで、2000年よりフェンダーの
ジェフ・ベック・シグネチャーストラトを愛用しています。実は、90年代中盤にはこのモデル
は発売されて、発売当初買う気満々で楽器屋さんへ行ったのですが、あまりのネックの丸太加
減に眩暈がして購入を断念した経緯があります。それでも時々楽器屋さんで弾かせてもらって
いたんですが、ある日入荷したてのギターのネックが細くなっている事に気づき、東京中の楽
器屋さんを回って、細いネックのジェフ・ベック・シグネチャーストラトを7〜8本弾き比べて
最終的に今は亡き、三鷹楽器吉祥寺店で購入しました。
この時既にナットは、ウィルキンソン製ではなく、LSRに変わっており、ペグもスパーゼルで
はなく、シャーラーに変更されていました。orz 特にナットの変更は"Wher were you"という
名曲で使用する３弦３フレットちょい上で出すハーモニックスが決定的に伸びないこともあり、
ヘッドにウエイトを付けたり工夫をしてみたものの結局は、手持ちのマーシャルのユニット１
のキャビと交換で中古の（JBストラトに付いていた）ウィルキンソン製ローラーナットを入手
し自分で取付ました。（交換相手にめちゃくちゃ恐縮されてしまいましたが・・・）
このギターは、リアP.U.が、レーセンサーのハンバッカーとシングルを切り替える事が出来た
り、ブリッジも２エッジのちゃんと調整したらチューニングの狂いも少ないもので、非常に
合理的な近代的なストラトだと思います。当然、ヴィンテージ系の音は、全く出ません。
と、このギターを２年程使っていたら、なんとアップデートモデルが発売されました。（爆）
変更点は、P.U.をセラミックノイズレスの普通の３ピックアップに、ヒールの部分をコンター
加工を施し、スムースなタッチになったものでした。（ナットとペグの変更は残念ながらなし）
先生（ジェフ・ベック）本人のギターの改造に追随した形だったので、嫁さんの制止を振り切
り、即購入。（爆）
ウィルキンソン製ローラーナットをこちらへ移植し、前のギターには、ゴトー製のコピーもの
を取付ました。（スマン！）ついでにペグもスパーゼル製に交換し、かなり完成度（つまり先
生のギターに近い）の高いものになったと思います。音的にも倍音の多めの使えるギターで、
前のギターの調整で体得した調整（ナイフエッジ部のバリを取ってグリスアップする）で普通
のレスポールよりチューニングの安定したギターになりました。（笑）ことチューニングに関
しては、個人的には、ローラーナットは、マイナス要素だと感じていますが、上記ハーモニッ
クスの件もあり、そのまま使っています。あと、当然ですが、ヴィンテージ系の音は全く出ま
せん。
実は、このギターを購入（2002年）遡る事7年前の1994年に購入したフェンダー・ジャパンのス
トラト（長い事三鷹楽器の店頭に残っていたギターで定価￥12万円くらいしたものを処分セー
ルで7万円くらいで購入）のスペックが、妙にこのアップデートモデルに似ていたりします。
（２２フレット、コンタード・ヒール、２エッジ支持のブリッジなど）
２００２年4月１日
♪
平川丈二は最近こんなことを考えている！
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