2018年 箱根の旅

3月31日〜4月1日で箱根へ遊びに行ってきました。
今回は、箱根周辺の観光と18年ぶりに友人と久しぶりにお話をしたいのと箱根
TENTというゲストハウスに泊まってみたかったというところが旅の目的です。
3月にお伊勢参りの時に使った青春18きっぷの余りで小田原へ行きました。小田
原からは、箱根フリーきっぷで移動します。最後に箱根へ来たのは、鉄道好き
の息子をロマンスカーの先頭座席に乗せるために新宿から箱根湯本まで来て以
来です。その時は、雨模様だったので、早雲山まで行って帰ってきましたが、
今回は、ちゃんと芦ノ湖まで回ってきました。事前に上記友人に連絡したとこ
ろ、箱根登山線→ケーブルカー→ロープーウェイというルートではなく、逆回
りの箱根湯本→元箱根ルートがお薦めだと言うので、箱根湯本からバスで元箱
根へ移動しました。結構な登り坂で驚きましたが、正月の箱根駅伝のコースな
んですね。駅伝の選手の凄さが、分かりました。(汗)


久しぶりの箱根登山鉄道!

かなり風光明美な車窓を楽しみながら元箱根に到着しました。最初の観光ポイ
ントは、箱根神社と九頭龍神社です。参道を歩きながら森の中の神社は、良い
感じの空気に包まれていました。箱根神社と九頭神社に参拝し、記念のご朱印
を頂いて、芦ノ湖に面したところに建ててある鳥居を観てから、元箱根港の海
賊船乗り場へ移動しました。


箱根神社にて

船の時間まで余裕があったので、近くのコンビニでカフェラテを購入して桟橋
へ戻ると海外の団体さんが結構な行列を作っており、次の船に乗れないかも?
と思い焦りましたが、無事に乗船できて、やれやれでした。風も冷たくいまい
ち雲も出てきており、富士山も見えなかったのですが、上のデッキで芦ノ湖の
景色を見ながら桃源台港までの短い船旅を楽しみました。桃源台港の桟橋は、
大涌谷方面へのロープーウェイ駅とつながっており、船でいっしょだった団体
さんと一緒に並んで、約30分ほどでロープーウェイに乗れました。


海賊船の船長さんと・・・。

このロープーウェイは、ニフテルと呼ばれる方式でロープがダブルになってお
り、定員18名というスキー場のゴンドラに似ていますが、揺れとかが圧倒的にv 少なく快適な乗り物でした。僕の周りは、海外からの観光客がほとんどで、ゴ
ンドラでも唯一の日本人でした。(笑)途中の姥子にも降りる事が出来そうで
したが、そのまま大涌谷まで移動しました。

大涌谷は、火山の水蒸気が上がっている景勝地となっており、温泉卵などが名
物になっているようです。何か食べようかとも思いましたがこれというものも
見当たらず、一周して早雲山へ向いました。(もっと上へ行く遊歩道もありま
したが、工事中で入れませんでした)早雲山行きのロープーウェイほとんど混
んでなく、すぐに乗れました。早雲山駅まで降りると普通の景色になります。
今回お目当てのカフェの場所を確認して、ケーブルカーで強羅へ下りました。


激混み状態のケーブルカーの下り乗り場

宿にチェックインするためです。ケーブルカーは、早雲山→強羅の直通運転
途中の駅に止まらない)でしたが、かなり混んでいました。(今回の旅行で
一番の混雑でした。)箱根TENTにチェックインしてケーブルカーで早雲山へ
戻りました。登り方向はお客さんがかなり少なく、運転席を見たがっていた
子供がいたので、席を譲りました。ってそういう席を最初に選ぶ自分は、子
供ですね。(爆)


名店、カフェRYUSENKEI

目的地であるカフェRYUSENKEIに到着したのは、午後5時。営業は本来6時まで
なのでぎりぎりな時間ですが、事前に日中はお客さんが多いので、空いている
夕方がお薦めというので計画通りでした。既に夕方から夕闇へ変って行く時間
帯は、エアストリームの風情がさらに輝いて見えました。早速店内(車内)に
入ると2組4名のお客さんがいましたが、とりあえず入れてもらってカフェご自
慢のコーヒーを注文しました。

音楽の話には、ほとんど触れずに旅関連の話題が続き、2組のお客さんがお帰
りになると入れ違いにコーヒー好きの奥様が家族を連れていらっしゃって、
すっかりコーヒーの話が続きました。ここのコーヒーは、深沢の中米スペシャ
ルティコーヒー焙煎専門店「カフェテナンゴ」から特注のブレンドを仕入れて
おり、普段インスタントコーヒーがほとんどの僕でもその美味しさが、分かる
素晴らしさでした。

小腹が空いた事もあり、クラムチャウダーも食べましたが、具材がゴロゴロし
て美味しく、身体が暖まりました。6時を過ぎ夕闇から夜へ変った頃、最後の
お客さん(僕を除く)がお帰りになり、やっとマニアな音楽の時間が始まりま
した。(爆)マスターも僕もAORのフリークというわけではありませんが、そ
れなりの拘りがあります。そもそもマスターは、以前音楽業界に身を置いてた
こともあり、仕事でプロデューサーやミュージシャン、エンジニアなどもチェ
ックしたいた事もあり、僕が知っている話は、100%コメントがもらえるナイス
な会話を続けることができます。オフレコな内容も多いのですが、個人的に聴
きたかった松任谷由実のベスト盤についてあれこれ尋ねました。案の定過去の
録音テープの再生にご苦労があったとか、マスタリングの巨匠バーニー・グラ
ンドマンの話とかドラムのジョン・ロビンソンからヴィニー・カリウタヘチェ
ンジした理由など、興味深い話を沢山聴く事ができました。面白かったのは、
昔のデジタル録音の方式のひとつである三菱フォーマット(PD方式)の再生で
苦労があったそうで、今でもバーニーのスタジオには、使えるマシンがあるん
だそうです。実は、PD方式のヘッドアッセンブリは、100%僕が昔勤めていた
オタリで作られていたので、最終手段で職人さんを紹介できますみたいな話を
しました。(爆)

お話の延長戦は、二ノ平の定食屋さん「二葉」へ移動して、アジフライ定食、
チキンカツ定食、餃子を囲んで進みました。(爆)子供の頃、感受性が強かっ
た頃の音楽へ回帰するとか、お互い九州出身で博多へコンサート観に行ったな
ぁとか、タルちゃんは凄いとか、思いも寄らない話題まで出てきました。午後
9時を回って、お店にも悪いので、お話もそこまでとなりました。都合4時間程
お付き合い頂き、箱根まででかけた甲斐がありました。

宿の箱根TENTへ送ってもらい、宿のバーでビールを飲んでいたら温泉が空いて
いたので、(早いもの順で温泉に入る事ができます。海外の人は、他人とお風
呂に入る習慣がないので、シャワーみたいに順番制にしているんだそうです。)
急いで温泉に入りました。

夜は、お風呂場がうす暗く、シャンプーだかボディシャンプーだか分からない
状態でしたが、温泉で温まれば問題はありません。お風呂からあがって、再び
バーでビールを飲んでいるとスタッフの方に「犯人は踊る」というカードゲー
ムに誘ってもらったので、酔った脳みそにルールを叩きこみながら、閉店まで
遊んでもらいました。ゲストハウスやイベントの話なども聞けて面白かったで
す。スタッフのおみずさんが以前いた長野の渋温泉「小石屋旅館」を薦められ
たので、いつか泊まりに行きたいと思います。

翌朝は、帰りの電車の時間までできたら芦ノ湖まで行きたいと思っていたんで
すが、ロープーウェイの始発が、9時半ということなので、朝御飯を頂いたら、
早めに帰る事にしました。8時半の箱根登山線は、余裕で座れて車窓も大変楽し
めてナイスでした。逆に登りの電車が満員だったので逆回りのメリットを痛感
しました。昔、息子と乗った時より車両も新しくカッコよかったです。(古い
車両もまだ現役みたいでした)

箱根湯本でお土産を購入し、小田原へ向いました。八王子に着いた時点で予定
より50分ほど早かったんですが、接続が無く、結局予定の電車に乗るしかない
事が分かったので、お昼御飯を食べて八王子のくまざわ書店や成城石井で買い
物をしました。地元の本屋さんには置いてなかったヤングギターのラリー・カ
ールトンのムック本があったので、中身をチェックして購入。ラリーが林さん
のフリーザトーンのエフェクターを沢山使っているので驚きました。ギターの
セッティングについても興味深いインタビューがあったので、後日ちょっと研
究したいと思います。

自宅には、夕方6時ごろに到着して、荷物などを片付けました。旅行は、身体
は疲れますが、精神的にリフレッシュできるのが、いいですね。またどこかへ
出かけたいです。

2018年5月1日

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