北岳登山



高校で山岳部に所属している息子に山へ連れて行け!って言われたので、日本で2番目に高い
山である 北岳(標高3190m、山梨県南アルプス市)へ行って来ました。僕個人的にも3000m
超の登山は初めてだったので (しかも日帰り!)気合が入りました。(笑)

北岳は南アルプスの盟主とも呼ばれ富士山に次ぐ日本第二の高峰であり、火山でない山として
は日本で最も高く、日本百名山のひとつです。

昔は、登山口の広河原までクルマで行くことができたのですが、現在はマイカー規制でバスで
1時間ほど手前の芦安温泉にクルマを停めて移動です。 前日は会社の宴会だったんですが、脱
腸、いや断腸の思いでノンアルコールを通し、速攻で帰宅後、午後11時半に芦安温泉の駐車場
に到着し5時まで仮眠をとって乗り合いタクシーの列に並んでいたんですが、なんと乗り合い
タクシーは予約分で満車で並んでも乗れない事が40分ほど並んだ後に発覚!(爆)急いで路線
バスの列に移動しました。行程が9時間程にもなる北岳日帰り登山は、朝一番の移動がキーポイ
ントなので結構焦りましたが、結局予定より20分遅れほどで入山できました。

このキーポイントの理由は、帰りのバスの時間が4時40分が最終でこれを逃すと芦安温泉まで帰
ることができなくなります。つまりタイムリミットがあるということなんです。翌日は、僕は
映画を見に行く程度の予定でしたが、息子は部活で近所の山の清掃登山があるのでなんとして
も日帰り必守だったんです。(笑)

ともあれ割りと急いで登り始めたんですが、流石日本百名山で富士山に次ぐ日本第二の高峰と
いうことでジジババ御一行様が登山道をのんびり登っており大渋滞が発生!息子は僕以上に焦
ってどんどん追い抜いて登って行きます。(汗)

今回のルート、いわゆる左俣ルートで大樺沢の雪渓を上り北岳頂上を目指し、右俣ルートで下山
しました。北岳頂上を眺めながらの登山は、モチベーションが上がってよいです!

今回のルートは、比較的前半厳しく後半楽という風にしたつもりでしたがトータルで良い選択
だったと思います。大樺沢という雪渓を1kmほど上がっていくんですが、逆にこれを下るのは、
アイゼン(滑り止め)なしだとリスクが高かったと思います。おまけにこちらのコースを選ぶ人
達は割と登山慣れした人が多くスムーズに登ることが出来ました。


左に見える雪渓の奥まで登って行きます!

今回初投入のザックとストックが大活躍で特に雪渓では、スキーで慣れたストックワークで雪面
をほとんど滑らずに登ることができました。 あと、3000m以上になると空気が薄いのか、非常に
疲れやすくなったので驚きましたが、無事に12時前に頂上に到着しました。昼食後直ぐに下山開
始したんですが、思った以上に厳しい下りで、その前の週に蝶が岳で痛めた膝の痛みがぶり返し
てきてしまい下山ペースが異常に遅くなり、4時40分のタイムリミットに間に合わないかもし
れないと焦りながら(特に終盤!)歩きました。実際に残り3kmなどは、右足を引きずる状態
になってましたがストックを杖代わりにどうにかバスステーションに4時過ぎに辿りつきました。

計画としては、約1時間遅れですが、すでにバス待ちの人達の列を見てビビリました。なぜなら遅
く来るとバスに座れないからです。(大汗)この膝の状態で約1時間の山道を立って乗るのは、か
なりの苦痛が予想されたからです。結局臨時のバスが増発されてぎりぎり、本当に最後の2名で座
ることができました。


13km、高低差1600mを9時間半で歩きました!

帰りのバスは立ち乗りの人も満杯で大変でしたがなんとか芦安温泉まで辿りつき、速攻で帰宅しま
した。風呂上りのビールが美味しかったですねぇ。(笑)

2012年8月1日

平川丈二は最近こんなことを考えている!
Back to 平川丈二Home