2007年8月 Torio&Torikoのフィールドノート 目次に戻る  top↑


【2007年8月4日】

※船橋三番瀬海浜公園(9:10〜12:10)
 到着時は満潮を過ぎて潮位が下がり始めているはずであったが、日本海を北上する台風5号の影響で南風がかなり強く、高波が船橋港側堤防を洗っていた。汀線沿いには大量のアオサが打ち寄せられており、シギ・チドリ類はアオサの周辺や潮干狩り場の杭などとを行き来していた。海上も白波が立ち荒れていたが、変わった海鳥などは見られなかった。午前11時頃から干潟もいくらか広がり始めシギ・チドリ類も多くなってきたが、同時に人出も多くなり正午過ぎに切り上げた。オオメダイチドリを確認できた他、シギ・チドリ類も多くなってきていた。アジサシ類はコアジサシのみであった。主なものは次のとおり。

○コアジサシ           約10羽(正面干潟付近。幼鳥も見られた)
○シロチドリ           約10羽(正面干潟)
○メダイチドリ            74羽(正面干潟。午前10時半頃から多くの個体が飛来した。市川側干潟にも見られた。夏羽から褪色し始めている個体がほとんどであった)
○オオメダイチドリ           1羽(正面干潟。成鳥冬羽個体と思われる個体で、わずかに橙色が残っていた。メダイチドリ群中に見られた)
○ダイゼン              16羽(成鳥夏羽の他、越夏個体と思われる若鳥も見られた)
○トウネン              36羽(夏羽個体が多かった。アオサの堆積した場所に群れていた) 
○ハマシギ               1羽(正面干潟。夏羽個体)
○ミユビシギ              2羽(正面干潟。夏羽から換羽中と思われる個体であった)
○オバシギ               1羽(正面干潟。換羽中と思われる個体であった)
○ソリハシシギ             1羽(正面干潟。成鳥夏羽と思われる個体。午前11時半頃にキアシシギとともに採餌しているのが見られた)
○キョウジョシギ           98羽(正面干潟など。夏羽から換羽中と思われる個体が多かった)
○キアシシギ             22羽(正面干潟など) 
○オオソリハシシギ          13羽(正面干潟。換羽中と思われる個体群。午前10時半頃から干潟に飛来し始めた)

以上。


【2007年8月5日】

※葛西臨海公園(7:30〜12:00)
 到着時は午前9時頃の満潮に向かって潮位が上がってきているところであった。最初に鳥類園擬岩付近で探鳥を行った後鳥類園を回り、午前10時過ぎからは西渚観察ポイント付近から渚周辺の探鳥を行って切り上げた。シギ・チドリ類は汽水池でアオアシシギ、キアシシギの数が多くなってきていたが、特に変わったものは見られなかった。また東渚のウミネコ群中には本年生まれの幼鳥も数羽混じるようになってきていた。なお、汽水池周辺にアオバトが飛来しているのを確認できた。主なものは次のとおり。

○コアジサシ         22羽(渚周辺。幼鳥とともに西渚周辺にも飛来していた他、午前11時半頃からは干潟にも降りていた)
○トビ              1羽(汽水池上空。午前10時過ぎに西から東方向に通過した) 
○コチドリ            4羽(汽水池)
○シロチドリ           4羽(午前11時半頃に西渚観察ポイント付近を通過して東渚干潟に入った)
○メダイチドリ         42羽(東渚。午前11時過ぎから西渚観察ポイント付近を群が通過して東渚干潟に舞い降りて採餌していた)
○ダイゼン            4羽(東渚。夏羽個体と思われたが遠方であった)
○オバシギ            1羽(渚周辺。午前11時頃に観察ポイント付近を通過した)
○ソリハシシギ          1羽(汽水池)
○キョウジョシギ         9羽(渚周辺) 
○アオアシシギ         16羽(汽水池など。満潮前の擬岩付近には14羽の群が集結した。いづれも成鳥換羽中の個体と思われた。また、東渚にも2羽が確認できた)
○キアシシギ          35羽(汽水池など。満潮前の擬岩付近には31羽の群が集結した。この他、水路護岸、渚周辺でも見られた)
○ダイシャクシギ         1羽(東渚。伸びを行った際に腰が白いことを確認できた)
○ホウロクシギ          2羽(東渚。飛翔したりしたことから確認できた。ばらばらに行動していた)
○チュウシャクシギ        1羽(東渚。中央丘付近の岩礁上で行動していた) 
○セイタカシギ         22羽(汽水池など。汽水池では成鳥12羽、幼鳥6羽が見られた。このうちの幼鳥3羽は他の繁殖地から親鳥とともに当地に飛来した個体とのことであった。また、これとは別の当地生まれの幼鳥も観察センター横の湿地で順調に生育していた。さらに、東渚にも4羽が確認できた)
○アオバト             1羽(汽水池周辺。午前8時過ぎに汽水池南側のサクラの樹林地にいるのが見られた。その後も汽水池周辺を飛び回っているのが見られた他、午前9時半頃には観察センターからも一時的に見られたが樹林内に入りこむことが多かった。若鳥ではないかと思われた。当地では毎年のようにアオバトは見られているようであるが、我々が当地でアオバトを確認したのは2000年11月5日、2003年6月28日に次いで3回目となる)
○カワセミ            1羽(汽水池。若鳥と思われる個体であった)
○コムクドリ           3羽(汽水池南側樹林地。一時的に見られたのみであった)

以上。




アオバト(若鳥と思われる個体)
2007年8月5日
葛西臨海公園(汽水池南側樹林地)



【2007年8月11日】

※葛西臨海公園(8:40〜13:40)
 到着時は既に大きく干潟が広がっており、午前10時頃の干潮時には沖合いにも広大な干潟が広がり水鳥達は散らばっていた。最初に西渚干潟にて探鳥を行った後、観察センターに回って小休止した後、鳥類園を回って切り上げた。到着時から快晴で、探鳥中は猛暑に見舞われ潮回りも観察には不向きで、特に変わったものは見られなかったが、久しぶりに御会いした鳥友と楽しい時間を過ごすことができた。渚周辺はカワウ、ウミネコの大群に占拠されていたが、サギ類も多く、20羽前後の群があちらこちらで見られチュウサギも混じっていた。なお、いただいた情報によると、朝方水路周辺でササゴイ2羽が見られ、汽水池でツメナガセキレイが観察撮影されたとのことであったが、我々はいづれも見ることはできなかった。主なものは次のとおり。

○カンムリカイツブリ       1羽(又は2羽。水路付近で見られた他、午後には東渚付近でも確認できた。いづれも夏羽であった)
○チュウサギ           5羽(西渚で3羽、汽水池で2羽が確認できた。いづれもコサギ、ダイサギに混じって混群を形成していた)
○コチドリ            6羽(汽水池)
○シロチドリ           2羽(東渚)
○メダイチドリ          2羽(東渚。正午頃に東渚周辺を群飛する50羽前後の群も見られ、本種と思われたが断定できなかった)
○ダイゼン            5羽(東渚)
○ソリハシシギ         1羽(西渚。荒川側堤防付近で採餌していた)
○キョウジョシギ         2羽(渚周辺) 
○アオアシシギ          7羽(汽水池など)
○キアシシギ         約20羽(西渚、汽水池など。午後1時過ぎには10羽を超える群が汽水池に飛来した。この他、水路護岸周辺でも見られた)
○ダイシャクシギ         1羽(東渚)
○ホウロクシギ          1羽(西渚。午前9時過ぎに飛来し、採餌していたが、まもなく東渚方面に飛び去った)
○チュウシャクシギ       16羽(午後1時頃に旧江戸川河口のカキ礁付近に群れているのが見られた他、東渚干潟上でも見られた) 
○セイタカシギ         19羽(汽水池。幼鳥も混じっていた)
○コムクドリ            2羽(汽水池南側樹林地付近。飛び出して飛翔したが、樹林地に潜り込んでしまいじっくりと見ることはできなかった)

以上。


【2007年8月12日】

※谷津干潟(12:30〜16:20)
 到着時は干潮を過ぎて潮位が上がり始めているところであった。既に三番瀬方面から多くのシギ・チドリ類が飛来して散らばっていた。三番瀬付近の大量のアオサに比べると谷津干潟のアオサは少なかった。珍しくオオタカが見られた他、シギ・チドリ類も種類、数ともに多くなってきており、オオメダイチドリも確認できた。主なものは次のとおり。

○オオタカ               1羽(幼鳥と思われる個体。午後1時頃に干潟南東部の観察ポイント前の干潟上空を飛翔して、観察センター付近の木立に入った)
○チュウサギ             2羽(干潟内で採餌していた個体も見られたが、夕方には淡水池で羽繕いを行っている個体も見られた)
○コチドリ               1羽(干潟北側。午後2時半頃に確認できた)
○シロチドリ              2羽(干潟東側など)
○メダイチドリ           206羽(午後3時半頃のカウント数。夏羽から褪色し始めている個体がほとんどであった)
○オオメダイチドリ           1羽(午後1時頃に干潟中央部で見られたが、その後は干潟北側付近にいることが多かった。ほぼ冬羽の個体であった)
○ダイゼン              68羽(午後1時頃のカウント数。成鳥夏羽の他、越夏個体と思われる若鳥も見られた)
○トウネン            約100羽(夏羽個体が多かったが幼鳥1羽も確認できた。午後3時半頃のカウント数は68羽であったが、遠方のものはカウントできなかった) 
○ハマシギ               3羽(夏羽個体)
○オバシギ               4羽(換羽中と思われる夏羽個体2羽と幼鳥2羽が確認できた)
○ソリハシシギ             7羽(キアシシギとともに採餌している個体が多かった。幼鳥も混じっていたようであった)
○キョウジョシギ         約150羽(夏羽から換羽中の個体。干潟南東部のカキ礁付近に群れて、時折群飛していた。午後2時頃の観察時のカウント数は116羽であった。午後2時半頃からは、一部干潟外に飛び出す群も見られた)
○キアシシギ           約120羽(午後3時半頃のカウント数は102羽であった) 
○オオソリハシシギ          16羽(干潟中央部で採餌していることが多かった。オオタカの出現時には干潟上空を群飛した。成鳥換羽中の個体のみであった)
○セイタカシギ            12羽(幼鳥も混じっていた)
○コムクドリ              2羽(♂♀各1羽。午後4時頃に観察センター付近の木立周辺で見られた。いただいた情報によると、本年も7月中旬頃から夕刻に集結するのが観察されているとのことで、50羽を超える数が確認された日もあるとのことであった) 

以上。

【2007年8月14日】

※葛西臨海公園(7:20〜11:00)
 到着時は潮位が下がり始め干潟が広がり始めているところであった。午前11時頃には沖合いにも広大な干潟が現れ始めた。最初に鳥類園を回って探鳥した後、午前9時半頃から西渚観察ポイントに向かって渚周辺の探鳥を行った。久しぶりにミサゴやアジサシを確認することができたが、特に変わったものは見られなかった。渚周辺は相変わらずカワウ、ウミネコの大群に占拠されていた。主なものは次のとおり。

○カンムリカイツブリ       1羽(東渚付近。夏羽個体であった)
○アジサシ           46羽(東渚。午前10時過ぎから数羽が東渚干潟に飛来し始め、午前11時頃には46羽が集結した)
○ミサゴ             1羽(探鳥時間中、東渚の沖杭上に休止していた)
○ヨシゴイ            1羽(淡水池。成鳥♂と思われる個体。アシの先端部に休止していたが、その後淡水池中央部付近のアシ原内に飛翔移動した)
○チュウサギ          2羽(淡水池と東渚で各1羽が見られた) 
○コチドリ            2羽(汽水池)
○シロチドリ           4羽(東渚)
○メダイチドリ        約20羽(東渚。遠方のものは識別困難であったが、メダイチドリ・シロチドリ群と思われるものは78羽をカウントできたので、もっといたものと思われる)
○ムナグロ            6羽(東渚。午前10時頃に群飛した際などにダイゼンと判別できた。渚内で採餌していた)
○ダイゼン            5羽(東渚)
○ハマシギ            2羽(東渚)
○ソリハシシギ          1羽(汽水池)
○キョウジョシギ         2羽(渚周辺) 
○アオアシシギ         10羽(汽水池、東渚など)
○キアシシギ         約20羽(汽水池、渚周辺など)
○ホウロクシギ          1羽(東渚。午前10時頃に干潟上で採餌しているのを見ることができたが、遠方であったことなどからダイシャクシギとの確実な判別はできなかった)
○チュウシャクシギ        8羽(旧江戸川河口のカキ礁付近に群れているのが見られた) 
○セイタカシギ         17羽(汽水池。幼鳥も混じっていた)
○カワセミ             1羽(汽水池。幼鳥と思われる個体)
○コムクドリ          約10羽(淡水池付近で♂♀各1羽がミズキの実に飛来したのを見ることができた他、汽水池南側樹林地のアカメガシワの実に約10羽が入れ替わり飛来しているのも見ることができた)


※谷津干潟(12:20〜17:10)
 到着時は大きく干潟が広がっていたが、午後2時頃より潮位が上がり始めた。既に多くのシギ・チドリ類が飛来して散らばっていた。全体的には12日と同様の鳥相であったが、ハジロコチドリ、オオメダイチドリ(幼鳥2羽)が確認できた。午後4時半頃からは観察センター付近でコムクドリの集結を観察した。なお、潮位の上昇に伴ってシギ・チドリ類は午後4時半過ぎに干潟から南方面に低く飛んで東京湾方面に飛び去ったが、南西方向の三番瀬方面とはずれているように思われた。主なものは次のとおり。

○チュウサギ             2羽(干潟内)
○コチドリ               2羽(観察センター前干潟)
○ハジロコチドリ           1羽(成鳥夏羽と思われる個体。干潟東側や観察ポイント前干潟で採餌していることが多かった。潮位上昇後は観察センター前干潟に移動して水浴していた。昨日から見られているとのことであった)
○シロチドリ              4羽(干潟東側など)
○メダイチドリ            83羽(午後1時頃のカウント数。成鳥換羽中の個体のみと思われた)
○オオメダイチドリ           2羽(午後1時半に干潟東側でカニやゴカイを採取している個体を見つけたが、その後少し離れたところにもう1羽がいるのを確認できた。12日に見られたほぼ冬羽の個体は確認できなかった)
○ダイゼン              36羽(午後1時頃のカウント数)
○トウネン              68羽(午後3時半頃のカウント数) 
○ハマシギ               4羽(夏羽個体)
○オバシギ               5羽(換羽中と思われる夏羽個体2羽と幼鳥3羽が確認できた)
○ソリハシシギ             4羽(キアシシギとともに採餌している個体が多かった)
○キョウジョシギ          142羽(干潟南東部のカキ礁付近に群れて、時折群飛していた。午後1時半頃のカウント数)
○キアシシギ             98羽(午後2時頃のカウント数) 
○オオソリハシシギ          17羽(干潟中央部で採餌していることが多かった。成鳥換羽中の個体のみであった)
○セイタカシギ            14羽(幼鳥も混じっていた)
○コムクドリ            約20羽(観察センター付近の木立周辺に小群が次々に飛来し、サクラやエノキに休止するのが見られた。葉が茂っていることから観察はしづらかったが、午後5時近くになってからは小群が次々に飛来していた) 

以上。



ヨシゴイ(成鳥♂と思われる個体)
2007年8月14日
葛西臨海公園(淡水池)



【2007年8月26日】

※葛西臨海公園(7:20〜10:40)
 到着時は既に干潟がかなり広がっており、午前8時半頃からは沖合いにも広大な干潟が現れ始めた。最初に渚橋付近で探鳥した後、鳥類園を回った。渚周辺はカワウ、ウミネコをはじめ水鳥の数が多かったが、特に変わったものは見られなかった。汽水池でキリアイが見られた他、このところオオハシシギも確認されているとのことであった。主なものは次のとおり。

○アジサシ           82羽(東渚など。午前8時半頃に東渚干潟から沖合い干潟にかけて舞い上がっては降り立つのを繰り返していた)
○ミサゴ             1羽(旧江戸川河口の竹杭上に休止していたが、午前8時半頃には沖杭に移動した)
○チュウサギ          2羽(淡水池の刈り取られた草地に飛来して採餌しているのが見られた) 
○コチドリ            8羽(汽水池。幼鳥が多かった)
○シロチドリ           2羽(東渚)
○ダイゼン            8羽(東渚)
○トウネン            1羽(汽水池。幼鳥)
○キリアイ            1羽(汽水池。幼鳥。比較的アシ原際を好んで採餌行動を取っていた。当地では昨年も9月17日に西渚干潟で見ている他、2004年8月29日には水路干潟で8羽を確認しているが、比較的珍しい)
○ハマシギ           16羽(東渚。午前8時過ぎに群飛するのを見ることができた。他種も混じっていた可能性もあったが、遠方で識別困難であった)
○ソリハシシギ          7羽(汽水池。幼鳥が多かった)
○アオアシシギ         15羽(汽水池、東渚など)
○キアシシギ          10羽(汽水池、渚周辺など)
○オオソリハシシギ        2羽(東渚)
○ダイシャクシギ         1羽(東渚)
○ホウロクシギ          1羽(東渚)
○チュウシャクシギ       14羽(旧江戸川河口のカキ礁付近に12羽が集結していた他、汽水池でも見られた) 
○セイタカシギ         16羽(汽水池。幼鳥も混じっていた)
○カワセミ             2羽(汽水池)
○コムクドリ            8羽(汽水池付近で見られた。マツの枝に休止しては時折水場に下りて水浴していた。♂♀ともに見られたが、いづれも幼鳥・若鳥と思われた)


※谷津干潟(11:20〜15:40)
 到着時は大きく干潟が広がっていたが、正午過ぎより潮位が上がり始めた。個体数はそれほど多くはなかったが、多くの種類を見ることができた。なお、潮位の上昇に伴ってシギ・チドリ類は、その多くが午後2時半過ぎに東京湾方面に飛び去った。主なものは次のとおり。

○チュウサギ             2羽(干潟内)
○コチドリ               2羽(観察センター前干潟)
○ハジロコチドリ           1羽(成鳥と思われる個体。干潟中央部や観察ポイント前干潟で採餌していることが多かった)
○シロチドリ              6羽(干潟東側など)
○メダイチドリ            46羽(午後2時頃のカウント数)
○オオメダイチドリ           1羽(午後2時頃に澪筋の水に入って休んでいるのが見られたが、脚部が見えなかったことと胸部が汚損していたことからオオメダイチドリかどうか同定できずにいた。午後2時半頃になって右脚を比較的大きな貝に挟まれたまま飛翔して観察ポイント前に来たものの、ウミネコに追われる形となってしまい、痛々しかった)
○ダイゼン              66羽(正午過ぎのカウント数)
○トウネン              62羽(午後2時過ぎのカウント数。幼鳥が多かったが、成鳥換羽中と思われる個体も5羽前後見られた)
○ウズラシギ              1羽(干潟東側で確認できた。やや遠方であった)
○キリアイ             約10羽(干潟西端部でも5羽が見られた。干潟全体に散らばっており、潮位上昇後には観察ポイント前にも3羽が飛来した。いづれも幼鳥であった。いただいた情報によると22日には20羽が確認されたとのことであった)  
○ハマシギ              12羽(換羽中と思われる個体が多かった)
○オバシギ              25羽(換羽中と思われる個体1羽の他は幼鳥であった)
○コオバシギ              3羽(成鳥換羽中と思われる個体1羽と幼鳥2羽が見られた。オバシギ群付近にいることが多かった)
○タカブシギ              1羽(淡水池。観察センターからガラス越しではあったものの5m前後の至近距離で観察できた。幼鳥であった。本種は湾岸地域でも時折見られるが比較的珍しい) 
○ソリハシシギ             8羽(キアシシギとともに採餌している個体が多かった。確認できたものは全て幼鳥と思われた)
○キョウジョシギ            86羽(午後2時頃のカウント数。干潟南東部のカキ礁付近に群れていることが多かった。オオメダイチドリがウミネコの攻撃を受けている時には現場を取り囲むように群れていた。幼鳥も2羽確認できた)
○キアシシギ             70羽(午後2時頃のカウント数) 
○アオアシシギ             1羽(干潟西側) 
○オオソリハシシギ          24羽(干潟中央部で採餌していることが多かった。成鳥換羽中の個体が多かったが幼鳥も1羽見られた)
○セイタカシギ            12羽(淡水池など。幼鳥も混じっていた)

以上。