2006年1月 Torio&Torikoのフィールドノート 目次に戻る  top↑


【2006年1月1日】

※葛西臨海公園(6:40〜12:50)
 初日の出見物をかねて出かけた。いつもは午前9時からの開門となる西渚の堤防など海岸部は見物人でにぎわっていた。しかしながら、雲は切れずに初日の出を拝むことは叶わず、午前10時半過ぎに一時的に陽光が差しただけであった。まず、鳥類園付近で探鳥し、午前9時過ぎから約1時間ほど西渚観察ポイントに回った後、鳥類園に戻った。これまでと同様で、猛禽類が多い状態が続いていたが、小鳥類やツグミ類も多くなってきているようであった。大型カモメ類も約30羽が東渚周辺で見られたが、変わったものは見られなかった。ズグロカモメは本日は確認できなかった。主なものは次のとおり。

○ホオジロガモ          5羽(♂4羽、♀1羽。♂♀各1羽のペアは旧江戸川河口で見られた。♂3羽の小群は東西渚間水路沖合いを潜水しながら移動していた) 
○ミコアイサ            6羽(♂1羽、♀タイプ5羽。淡水池)
○トビ               1羽(午前11時過ぎに東渚上空を通過し、舞浜方面に去った)
○ノスリ              2羽(又は3羽。淡水池など。汽水池北側のマツ周辺に休止していた個体は午前8時半頃に淡水池に移動したが、その後淡水池西側に進入してきた別個体を追い出した。追い出された個体は葛西臨海水族園から芝生広場付近でカラスの執拗なモビングを受けていた。この他、正午頃には渚周辺から公園西側に移動する個体も見られた。正午過ぎには淡水池北側のマツにノスリとオオタカ若鳥が上下に休止しているところにオオタカ成鳥が絡むのが見られた) 
○チュウヒ             3羽(東渚、淡水池など。午前8時半頃から頻繁に東渚アシ原上や水路上空などを飛翔しているのが見られ、淡水池上空にも進入してくる個体もあった。また、東渚水路側堤防のマツによく休止する個体も見られた)
○オオタカ             3羽(成鳥1羽、若鳥2羽。成鳥1羽は午前7時頃に汽水池南側マツの頂上部に休止していた。その後は移動したようで見えなくなったが、正午過ぎには淡水池北側のマツ周辺に再び現れた。若鳥1羽は淡水池北側付近に明け方から留まっていたが、もう1羽は正午頃に東渚から水路をわたり汽水池南側の樹林地に入った)
○ハヤブサ             2羽(渚周辺と水路護岸。午前9時半頃に西渚にてシロチドリを観察していたところ、急に干潟に座り込んだことから上空を見上げたところハヤブサが若洲海浜公園方向に通過して行くところであった。また、西渚観察ポイントからは、東渚干潟周辺でシロチドリ・ハマシギ混群を襲う別個体が見られたが、これと同一と思われる個体に午前11時半頃に淡水池南端部でも遭遇した。この個体は鳥類園側水路護岸の流木付近に休止していたことから近距離で見ることができた。当地でハヤブサをこれほどの近距離で見ることができたのは初めてであったが、♂成鳥と思われた)
○シロチドリ         約100羽(東渚など。午前9時過ぎのカウント数。西渚にも飛来した。遠方のものは判別困難であった)
○ハマシギ         約480羽(東渚など。午前9時過ぎのカウント数。西渚にも飛来した。ハヤブサに追いたてられて落ち着かなかった)
○セイタカシギ          2羽(旧江戸川河口付近)  
○タヒバリ             1羽(淡水池) 
○ジョウビタキ           1羽(♀タイプ。船着場付近でハマヒサカキの果実を採食していた)
○アカハラ            2羽(淡水池西側、南側で各1羽)
○シロハラ            2羽(淡水池西側)
○ツグミ             6羽(淡水池周辺や芝生広場など。多くなってきているようであった)
○オオジュリン          8羽(淡水池南側など。鳴き声は比較的よく聞かれ、群飛して東渚方面に移動するのが見られた)

以上。




ハヤブサ
2006年1月1日
葛西臨海公園(鳥類園南側水路護岸上)



【2006年1月3日】

※葛西臨海公園(8:30〜14:00)
 到着時は満潮を過ぎて潮位が下がり始めているところであった。最初に淡水池西側に回り、午前9時頃から西渚に向かい午前10時半頃まで渚周辺に留まった。その後は鳥類園に戻って探鳥した。午前中は風もなく穏やかな好天であったが、正午過ぎから北西の季節風が強く吹き日差しも遮られた。西渚にてハマシギ・シロチドリの越冬群を近距離から観察できたが、引き続き猛禽類の出現は多かった。大型カモメ類は約30羽で多くはなかった。カモ類は淡水池の北側が結氷していたことから、到着時は少なかったが正午前には多くなってきていた。しかしながら、カモメ類、カモ類いずれも特段変わったものは見られなかった。主なものは次のとおり。

○ミコアイサ            4羽(♂1羽は正午過ぎに旧江戸川で見られた。♀タイプ3羽は午後1時過ぎに淡水池で見られた)
○ズグロカモメ           1羽(成鳥1羽。渚橋付近護岸など。午前9時頃には船着場付近のユリカモメ群中で休んだりしていた。その後は、東渚干潟でも採餌していたが、午前10時半頃には再び船着場付近の護岸に戻ってきていた。元日には確認できなかったが、留まってくれているようである)
○ミサゴ              1羽(東渚周辺。午前11時過ぎには沖合い棒杭上で、捕らえた魚を採食しているのが見られた) 
○トビ               4羽(又は6羽。午前11時頃に3羽が公園西側上空を舞っているのが見られたが、正午前後には汽水池付近などに飛来する個体が断続的に見られた)
○ノスリ              3羽(汽水池、淡水池など。観察センター周辺もよく飛び回り近距離で見ることもできた。汽水池北側のマツ周辺や淡水池北側のマツ上付近に休止することが多かったが、東渚アシ原内のマツにも休止した他、カラスに追われて旧江戸川鉄橋内京葉線架線にも休止するのが見られた。また、午後1時頃には汽水池付近で2羽が絡むのが見られた) 
○チュウヒ             3羽(汽水池、淡水池など。午前10時半頃にノスリが東渚内に進入した際にアシ原から飛び出して絡んだ他、正午前後からは、個体が入れ替わりながら頻繁に汽水池や淡水池上空に進入してくるのが見られた。また、東渚アシ原上もよく飛翔していた)
○オオタカ             3羽(若鳥のみ。午前9時半頃に公園西側の樹林地上空を飛翔している個体が見られた他、午前11時頃には淡水池北側のマツにノスリとともに休止している個体が見られた。また、これとは別個体が午前11時半頃に汽水池上空に進入して汽水池南側の樹林地に入ったが、正午頃に樹林地を飛び出して帆翔し高度を上げて舞浜側に去った。いただいた情報によると、成鳥も留まっているとのことであったが、我々は見れなかった)
○ハヤブサ             1羽(成鳥。東渚周辺。午前10時頃に東渚舞浜側堤防上の流木や看板上に休止しているのが見られた。時折、シギ・チドリ群を追い回していた)
○シロチドリ         約100羽(西渚など。午前9時過ぎには約700羽のシロチドリ・ハマシギ群が西渚砂浜上で休息していたが、既に一部は東渚干潟に移動していた。遠方のものは判別困難であった)
○トウネン             2羽(西渚。ハマシギ・シロチドリ越冬群中に見られた。ヨーロッパトウネンの可能性もあると思われたが、じっくりと観察することができなかった)
○ハマシギ        約1000羽(西渚など。午前10時頃のハマシギ・シロチドリ群のカウント数は1112羽であった。午前9時過ぎまでは西渚砂浜上にも500羽を超える群が休息していたが、まもなく東渚干潟に移動してしまった。当地のハマシギ・シロチドリ越冬群のカウント数が1000羽を超えたのは今季初めてであった)
○タシギ              1羽(正午過ぎに汽水池から淡水池に移動する個体が見られた)
○セイタカシギ           6羽(旧江戸川舞浜側アシ原育成地)  
○タヒバリ             2羽(西渚) 
○アカハラ             1羽(船着場付近。ハマヒサカキの植込みに飛来していたものと思われた)
○シロハラ            1羽(淡水池西側)
○ツグミ              1羽(淡水池西側)
○オオジュリン          2羽(淡水池など。鳴き声は比較的よく聞かれた)

以上。


【2006年1月8日】

※葛西臨海公園(9:20〜16:00)
 到着時は満潮。午前中は北西の季節風がやや強く吹き寒かった。正午過ぎに西渚観察ポイントに回ったものの、それ以外の時間は鳥類園にて探鳥した。引き続き猛禽類の出現が多かった。このためか、渚周辺のカモメ類は少なく、シギ・チドリ類も落ち着かなかった。特段変わったものは見られなかった。主なものは次のとおり。

○ミコアイサ            6羽(♂1羽、♀タイプ5羽。淡水池)
○ミサゴ              1羽(西渚。午後1時頃に西渚内棒杭上に休止して捕らえた魚を採食しているのが見られた) 
○トビ               3羽(午後2時頃に水路付近から淡水池上空に進入してくる個体が見られた他、東渚付近でチュウヒと絡む個体が見られた)
○ノスリ              3羽(汽水池、淡水池など。汽水池北側のマツ周辺や淡水池北側のマツ付近に飛来し休止することが多かったが、東渚アシ原内のマツや棒杭に休止したりホバリングする個体も見られた。チュウヒやオオタカと絡むこともあった) 
○チュウヒ             3羽(淡水池など。午前11時頃から、個体が入れ替わりながら東渚アシ原上を飛翔したり、水路を越えて淡水池付近に飛来するのが見られた。午後3時前に淡水池北側のマツに飛来した個体は淡水池西側の湿地でネズミと思われる獲物を捕らえ、刈り取られたアシ原上で採食したことから比較的近距離で観察することができた)
○オオタカ             2羽(又は3羽。成鳥1羽は午前11時半頃に水路側から淡水池上空に帆翔しながら進入してきたが、そのまま北方面に飛び去った。若鳥は午前10時過ぎに汽水池東端部付近でドバトを襲ったが失敗しカラスに追われて樹林地に入りこんでしまった。その後、午後1時頃からは淡水池北側のマツにチュウヒとともに休止する個体が見られた)
○ハイタカ             2羽(又は3羽。淡水池周辺など。午前10時頃に汽水池上空で帆翔しながら高度を上げている個体が見られたが、この個体はその後汽水池南側の樹林地に急降下して見えなくなってしまった。午前11時頃には淡水池北側の樹林地上空を旋回しながら高度を上げている個体が見られたが北方面に去った。午後3時半過ぎには、淡水池西側でキジバトを追いかけている個体が見られたが、狩りに成功しなかったことから転回し淡水池上空を通過して汽水池方面に去った)
○シロチドリ          約30羽(東渚。午後1時頃に一時的に飛来していた。きちんとカウントできなかった)
○ハマシギ         約200羽(東渚。午後1時頃に一時的に飛来していた。猛禽類の出現のためか落ち着かず、干潟がかなり広がった午後2時頃には見られなくなってしまった)
○オオハシシギ          4羽(旧江戸川舞浜側アシ原育成地) 
○セイタカシギ           4羽(旧江戸川舞浜側アシ原育成地)
○カワセミ             1羽(汽水池)  
○タヒバリ             3羽(汽水池、水路護岸周辺) 
○ツグミ              5羽(淡水池付近など。ハマヒサカキやシャリンバイの果実に飛来しているようであった)
○オオジュリン           4羽(淡水池など。鳴き声は比較的よく聞かれたが、アシ原に潜んでいることが多く、アシの上部に出てきたのを視認できたのは1羽であった)

以上。

【2006年1月9日】

※葛西臨海公園(10:40〜15:10)
 到着時は満潮であったが、長潮のため潮位はそれほど高くはなく、干潟はいくらか残っていた。最初に公園中央部を経由して西渚観察ポイントに向かい正午頃まで渚周辺に留まった。その後は鳥類園・淡水池付近で探鳥した。雲は多かったものの、風も弱く穏やかな天候であった。昨日と異なり、シギ・チドリ類やスズガモ・カンムリカイツブリなどの水鳥類は多かったが、カモメ類は多くはなかった。淡水池のカモ類は例年に比べると少ない状況が続いていた。引き続き猛禽類が目立った。特段変わったものは見られなかった。主なものは次のとおり。

○ミコアイサ            4羽(♂1羽、♀タイプ3羽。淡水池)
○ズグロカモメ           1羽(成鳥1羽。東渚など。午前11時半頃に東渚干潟内でセグロカモメに追われているのを見つけた。その後、ハシボソガラスと争ったりしていたが、まもなくして渚橋付近護岸付近に移動し、さらに荒川河口方面に去った。正午頃には荒川河口付近の右岸のテトラポット付近で採餌行動を取っている本種と思われる個体を確認することができた。かなり広い活動範囲を飛び回っているようであるが、引き続き留まっているようである)
○ミサゴ              1羽(旧江戸川河口付近。午後1時半頃に上空を旋回飛翔しているのが見られた) 
○トビ               1羽(公園西側。探鳥開始直後に公園西側上空を北方向に移動する個体が見られた)
○ノスリ              3羽(淡水池など。汽水池北側のマツ周辺や淡水池北側のマツ上付近に休止することが多かったが、東渚アシ原内を飛翔したり、ホバリングしたりしていた) 
○チュウヒ             2羽(又は3羽。東渚、淡水池など。東渚アシ原付近もよく飛翔していた他、個体が入れ替わりながら淡水池上空に進入してくるのが見られた。なお、西渚観察ポイントからの観察中にチュウヒ1羽が浅水域に足からダイビングしたが、ミサゴのように魚を捕らえようとしたものと思われた。当地では漂着した魚を採食しているのはこれまでにも目撃しているがこのような行動を目撃したのは初めてであった)
○オオタカ             2羽(又は3羽。若鳥のみ。淡水池北側のマツや汽水池北側のマツに休止していることが多かった。午後1時過ぎには2羽が揃って帆翔し、淡水池上空で高度を上げ急降下したりするのが見られた。なお、いただいた情報によると、午前中には淡水池付近で成鳥も見られたとのことであった)
○シロチドリ         約100羽(東渚など。西渚干潟にも飛来していた。遠方のものはハマシギとの判別が困難であった)
○ハマシギ         約930羽(東渚など。正午頃のハマシギ・シロチドリ群のカウント数は1026羽であったが、一部視界が遮られたことから、もっといたものと思われ、恐らく1300〜1400羽に達するものと思われた)
○セイタカシギ           3羽(東渚。アシ原近くの干潟に群れていた)  
○タヒバリ             2羽(東渚、淡水池)
○ジョウビタキ           1羽(♀タイプ。淡水池西側) 
○アカハラ             1羽(淡水池付近。茂みから飛び出して常緑樹の枝に休止した。♂と思われる個体であった)
○オオジュリン           6羽(淡水池など。アシに休止するのを視認することもできた。淡水池上空に飛び出しては東渚方向に移動する個体が目立った)

以上。

【2006年1月15日】

※葛西臨海公園(7:10〜15:30)
 到着時は満潮。昨日の雨も上がり快晴であったが、北西風が正午過ぎまでやや強く吹いた。到着直後は、ハマシギ・シロチドリの越冬群は西渚砂浜上で休息していた。最初に公園中央部を経由して渚橋付近で探鳥した後、鳥類園に回って探鳥した。午前11時頃から西渚観察ポイントに回ったが強風もあり1時間弱で切り上げた。基本的には、これまでと同様であったが、大型カモメ類は約80羽が集結しており、シロカモメを今季初認することができた。主なものは次のとおり。

○ミコアイサ            2羽(♀タイプのみ。水路から旧江戸川にかけてのカモ群中に混じっていた)
○シロカモメ            1羽(東渚。成鳥冬羽と思われる個体。午後3時頃に干潟上に集結したカモメ群付近で水浴しているのを見つけた。水浴終了後は舞浜側堤防南端付近の棒杭上に移動した。遠方であったが、飛翔時のパターンなども確認できた。今季初認であった)
○ズグロカモメ           1羽(成鳥1羽。水路護岸など。到着直後は渚橋付近護岸でユリカモメとともに休息していたが、その後は荒川方面に飛び去った。西渚観察ポイントからの探鳥時には、東渚のみならず西渚干潟にも飛来して採餌した)
○トビ               2羽(公園北側など。午前9時半過ぎに荒川河口付近に飛来する個体が見られた他、正午過ぎには公園北側を東方向に移動する個体が見られた)
○ノスリ              2羽(又は3羽。淡水池など。淡水池北側のマツ上付近に休止している個体を見ることが多かったが、汽水池や東渚アシ原付近を飛翔する個体も見られた。午後1時半頃には淡水池のコガモ群を襲ったが狩りに失敗した。この際に、浅水域にダイビングした形となったことから、ずぶぬれ状態となってしまい、その後は陽光に向かって羽根を広げて乾かす行動が見られた。また、午後2時頃には2羽が淡水池北側のマツに並んで休止した) 
○チュウヒ             1羽(東渚。飛翔する個体がなかなか見られなかったが、午後3時頃になって1羽がアシ原上を飛翔しているのを確認することができた。頭部の白い個体であったが、まもなくして渚上空で帆翔して高度を上げ、南西方向に去った)
○オオタカ             1羽(若鳥。淡水池西側上空。午後1時頃に上空を帆しながら高度を上げて葛西臨海水族園上空に移動したが、その後急降下して見えなくなった)
○ハイタカ             2羽(又は3羽。淡水池付近。午前中を中心によく出現し、淡水池北側斜面の樹木に休止したりした。また、正午過ぎからは帆翔する個体も見られた。午前10時頃には同時に2羽を確認した) 
○シロチドリ         約100羽(西渚など。午前7時半頃のカウント数。西渚砂浜上にハマシギとともに休息していた。距離があったことからハマシギと判別できない個体もあったので、もっといたものと思われる。午前8時半頃からは東渚干潟に移動した)
○トウネン             1羽(渚橋付近水路護岸。午前8時半頃に、護岸に飛来したハマシギ群中に見られた。近距離で確認できた) 
○ハマシギ        約1600羽(到着直後は西渚砂浜上に休息しており、その際のハマシギ・シロチドリ群のカウント数は1692羽であった。午前8時半頃からは水路護岸にも小群が飛来した。このところ、越冬群の羽数が多くなってきているようである)
○オオハシシギ           3羽(旧江戸川舞浜側アシ原育成地)
○セイタカシギ           2羽(旧江戸川舞浜側アシ原育成地)
○カワセミ              1羽(淡水池)  
○タヒバリ              1羽(淡水池)
○ジョウビタキ            3羽(♀タイプのみ。淡水池周辺など。午後2時頃には2羽が争っているのを見ることができた) 
○ツグミ              1羽(汽水池付近。茂みから飛び出して樹林地に入ってしまったので、じっくりと見ることはできなかった)
○オオジュリン           2羽(淡水池など)

以上。

【2006年1月28日】

※葛西臨海公園(8:40〜12:10)
 到着時はかなり干潟が広がっていた。快晴であったが、時折北西からの風が強く吹いた。鳥類園でのみ探鳥した。基本的には、これまでと同様であったが、大型カモメ類はシロカモメではないかと思われる個体も含めて、到着時はいくらか集結していたものの、正午頃には群は見られなくなってしまっていた。特に変わったものは見られなかった。園内はロウバイに続いて、マンサクの花が咲き始めていた。主なものは次のとおり。

○ミコアイサ            1羽(♀タイプ。水路内)
○トビ               2羽(午前9時過ぎに荒川河口付近を飛翔している個体が見られた)
○ノスリ              2羽(淡水池など。淡水池北側のマツ上付近や汽水池北側のマツ周辺で見られることが多かった) 
○チュウヒ             2羽(淡水池、東渚。1羽は午前中に2回ほど淡水池に進入し、茂みやアシ原上に休止したりした。東渚でも見られた)
○ハイタカ             1羽(汽水池付近など。午前10時過ぎに汽水池南側で疎林上すれすれをを滑空するように飛翔する個体が見られた。その後、同一個体と思われるものが午前11時過ぎに汽水池西端部上空に現れ、観察センター南側に突っ込んで狩りを行ったが、狩りには失敗したようで淡水池北側の樹林地に移動した。狩りではツグミを狙ったようであった。最短では10m前後の至近距離で見ることができた)
○シロチドリ          約40羽(東渚。午前9時頃のカウント数)
○ハマシギ          約500羽(東渚。午前9時頃のおおまかなカウント数。落ち着かずきちんとカウントできなかった)
○シロハラ             1羽(淡水池西側)
○ツグミ              3羽(淡水池付近など。シャリンバイの植込みなどに入ってしまうことが多かった)
○オオジュリン           4羽(淡水池。到着直後の比較的風の弱い時間帯に見られたが、アシ原から飛び出しては東渚方面に向かう個体が多かった)

以上。