2005年8月 Torio&Torikoのフィールドノート 目次に戻る  top↑


【2005年8月6日】

※船橋三番瀬海浜公園(8:00〜9:30)
 到着時は潮位が下がり、干潟が広がり始めているところであった。既にシギ・チドリ類やサギ類は干潟に集まっていた。市川側干潟付近で探鳥した。カラシラサギ、オオメダイチドリなどが見られたものの、他には特に変わったものは見られなかった。午前9時半を過ぎて干潟がさらに大きく広がり、水鳥達が散らばり始めたことから切り上げた。主なものは次のとおり。

○アジサシ           1羽(コアジサシ群中。若い個体のようであった)
○コアジサシ     約1300羽(午前9時過ぎに市川側干潟に集結していたカウント数。到着直後は300羽程度であったが、船橋港〜茜浜方面から次々に飛来して集結した。幼鳥も混じっていたが、少なかった) 
○カラシラサギ         3羽(干潟の浅水域を動き回っていた。午前8時半頃に市川側干潟で3羽が揃って採餌するのが見られたが、干潟が大きく広がり始めた午前9時過ぎに、相次いで飛び立ち市川塩浜方面に去った。1羽は冠羽も多く嘴の黄色も鮮やかで成鳥夏羽と思われたが、他の個体は換羽が進んでいるようで、冠羽も少なくなり嘴の色も鈍くなってきていた。当地では7月24日頃からカラシラサギが最大4羽見られている。これまでも2羽が観察されたことはあったが、今季の個体数は多いものと思われる。また、断定はできないが、この個体群には6月19日や7月3日に葛西臨海公園で我々が確認した個体も含まれているものと思われる)
○ミヤコドリ         25羽(午前8時半頃に上空を10羽と15羽の群に分かれて通過したが、干潟には降りなかった。船橋港〜茜浜方面で休息していた越夏個体群が採餌のために移動したものと思われた。移動方向からみて江戸川放水路干潟に向かったものと思われたが、午前10時頃には江戸川放水路京葉線鉄橋下流の干潟で10羽前後が採餌しているのを車窓から確認できた)
○シロチドリ         24羽(幼鳥も見られた)
○メダイチドリ       102羽(換羽中個体が多かった)
○オオメダイチドリ       1羽(冬羽と思われる個体)
○ダイゼン          26羽(換羽中個体も多かったが越夏個体群の若鳥も混じっていた)
○トウネン          22羽(換羽中個体が多かった)
○ミユビシギ          3羽(換羽中個体であった)
○ソリハシシギ         1羽(キアシシギ群中)
○キョウジョシギ       32羽(換羽中個体が多かった)
○キアシシギ         40羽(アオサの堆積場所によく集まっていた)  
○オオソリハシシギ      24羽(夏羽個体も多かった)
○チュウシャクシギ       2羽(一時的に飛来した)

以上。


【2005年8月7日】

※船橋三番瀬海浜公園(7:10〜11:10)
 到着時は満潮を過ぎて潮位が下がり始めているところであった。午前8時過ぎから干潟が広がり始めてシギ・チドリ類やサギ類が干潟に集まってきた。また、コアジサシ群も午前9時半頃から集結し始め、ハジロクロハラアジサシを見ることができた。終始、市川側干潟付近で探鳥した。カラシラサギ、オオメダイチドリも引き続き見ることができた。主なものは次のとおり。

○ハジロクロハラアジサシ   3羽(又は5羽。コアジサシ群中。午前10時頃に船橋港方面からコアジサシ群中に飛来したが、コアジサシとともに舞い上がったりしては船橋港方面に舞い戻ったりして出入りが激しかった。1羽は探鳥終了時までコアジサシ群中に留まっていた。全ての個体を細かく見ることはできなかったが、いずれも第1回夏羽と思われる個体であった)
○アジサシ           4羽(コアジサシ群中。成鳥夏羽2羽の他に、若い個体と思われる個体も見られた)
○コアジサシ       約860羽(午前11時頃に市川側干潟に集結していたカウント数。干潟が広がりだしても、午前9時頃には60羽前後であったが、船橋港〜茜浜方面から次々に飛来して集結した) 
○カラシラサギ         3羽(午前9時半頃に市川側干潟で3羽が揃って採餌するのが見られた。1羽は午前8時頃に干潟に飛来し、棒杭上に休止したりしたが、他の2羽が飛来したのは午前9時過ぎであった。昨日見られた3羽と同一のものと思われる)
○ミヤコドリ         14羽(午前8時20分頃に、12羽の群が船橋港〜茜浜方面から飛来し、干潟に降りて採餌したり休息したりしたが、しばらくして江戸川放水路干潟方面に飛び去った。その後も、2羽が1羽ずつ飛来したり上空を通過したりしたが、いずれも江戸川放水路方面に飛び去った。正午頃には江戸川放水路京葉線鉄橋下流の干潟で20羽前後が採餌しているのが車窓から確認できた)
○シロチドリ         34羽(幼鳥も見られた)
○メダイチドリ        86羽(換羽中個体が多かった)
○オオメダイチドリ       1羽(冬羽と思われる個体。午前10時半頃に飛来したのが確認できた。このところ見られている個体であった)
○ダイゼン          24羽(換羽中個体も多かったが越夏個体群の若鳥も混じっていた)
○トウネン          22羽(換羽中個体が多かった)
○ミユビシギ          4羽(換羽中個体であった)
○ソリハシシギ         1羽(午前10時半頃に見られた)
○キョウジョシギ       66羽(換羽中個体が多かった)
○キアシシギ         46羽(アオサの堆積場所によく集まっていた)  
○オオソリハシシギ      28羽(夏羽個体も多かった)
○チュウシャクシギ       2羽


※葛西臨海公園(12:20〜15:30)
 到着時は干潮で潮位がかなり下がり、水路や沖合いにも干潟が広がっていた。最初に鳥類園付近で探鳥し、潮位が上がって干潟が狭まり始めた午後2時半頃から西渚観察ポイントに回って渚周辺の探鳥を行った。しかしながら、南寄りの風が強く観察しづらかった。特に変わったものは確認できなかったが、アジサシの数が多くなってきているようであった。なお、東渚のウミネコを中心としたカモメ群中には相変わらずオオセグロカモメの若鳥も多かったが、ユリカモメが成鳥夏羽個体を含め約50羽確認できた。主なものは次のとおり。

○アジサシ           68羽(東渚。午後1時頃のカウント数。澪筋で採餌行動を取ったりしていた)  
○コアジサシ        約360羽(渚周辺。午後1時頃のカウント数)
○チョウゲンボウ          1羽(午後1時半頃に鳥類園東側上空に出現したが、旧江戸川方面に移動したようで見えなくなった)
○シロチドリ            6羽(東渚)
○メダイチドリ           2羽(東渚。遠方のものは判別できなかった)
○ダイゼン             8羽(東渚)
○キョウジョシギ          3羽(西渚など)
○アオアシシギ          4羽(東渚、汽水池)   
○キアシシギ          22羽(西渚、汽水池など)
○ダイシャクシギ         1羽(東渚。水浴して羽繕いを行った)
○チュウシャクシギ      約30羽(渚周辺、汽水池など。旧江戸川河口付近のカキ礁には約20羽が群れているのが確認できた)
○コムクドリ            2羽(又は3羽。汽水池周辺)

以上。


【2005年8月11日】

※船橋三番瀬海浜公園(7:40〜12:10)
 到着時は満潮近くであったが、本日は小潮のため、午前8時頃の満潮時もわずかに干潟が残った。午前9時過ぎから干潟が広がり始めシギ・チドリ類、サギ類、アジサシ類が干潟に集まってきた。シギ・チドリ類では、これまでの種類に加えて、オバシギ、キリアイ、タカブシギを確認することができた。コアジサシ群も正午頃には相当数が集結したが、アジサシの数が多くなってきていたものの、変わったものは見られなかった。カラシラサギは引き続き見ることができた。主なものは次のとおり。

○アジサシ          74羽(コアジサシ群中。正午頃のカウント数。成鳥夏羽の他に若い個体と思われる個体も見られた。このうち1羽は我々としては初めて見るほど幼羽の多い幼鳥であった)
○コアジサシ      約1400羽(正午頃のカウント数。午前9時半頃から市川側干潟を中心に集結し、午前10時過ぎには800羽を超えて集結が続いた。幼鳥も混じっていたが多くはなかった) 
○カラシラサギ         3羽(午前8時頃には市川側干潟の棒杭上に3羽が揃って休止しているのが見られた。その後散らばったようであったが、午前11時過ぎには再び市川側干潟に相次いで飛来し採餌した)
○チュウサギ          3羽(到着直後に正面干潟の岸辺付近に舞い降りていた。当地でも時折みられるが比較的珍しい)
○ミヤコドリ          1羽(午前11時過ぎに1羽が市川側干潟に舞い降りているのが見られた。いただいた情報によると、我々の到着前には船橋港側堤防上に24羽が休息しているのが見られたとのことであった)
○シロチドリ         24羽(幼鳥も見られた)
○メダイチドリ       202羽(換羽中個体が多かったが幼鳥も1羽見られた。午前11時頃の市川側干潟に集結した時のカウント数)
○オオメダイチドリ       1羽(冬羽と思われる個体。正午過ぎにやや船橋よりの干潟で盛んにカニを採取しているのを確認できた。このところ見られている個体と思われた)
○ダイゼン          74羽(換羽中個体が多かったが、ほぼ夏羽の個体や越夏個体群の若鳥も混じっていた。午前10時頃のカウント数)
○トウネン          46羽(換羽中個体が多かったが幼鳥も1羽混じっていた)
○キリアイ           1羽(幼鳥と思われる個体。午前10時半頃にトウネン群近くで採餌しているのを見つけた。今季初認) 
○ミユビシギ         36羽(換羽中個体が多かった)
○オバシギ           3羽(幼鳥。午前8時過ぎに市川側干潟のアオサ堆積地付近に2羽が飛来して休息したが、その後干潟では3羽が確認できた)
○タカブシギ          1羽(幼鳥。午前8時過ぎに市川側干潟のアオサ堆積地付近に飛来しているのを見ることができた。当地でも数回みているが比較的珍しい)
○ソリハシシギ         3羽(午前11時半頃に同時に見られた)
○キョウジョシギ      126羽(午前9時半頃のカウント数。換羽中個体が多かったが幼鳥も1羽見られた)
○アオアシシギ         1羽(又は2羽。午前10時頃に正面干潟に飛来したが、よく鳴きながら船橋港側に移動したり戻ったりした)
○キアシシギ         72羽(アオサの堆積場所によく集まっていた)  
○オオソリハシシギ      32羽(夏羽個体も多かった)
○チュウシャクシギ       3羽(午前10時半頃のカウント数)

以上。

カラシラサギ
2005年8月11日
船橋三番瀬海浜公園



【2005年8月13日】

※船橋三番瀬海浜公園(8:10〜13:10)
 到着時は満潮に向けて干潟が狭まっているところであった。本日も小潮のため、午前10時頃の満潮時もいくらか干潟が残り、正午過ぎからは再び干潟が広がったが潮位の変化はゆるやかであった。午前9時頃までは小雨があり、正午頃には日差しが照りつけるなど変わりやすい天候であった。これまでと同様にシギ・チドリ類、サギ類、アジサシ類が見られた。シギ・チドリ類でハジロコチドリを確認することができたが、アジサシ類はアジサシの数が相当多くなってきていたものの、変わったものは見られなかった。カラシラサギは引き続き見られた。主なものは次のとおり。

○ハジロカイツブリ       1羽(夏羽。堤防内水面のスズガモ群中) 
○アジサシ        約750羽(正午頃のカウント数。船橋港側の堤防上や沖合いの棒杭上に見られた他、干潟にも50〜60羽が飛来していることが多かった。午後1時頃には市川側干潟に176羽が飛来した。なお、亜種アカアシアジサシの成鳥・幼鳥も見られた。いただいた情報によると、アカアシアジサシが本年も中央防波堤外側埋立地で繁殖したらしく、幼鳥を伴って三番瀬に移動してきているものと思われるとのことであった)
○コアジサシ      約1200羽(正午頃のカウント数) 
○カラシラサギ         3羽(市川側干潟周辺で干潟に降りたり、棒杭に休止したりしていた。3羽が揃っていることが多かった。いずれの個体も嘴の色調などが、さらに褪せてきていた)
○チュウサギ          4羽(市川側。干潟にも入った)
○ミヤコドリ         18羽(正午頃の貝殻島付近で休息していた群のカウント数。その後、4羽ほどが船橋港堤防付近の干潟に舞い降りていたが、我々の探鳥中には正面干潟への飛来はなかった。もっといたものと思われるが一部視界が遮られた)
○ハジロコチドリ        1羽(成鳥。冬羽に換羽中のようであった。船橋港側干潟で見られたが、一時的に市川側干潟にも飛来した)
○シロチドリ         14羽
○メダイチドリ        84羽(正午過ぎのカウント数)
○オオメダイチドリ       1羽(冬羽と思われる個体。このところ見られている個体。メダイチドリが捉えたゴカイを横取りするのが見られた)
○ムナグロ           2羽(換羽中個体。午前中は見られなかったが、正午過ぎに市川側干潟に2羽が舞い降りていた)
○ダイゼン          32羽(換羽中個体が多かった)
○トウネン          72羽(換羽中個体が多かった)
○キリアイ           1羽(幼鳥)
○ミユビシギ         48羽(換羽中個体が多かった)
○オバシギ           8羽(成鳥換羽中個体1羽、幼鳥7羽)
○ソリハシシギ        14羽(午前中は3羽のみであったが、正午過ぎには市川側干潟に集まっていた。幼鳥も混じっていた)
○キョウジョシギ      120羽(正午頃のカウント数)
○キアシシギ         74羽(アオサの堆積場所によく集まっていた)  
○オオソリハシシギ      30羽(午前中は堤防上で休息していたが、午後になって市川側干潟に飛来した)
○チュウシャクシギ       2羽(正午頃のカウント数)

以上。

アジサシ(亜種:アカアシアジサシ)
成鳥(右)と幼鳥(左)
2005年8月13日
船橋三番瀬海浜公園



【2005年8月14日】

※葛西臨海公園(8:30〜10:30)
 到着時は干潮を過ぎて干潟が狭まり始めているところであった。最初に渚橋から水路護岸にかけて渚周辺の探鳥を行った後、鳥類園を回った。渚周辺にはアジサシ類、シギ・チドリ類ともにほとんど見られず、東渚干潟は相変わらずウミネコとカワウの大群に占領されていた。このため西渚観察ポイントから渚周辺の探鳥は行わなかった。汽水池でアカアシシギが見られたが、他には変わったものは見られなかった。主なものは次のとおり。

○コアジサシ            2羽(荒川河口周辺。少なかった)
○チュウサギ            3羽(淡水池。アシ原が刈り取られた湿地に小群が舞い降りて採餌していた)
○コチドリ             4羽(汽水池。成鳥、幼鳥各2羽) 
○ダイゼン             1羽(東渚。ほぼ夏羽の個体であった)
○ソリハシシギ           1羽(汽水池)
○アカアシシギ           1羽(汽水池。成鳥夏羽から換羽中の個体であった。いただいた情報によると8月9日から見られているとのことであったが、確認できない日もあったとのことで東渚と行き来している可能性もあるものと思われる)
○アオアシシギ          8羽(汽水池。換羽中個体が多かった。水路付近でも鳴き声が聞けたことから、東渚周辺にも別の個体がいたものと思われた)   
○キアシシギ          14羽(汽水池の他水路周辺でも見られた)
○チュウシャクシギ        2羽(汽水池など)
○セイタカシギ          6羽(汽水池)


※谷津干潟(11:10〜15:50)
 到着時は徐々に潮位が上がり、干潟が狭まってきているところであった。本日は長潮のため、午後1時頃に満潮となったものの干潟は残った。また、その後の潮位の変化はほとんどなく、飛来していたシギ・チドリ類のほとんどが居残ってくれた。三番瀬で見られているシギ・チドリ類を確認することができた他、ヒバリシギを見ることができた。いつもの観察ポイントから探鳥したが、午後3時過ぎからは干潟北側に回って探鳥した。主なものは次のとおり。

○コアジサシ           2羽(正午過ぎに2回ほど飛来した)
○アマサギ            1羽(正午過ぎに干潟北側のアオサ堆積地付近にチュウサギと並んで降りているのを見つけたが、その後は観察センター前のサギ群中に移動した。橙黄色の羽は全く見られず、嘴の色調も薄かったことから若い個体ではないかと思われた)
○チュウサギ           4羽(干潟内)
○コチドリ             2羽(幼鳥のみ)
○ハジロコチドリ         1羽(成鳥冬羽個体。午後1時頃に干潟北側にいるのを見つけたが、その後も留まっていた) 
○シロチドリ           1羽(干潟東側)
○メダイチドリ        114羽(換羽中個体が多かった。正午頃のカウント数)
○オオメダイチドリ        1羽(ほとんど冬羽の個体。干潟東側でメダイチドリ群とともに休息していた。我々が三番瀬で見た個体とは異なる個体と思われた)
○ダイゼン           76羽(正午過ぎのカウント数)
○トウネン           52羽(換羽中個体が多かった。正午頃のカウント数。なお、午後1時頃からは干潟外に飛び去る小群が見られた)
○ヒバリシギ           1羽(幼鳥と思われる個体。午後2時半過ぎに教えていただき見ることができた。いつの間にか上空から舞い降りてきた感じであったが、しばらく観察ポイント前の干潟で休息してくれた。当地では比較的珍しい)
○キリアイ            1羽(幼鳥。干潟北側で採餌していることが多かったが、午後2時前後には干潟東側に飛来して休息したりしていた。恐らく三番瀬で見られたものと同一の個体と思われる)
○オバシギ            1羽(幼鳥。観察ポイント前にキアシシギとともに休息していたが、午後2時半頃に単独で干潟外に飛び去った)
○ソリハシシギ          3羽(幼鳥と思われる個体であった) 
○キョウジョシギ         52羽(正午頃のカウント数)
○アオアシシギ          8羽(換羽中個体が多かった)
○キアシシギ         134羽(午後1時頃のカウント数) 
○オオソリハシシギ       34羽(換羽中の個体が多かった)
○セイタカシギ         12羽(干潟北側に多かった)

以上。


【2005年8月27日】

※葛西臨海公園(9:00〜11:00) Torio のみ
 到着時は満潮に向かって干潟が狭まり始めているところであった。最初に西渚観察ポイントから渚周辺の探鳥を行った後、鳥類園に回った。渚周辺にはサギ類は多かったものの、シギ・チドリ類は少なく、アジサシ類は全く確認できなかった。汽水池でオオハシシギが見られたが、他には変わったものは見られなかった。なお、午前10時前から鳥類園友の会の方々による東渚清掃活動が行われていた。主なものは次のとおり。

○ミサゴ              1羽(西渚水面内棒杭上。午前10時半過ぎに見られた。いただいた情報によると、午前10時頃には汽水池のマツに飛来して休止したのち、ダイビングを行ったとのことであった) 
○アマサギ             1羽(東渚。アシ原から少し離れた干潟上に見られた。距離があったが、コサギと比較できた)
○チュウサギ            2羽(淡水池湿地)
○コチドリ             3羽(汽水池。幼鳥も見られた)
○シロチドリ            4羽(西渚。午前9時過ぎに一時的に飛来した)
○メダイチドリ           3羽(西渚。午前9時過ぎに一時的に飛来したが、その後東渚に移動した)
○ムナグロ             2羽(水路周辺。午前10時頃に東渚干潟から飛び出して水路周辺を舞った。舞浜方面に移動した)
○タカブシギ            2羽(東渚。アシ原近くの水辺で、揃って行動していた。約200mの距離があったので細部は確認できなかった)  
○ソリハシシギ           5羽(水路周辺、汽水池)
○アオアシシギ          14羽(汽水池など。換羽中個体が多かったが、ほぼ冬羽の個体も見られた。午前10時頃に東渚から汽水池に移動する個体も見られた)   
○キアシシギ         約20羽(汽水池、水路周辺)
○オオソリハシシギ        1羽(東渚)
○オオハシシギ          1羽(汽水池。換羽中の成鳥と思われる個体。擬岩付近でキアシシギなどとともに採餌したり、休息したりしていた。いただいた情報によると、8月21日頃から見られているとのことであった)
○ホウロクシギ          2羽(東渚。1羽は水浴を行ったことから、腰のパターンが確認できたが、もう1羽はきちんと判別することはできなかった)
○チュウシャクシギ        2羽(東渚)
○セイタカシギ         12羽(汽水池。幼鳥2羽も見られた)


※谷津干潟(11:40〜13:40)Torio のみ
 到着時は徐々に潮位が上がり、満潮まぎわとなってきているところであった。本日は小潮のため、正午過ぎに満潮となったものの干潟は残ったが、正午前にかなりの個体が干潟外に飛び出してしまった。正午過ぎからの潮位の変化はほとんどなかった。何とかキリアイを見ることができた他、ウズラシギも見られたが、他には特に変わったものは見られなかった。主なものは次のとおり。

○チュウサギ           1羽(観察センター付近)
○コチドリ             3羽(幼鳥のみ)
○メダイチドリ         38羽(午後1時頃のカウント数)
○ダイゼン          102羽(正午過ぎのカウント数)
○トウネン           28羽(幼鳥が多かった。午後1時頃のカウント数)
○ウズラシギ           1羽(換羽中と思われる個体。観察センター前の堆積物のある周辺で採餌しているのが見られた)
○キリアイ            1羽(幼鳥。干潟東側で採餌しているのを見れたが、その後飛び去ったようであった。いただいた情報によると、3羽が見られたとのことであった)
○ハマシギ            8羽(換羽中個体が多かった) 
○オバシギ            3羽(幼鳥。正午頃のカウント数)
○ソリハシシギ          8羽(幼鳥が多かった) 
○キョウジョシギ         44羽(正午頃のカウント数)
○アオアシシギ          3羽(午後1時過ぎのカウント数)
○キアシシギ          96羽(午後1時頃のカウント数) 
○オオソリハシシギ        4羽(正午頃のカウント数)
○セイタカシギ         16羽(幼鳥も見られた)

以上。