2004年6月 Torio&Torikoのフィールドノート 目次に戻る  top↑



【2004年6月5日】

※船橋三番瀬海浜公園(7:10〜9:50)
 到着時は満潮を過ぎて干潟が広がり始めているところであった。既にかなりの人出があり堤防にも立ち入っていたことから、水鳥達は遠方の堤防付近などに多かった。なごりのシギ・チドリ類が見られた他、アジサシ類もかなり見られたが特に変わったものは確認できなかった。午前9時半を過ぎて沖合いにも干潟が大きく広がるとともに水鳥達は散らばってしまった。なお、ズグロカモメは引き続き留まっていたが、確認できたのは1羽のみであった。主なものは次のとおり。

○カンムリカイツブリ       1羽(夏羽個体。堤防内水面) 
○ハジロカイツブリ        2羽(夏羽個体。堤防内水面)
○ズグロカモメ          1羽(若鳥。午前8時頃に貝殻島から堤防内水面にかけて飛翔しているのが見られたが、午前8時半を過ぎて干潟が広がるとともに干潟に飛来したり、遠方堤防に移動したりしていた。これまで同様に、浅瀬や干潟上を飛んではカニなどを採餌していた。断続的に見られたが、比較的頭部の白い個体であった)
○アジサシ           48羽(遠方堤防周辺。午前9時過ぎのカウント数。数は先週よりもさらに減少していた。正面干潟周辺には飛来しなかった) 
○コアジサシ         564羽(午前9時過ぎのカウント数。正面干潟付近にも飛来したが、遠方堤防周辺に多かった)
○シロチドリ          10羽(堤防と干潟を行き来した)
○メダイチドリ          3羽(堤防と干潟を行き来した)
○ダイゼン            6羽(干潟上。若鳥と思われる個体であった)
○ハマシギ            1羽(夏羽個体。堤防と干潟を行き来した)
○ミユビシギ           1羽(ほぼ冬羽の個体であった。堤防上)
○オバシギ            3羽(午前8時頃、堤防上に飛来した)
○ソリハシシギ          2羽(干潟上で揃って行動していた)
○キョウジョシギ         6羽(堤防上など)
○キアシシギ           1羽(堤防上など)  
○オオソリハシシギ        2羽(午前8時過ぎに干潟に飛来したが、午前9時半頃に揃って浦安方面に飛び去った)

以上。


【2004年6月6日】

※葛西臨海公園(7:30〜14:20)
 到着時は満潮を過ぎて潮位が下がり始めているところであった。本日の干潮時の潮位は低く、午前11時頃からは沖合いにも干潟が現れ始め、干潮時の午後1時頃には南東側に広大な干潟が広がった。しかしながら、到着時頃から降雨となり、船着場、観察センターなどからの探鳥となった。サンカノゴイの飛翔を見ることができたが、シギ・チドリ類は少なくなっており、アジサシ類はほとんど見られなかった。いただいた情報によると、クロハラアジサシは4日まで見られていたものの、その後は見られていないとのことであった。なお、このところ、ヨシゴイ、ササゴイ、シロハラクイナなども目撃されているとのことであったが、我々は見れなかった。主なものは次のとおり。

○コアジサシ         2羽(又は4羽。東西渚周辺。少なかった)
○イワツバメ         4羽(駅周辺、淡水池、公園中央部)
○ヒメアマツバメ       4羽(観察センター周辺、公園中央部)
○サンカノゴイ        1羽(探鳥開始直後の午前7時半頃に、公園中央部上空をゆっくりと荒川方面から鳥類園方面に飛翔するのが見られた。その後、淡水池周辺を中心に探してみたが、再び見つけることはできなかった。サンカノゴイは当地ではこれまでに確認されたことがあるが、我々は当地では初めてであった)
○ミヤコドリ         10羽(東渚。干潟に散らばって採餌していた。越夏個体群と思われる)
○コチドリ           1羽(船着場付近)
○ホウロクシギ        1羽(東渚。飛翔時にダイシャクシギと判別できた)
○チュウシャクシギ      5羽(又は8羽。東渚など。午前10時過ぎに東渚から旧江戸川を越えて舞浜方面に移動する3羽の群が見られた。その後、午前11時半頃に5羽の群が舞浜沖から飛来し、ミヤコドリとともに舞浜側堤防突端部付近のカキ殻の付着した磯で採餌した)


以上。

【2004年6月12日】

※葛西臨海公園(7:00〜13:50)
 到着時は干潮であったが、本日は長潮で、干潮時の潮位は比較的高かった。午前9時過ぎからは干潟が狭まり始め、正午過ぎには干潟はほとんど冠水した。午前9時頃から正午近くまで西渚観察ポイントからの探鳥を行い、他は鳥類園で探鳥した。昨年に引き続いて、クロツラヘラサギが飛来しているのを見ることができたが、他には特に変わったものは見られなかった。淡水池はオオバンなどが営巣しており、カルガモ、カイツブリの親子も見られた。なお、ヨシゴイ、シロハラクイナ(鳴き声)も引き続き確認されているとのことであったが、我々は確認できなかった。主なものは次のとおり。

○コアジサシ         4羽(東渚。西渚周辺にも一時的に飛来した)
○イワツバメ         4羽(駅周辺、淡水池、汽水池)
○クロツラヘラサギ      1羽(東渚。若鳥。午前7時過ぎに東渚のカワウ群中で休息しているのを見つけた。その後は、時折目を覚ますものの休んだままであったが、午前10時半頃に羽繕いを行った後に澪筋に移動し、採餌行動を取った。いただいた情報によると、9日に鳥類園汽水池で初認されたものの、その後は東渚に留まっているとのことであった。当地では、昨年も6月29日に1羽が飛来し、7月には2羽となり、その後ほぼ年末まで留まっているのが見られた)
○ミヤコドリ          6羽(東渚。干潟に散らばって採餌していた。いただいた情報によると、午前7時頃には西渚に10羽が飛来し採餌していたとのことであった)
○シロチドリ         5羽(東西渚) 
○ホウロクシギ        1羽(東渚。飛翔時にダイシャクシギと判別できた)
○キアシシギ         1羽(東西渚間水路周辺)
○オオソリハシシギ      1羽(東渚)
○チュウシャクシギ     14羽(東渚など。午前9時頃に東渚干潟上に集結しているのが見られたが、その後は堤防周辺などに散らばった)
○セイタカシギ        2羽(鳥類園周辺。午前8時半頃に、2羽が揃って東渚から水路上空を横切って汽水池に移動するのが見られた)


以上。

【2004年6月13日】

※船橋三番瀬海浜公園(8:50〜10:40)
 到着時は干潮。探鳥開始後、間もなく雨も上がった。午前9時半頃から潮位が上がり始めた。この時期にしては比較的多くのシギ・チドリ類が見られ、アジサシ類も引き続き見られたが、特に変わったものは確認できなかった。なお、ズグロカモメも引き続き見られたが、1羽であった。主なものは次のとおり。

○カンムリカイツブリ       1羽(夏羽個体。堤防内水面) 
○ハジロカイツブリ        2羽(夏羽個体。堤防内水面)
○ズグロカモメ          1羽(若鳥。到着後しばらくは確認できなかったが、午前10時頃に干潟に飛来しているのを見つけた。単独で行動し、カニなどを採餌していた。先週見られた個体と同一と思われた)
○アジサシ          108羽(堤防周辺。午前9時半過ぎのカウント数。遠方干潟や堤防に舞い降りている個体が多かったが、比較的近くの棒杭で休止したり、浅瀬で採餌するのが見られた。正面干潟には飛来しなかった) 
○コアジサシ        約140羽(午前10時頃の推計数。堤防周辺に多かったが、汀線沿いや干潟内の潮溜りなどで採餌するのが見られた)
○イワツバメ           1羽(後背地)
○ミヤコドリ            1羽(遠方干潟のカワウ群中にいるのが見られた。越夏個体群は葛西臨海公園周辺にいることが多いようであるが、一部は採餌の際に移動しているのではないかと思われる) 
○シロチドリ          14羽(比較的多かった。整地中の後背地と干潟を行き来している個体も見られた)
○メダイチドリ          2羽(1羽はほぼ完全な夏羽で、もう1羽はわずかに夏羽になっている程度の個体であった)
○ダイゼン            8羽(干潟上。若鳥と思われる個体であった)
○ソリハシシギ          1羽(干潟上)
○キアシシギ           7羽(干潟上。揃って行動していた)  
○オオソリハシシギ        3羽(干潟上)


※葛西臨海公園(11:50〜15:50)
 到着時は既に潮位が上がり、干潟が狭まり始めているところであった。正午頃から午後2時半頃まで西渚観察ポイントからの探鳥を行い、その後鳥類園に回って探鳥した。昨日に引き続いて、クロツラヘラサギが見られた他、アマサギ、アカアシシギを見ることができた。また、ようやくヨシゴイを視認することができた。主なものは次のとおり。

○コアジサシ        10羽(西渚周辺。午後2時過ぎのカウント数)
○ヒメアマツバメ       1羽(駅周辺。到着直後に、駅高架内に進入してきたことから至近距離で見れたが、その後イワツバメに追われ、高架付近を東方向に飛び去った。高架内ではイワツバメが営巣している。以前教えていただいたところによると、ヒメアマツバメはイワツバメの巣を強奪することがあるということであり、今回も攻撃をしかけたようにも思われた)
○イワツバメ         5羽(駅周辺、淡水池、汽水池)
○ヨシゴイ          1羽(♂1羽。午後3時半過ぎに淡水池南側で、ガマにつかまって休息しているのが見られた。我々は今季初認であった)
○アマサギ          1羽(東渚。夏羽個体。午後1時頃に上空から東渚に舞い降りてきた、5羽のサギ群中に混じっていた。遠方であったことから、群の他のサギの種類は断定できなかったが、チュウサギと思われた。干潟上で約15分ほど休んだ後飛び立ち、再び上空で群を形成し旧江戸川上空から浦安方面に飛び去った) 
○クロツラヘラサギ      1羽(東渚。若鳥。午後1時頃までは澪筋内で休息していたが、その後採餌行動を取った。午後2時過ぎには採餌を終え、羽繕いなどを行った後、東渚中央丘に移動してサギ群中で休息した)
○ミヤコドリ          9羽(東渚など。午後2時頃まで4羽が干潟に散らばって採餌しているのが見られた。なお、午後3時半頃には舞浜沖方面から5羽の群が飛来するのが見られたので、一時的に他所へ採餌に出かけている個体もいるものと思われる)
○コチドリ           1羽(西渚周辺)
○キョウジョシギ        1羽(東渚)
○アカアシシギ        1羽(東渚。夏羽と思われる個体。午後1時半頃にアシ原際にいるのが確認できた。約150mの距離があったが、順光下で嘴や脚もきちんと視認できた他、飛翔時のパターンも確認できた。また、比較的よく鳴いていた。昨年に続く6月の記録となる) 
○オオソリハシシギ      3羽(東渚)
○ホウロクシギ        1羽(東渚)
○チュウシャクシギ      3羽(東渚)
   
以上。

【2004年6月19日】

※船橋三番瀬海浜公園(7:10〜9:50)
 到着時は干潟が広がり始めているところで、間もなくシギ・チドリ類などが干潟に飛来してきた。晴天であったが、南よりの風が強かった。午前9時過ぎにコグンカンドリが見られたが、シギ・チドリ類、アジサシ類ともに特に変わったものは確認できなかった。なお、ズグロカモメも引き続き見られた。主なものは次のとおり。

(写真:コグンカンドリ)






○ハジロカイツブリ        2羽(夏羽個体。堤防内水面)
○コグンカンドリ         1羽(若鳥。午前9時過ぎに茜浜方面から飛来し、探鳥ポイント上空から干潟の汀線沿いを西に向かい、市川塩浜沖から新浦安方面に移動した。その後舞い戻り、海浜公園干潟上空を通過し、堤防内水面上空から帆翔しながら高度を上げ、旧ザウス跡地から谷津干潟方面に飛び去った。最短で約30mくらいのところを通過したが、その際の大きさからコグンカンドリと判断したが、確実な識別はできなかった。我々が湾岸フィールドでグンカンドリ類を見たのは初めてであった。なお、グンカンドリ類は、今季5月15日に葛西臨海公園・旧江戸川で見られているが、その個体とは異なる個体と思われた) 
○ズグロカモメ          1羽(若鳥。干潟が広がるとともに干潟に飛来した。単独で行動していた。このところ見られている個体)
○アジサシ           54羽(堤防周辺。午前9時頃のカウント数。遠方干潟や堤防に舞い降りている個体が多かった。正面干潟には飛来しなかった) 
○コアジサシ        約260羽(午前8時半頃のカウント数。堤防周辺に多かったが、干潟に舞い降りている個体も多かった)
○イワツバメ           2羽(後背地)
○シロチドリ           8羽(干潟上)
○ダイゼン           11羽(干潟上。若鳥と思われる個体であった)
○オバシギ            1羽(干潟上)
○キョウジョシギ         3羽(堤防上) 
○キアシシギ           6羽(干潟上)  
○オオソリハシシギ        2羽(干潟上)


※葛西臨海公園(10:50〜12:40)
 到着時は既に干潟が大きく広がり、沖合いにも干潟が現れてきているところであった。このため、最初に鳥類園で探鳥し、午後1時頃の上潮に合わせて西渚に回る予定としていた。しかしながら、正午過ぎに谷津干潟でミナミオナガミズナギドリが出現しているとの情報をいただいたことから、鳥類園のみで切り上げ、谷津干潟へ移動した。なお、クロツラヘラサギはここ数日見られなくなっているとのことであった。また、シロハラクイナも引き続き留まっているものの、アシ原内に潜んでいることが多く、目撃されることは少ないとのことで、我々も見れなかった。主なものは次のとおり。

○ヒメアマツバメ       2羽(淡水池周辺)
○イワツバメ         8羽(駅周辺、淡水池)


※谷津干潟(13:40〜16:00)
 到着時は干潮で、南船橋よりの一部を除いて、大きく干潟が広がっていた。ミナミオナガミズナギドリは、狭まった水路状になった澪筋で水に浮かんでいた。いただいた情報によると、本日午前中に発見されたとのことであった。主なものは次のとおり。

○ミナミオナガミズナギドリ  1羽(水路状になった澪筋で水に浮かんでいたが、時折翼を広げ短距離の飛翔も行った。上潮となった午後3時過ぎからはやや活発になってきたが、いくらか弱っているようであった)
○コアジサシ         6羽(干潟内。なお、南船橋駅周辺にも営巣地があるようで、多くの個体が飛翔しているのが見られた)
○イワツバメ         2羽(干潟周辺)
   
以上。

【2004年6月20日】

※葛西臨海公園(6:40〜11:20)
 到着時は満潮。時折晴れ間もあったが、南よりの風が昨日よりもさらに強く吹いていた。午前9時過ぎからは干潟が広がり始めたが、強風もあり、遠方からの観察のみとした。また、渚周辺は波しぶきで視界も良くないようであった。最初に渚橋付近で探鳥した後は鳥類園で探鳥し、西渚観察ポイントからの探鳥は行わなかった。淡水池のシロハラクイナの出現を粘ってみたが、見ることはできなかった。また、ヨシゴイ、クロツラヘラサギも確認できなかった。淡水池は越夏のホシハジロ群の他は、カルガモやカイツブリの親子が目立った。主なものは次のとおり。

○コアジサシ         3羽(淡水池。午前8時頃に小群が通過した。渚周辺にもいたものと思われる)
○ヒメアマツバメ       3羽(又は5羽。淡水池周辺。午前9時頃から探鳥を終了するまで、淡水池北西側を中心に飛翔しているのが見れた)
○イワツバメ         9羽(駅周辺、淡水池周辺)
○チュウサギ         3羽(淡水池。午前8時頃に群で上空を通過した) 
○ミヤコドリ         10羽(東渚。午前7時頃に集団で休息しているのを確認したが、その後干潟が広がるとともに散らばって採餌していた)
○コチドリ           1羽(又は2羽。淡水池周辺を通過した) 
○カワセミ           1羽(又は2羽。淡水池から汽水池方面に移動するのが見られた)


以上。      

【2004年6月26日】

※葛西臨海公園(6:00〜16:00)
 早朝に到着し、午前9時頃まで約3時間ほど、淡水池付近でシロハラクイナの出現を粘ってみたが、それらしい声が1回聞けたのみで姿を見ることはできなかった。このため、午前9時頃から西渚観察ポイントに回り、渚周辺の探鳥を行った。西渚観察ポイント到着時は、満潮に近づいていたが、小潮のため干潟は残っていた。久しぶりにハシブトアジサシを確認することができた他、ズグロカモメ、カラシラサギも確認できた。なお、クロツラヘラサギは24日に再び当地で確認され、一時的に汽水池にも飛来したとのことであったが、本日は確認できなかった。主なものは次のとおり。
(写真:ハシブトアジサシ)

○ズグロカモメ        1羽(又は2羽。若鳥。午前11時頃に東渚に飛来しているのが確認できた。時折、西渚上空にも飛来した。干潟に急降下したりして採餌していた。三番瀬周辺で越夏中の個体が移動してきたものと思われる)
○ハシブトアジサシ     1羽(東渚など。成鳥と思われる個体。前頭部に一部白っぽい部分があったが、ほぼ夏羽の個体であった。午前9時頃から、それらしい個体が飛翔しているのが見られたが、西渚観察ポイントに回り確認したところ、干潟に急降下して採餌する独特の行動を取ったことから本種と判別することができた。その後は東渚干潟が冠水したことから水際で休息した。しかしながら、引き続き観察していたところ、午後3時までの間に約50分くらいの間隔で東渚を飛び立っては荒川河口に移動し10分程度採餌するということを5回ほど繰り返した。このため、移動時には、かなりの近距離で観察することができた。なお、荒川河口付近で観察された方の情報によると、河口水面に急降下してはすくい取るように何かを採餌しているようであったとのことであった。午後3時頃からは東渚干潟が広がったこともあり、干潟内でカニも採餌したが、一時的には旧江戸川河口方面にも移動したりしていた。我々が当地でハシブトアジサシを見たのは2002年7月14日以来で4回目であるが、これまでは全て7月の記録であったので、6月に確認したのは初めてとなる)
○コアジサシ         6羽(東西渚。幼鳥2羽を伴った小群も飛来した)
○ヒメアマツバメ       2羽(又は3羽。淡水池周辺)
○イワツバメ         8羽(駅周辺、淡水池)
○ヨシゴイ          2羽(又は3羽。淡水池。午前8時半頃には2羽が同時に見られ、その後1羽は東渚アシ原に移動した)
○カラシラサギ        1羽(東渚。夏羽と思われる個体。午前9時過ぎに東渚干潟の潮溜りに集結したサギ群中に見られた。約300mの遠方であったが、コサギと比較できたので同定は問題ないものと思われた)
○ミヤコドリ         11羽(東渚。越夏個体群。満潮時は集結して休息していた)
○シロチドリ          7羽(東西渚) 
○キョウジョシギ        3羽(東渚中央丘付近)


以上。   


【2004年6月27日】

※葛西臨海公園(7:20〜15:50)
 本日は長潮。到着時は干潮であったが、正午過ぎの満潮時にも干潟はわずかに残った。午前中は鳥類園周辺で探鳥し、午後1時頃から西渚観察ポイントに回って渚周辺の探鳥を行い、午後2時半頃から再び淡水池に戻った。ズグロカモメ、カラシラサギは引き続き確認できたものの、ハシブトアジサシは出現しなかった。淡水池には幼鳥を含むツバメの群が約30羽集結していた他、東渚のウミネコの数も、さらに多くなってきていた。主なものは次のとおり。

○ズグロカモメ        1羽(又は2羽。若鳥。東渚)
○コアジサシ         6羽(東西渚など)
○ヒメアマツバメ       2羽(淡水池周辺)
○イワツバメ         6羽(駅周辺、淡水池)
○ヨシゴイ          4羽(又は5羽。東渚、淡水池など。午後1時過ぎの西渚観察ポイントからの観察で東渚アシ原上を飛翔する個体が、同時に最大で3羽確認できた。この他に、水路を越えて東渚アシ原に移動する個体や淡水池内を飛翔する個体なども見られた)
○カラシラサギ        1羽(東渚。夏羽と思われる個体)
○ミヤコドリ         11羽(東渚。越夏個体群)
○シロチドリ          8羽(東渚) 
○ホウロクシギ        1羽(東渚。越夏個体と思われる)
○セイタカシギ        2羽(汽水池) 


以上。