2003年6月 Torio&Torikoのフィールドノート 目次に戻る  top↑


【2003年6月1日】

※船橋三番瀬海浜公園(7:10〜9:40)
 到着時は満潮を過ぎており、南寄りの風がやや強かった。堤防上などにはアジサシ類とわずかなシギ・チドリ類が休息していた。カラシラサギが見られた他、ハシボソミズナギドリも多数見られた。また、ミヤコドリも確認できた。主なものは次のとおり。


(写真:カラシラサギ)


○ハジロカイツブリ         1羽(夏羽。堤防内水面のスズガモ群中)
○ハシボソミズナギドリ   約150羽(干潟周辺ならびに沖合い。午前8時前から探鳥を切り上げるまで断続的に見られた。午前8時40分頃には約80羽の群が西から東に飛翔しながら移動するのが見られたが、その他の時間帯も数羽〜十数羽の群が沖合いを飛翔したり、海上に浮かんだりしているのが見れた。なお、漂着死亡個体も1羽確認できた) 
○アジサシ             4羽(堤防上で休息したり、コアジサシとともに浅水域で採餌したりしたが、干潟には降りなかった)
○コアジサシ          約70羽(午前7時半頃の堤防周辺のカウント数。時折飛び立っては、周辺の浅瀬で採餌しているのが見られた)
○カラシラサギ           1羽(夏羽。午前8時頃に、市川側堤防を越えて干潟に飛来し、汀線沿いや浅水域で盛んに小魚を採餌した。目先の青色も鮮やかで、嘴も橙色を帯び脚も赤味を帯びた個体であった。カラシラサギは、三番瀬では6月の記録は3年連続となるが、昨年は6月22日が初認と言われていることから、3週間程度早い記録となる)
○ミヤコドリ            15羽(到着時から午前8時頃までは、通称貝殻島周辺で休息しているのが確認できた。その後、干潟が広がっても飛来しなかったようであった。越夏個体群と思われる)
○シロチドリ            4羽(市川側干潟で見られた)
○ダイゼン             3羽(若鳥。越夏個体と思われる)  
○オバシギ            2羽(午前8時半頃から市川側干潟で見られた) 
○キアシシギ            1羽(午前8時半頃に見られた)
     

※葛西臨海公園(11:10〜14:50)
 到着時は干潮で、東渚沖合いにも大きく干潟が広がっていた。初めに鳥類園で探鳥し、潮位が上がり始めてから西渚観察ポイントからの渚周辺の探鳥を行った。特段変わったものは見られなかったが、葛西沖でもハシボソミズナギドリが見れた他、ミヤコドリも引き続き確認できた。なお、シギ・チドリ類は急激に減少していた。主なものは次のとおり。

○ハシボソミズナギドリ       3羽(渚沖合い。午後2時過ぎに、2羽と1羽が相次いで、約300m沖合いを西から羽田沖方向に飛翔するのが見れた。三番瀬周辺に比べると数は非常に少なかった)
○アジサシ             3羽(東渚周辺)
○コアジサシ         約320羽(渚周辺。上潮に合わせて群飛し、採餌するのが見られた)
○イワツバメ             4羽(鳥類園) 
○ミヤコドリ            15羽(東渚。午後1時頃までは東渚沖合い干潟で採餌していたが、午後2時頃に東渚に集結した。いただいた情報によると、本日も午前9時頃には確認されていたようであるが、三番瀬で確認した個体群と同一の可能性もあると思われる)
○シロチドリ             2羽(西渚)
○ソリハシシギ            1羽(汐入池) 
○キアシシギ             4羽(汐入池)

以上。



【2003年6月7日】

※葛西臨海公園(6:30〜10:10)
 到着時は上潮で、午前8時半頃に満潮となったが、小潮のため干潟は残った。最初に鳥類園を中心に探鳥し、午前9時頃から西渚観察ポイントからの渚周辺の探鳥も行った。シギ・チドリ類は、さらに少なくなっていたものの、汐入池でアカアシシギが見られた他、淡水池でヨシゴイも確認できた。渚周辺はカワウの数が約2000羽となっていたが、他の水鳥の数は少なかった。主なものは次のとおり。

○コアジサシ          12羽(渚周辺。満潮を過ぎて潮が引き始めるとともに浅水域に集まり採餌行動を取ったが、数は少なかった)
○ハヤブサ            1羽(若鳥。午前9時前に、東渚中央丘の岩に休止しているのを見つけた。その後も時折、身繕いを行ったりしたが、探鳥を切り上げるまで同一場所に留まり、狩りは行わなかった)
○イワツバメ           4羽(葛西臨海公園駅周辺)
○ヨシゴイ            1羽(淡水池。午前8時過ぎに、時折鳴き声が聞こえることから探したところ、観察ポイントから近いヨシの上で鳴いているのを確認できた。5月中旬頃から見られていたようであるが、我々は今季初認)
○ミヤコドリ          15羽(東渚。午前9時頃に東渚の西渚寄りに集合しているのが確認できた。越夏個体群と思われる) 
○コチドリ            2羽(汐入池・擬岩付近) 
○シロチドリ           4羽(西渚)
○アカアシシギ          1羽(汐入池。成鳥夏羽。一昨日から見られているということで、我々も擬岩近くで見ることができた。嘴や脚の赤色は鮮やかで、完全な夏羽であった)
○キアシシギ           1羽(汐入池)

以上。


【2003年6月8日】

※船橋三番瀬海浜公園(7:30〜9:30)
 到着時は上潮で、干潟はかなり狭まってきているところであった。遠方堤防に越夏個体群と思われるダイゼンが見られたものの、シギ・チドリ類はほとんど見られず、カラシラサギを除いて変わったものも見られなかった。また、ミヤコドリも確認できなかった。主なものは次のとおり。

○ハジロカイツブリ         2羽(夏羽。堤防内水面のスズガモ群中にいることが多かった。なお、スズガモ越夏群は30羽であった)
○コアジサシ          約70羽(午前8時半頃のカウント数。到着時は数羽が周辺の浅瀬で採餌したり、堤防で休息しているだけであったが、その後徐々に数が多くなった)
○ハヤブサ             1羽(若鳥。午前9時前に市川側堤防に飛来したと教えていただいたことから、見ることができた。午前9時10分頃まで、堤防欄干に休止していたが、その後飛び立ち、ゆっくり羽ばたきながら後背地上空を飛翔し、谷津干潟方面に飛び去った。大きさから見て♀と思われた)
○イワツバメ            4羽(午前9時頃に、4羽が揃って干潟周辺に飛来し、干潟に舞い降りるのが見られた)
○カラシラサギ           1羽(夏羽。6月1日から確認されている個体。到着時には、早朝に見られたものの、その後市川側に飛び去ったと教えていただいたが、午前9時頃には市川側干潟内の棒杭上に飛来し、時折浅水域に舞い降りた。先週よりは、色調がやや弱くなった印象であった)
○コチドリ             3羽(船橋側干潟)
○シロチドリ            4羽(主として市川側干潟で見られた)

以上。


【2003年6月14日】

※葛西臨海公園(13:00〜16:00)
 到着時は干潮を過ぎて干潟が狭まり始めているところであった。最初に西渚観察ポイントからの渚周辺の探鳥を行い、その後鳥類園に回った。特段変わったものは見られなかった。渚周辺は相変わらずカワウの大群が目立ったが、ウミネコの若鳥も100羽以上となっていた。なお、いただいた情報によると、アカアシシギは12日までは見られたとのことであった。午後4時前より降雨となったことから、切り上げた。主なものは次のとおり。

○カンムリカイツブリ        1羽(夏羽。東渚周辺。越夏個体と思われる)
○コアジサシ         約80羽(渚周辺。上潮に合わせて汀線沿いの浅水域に集まり、採餌行動を取った)
○イワツバメ           3羽(駅周辺など)
○ヨシゴイ            1羽(1♂、淡水池。午前中には2羽が目撃されたものの、余り飛ばないとのことであった。我々は午後3時半頃に中央部アシ原から水門付近のアシ原に飛ぶのを見ることができた)
○ミヤコドリ          14羽(東渚。午後1時半頃のカウント数。東渚の西渚寄りに集合しているのが確認できた。越夏個体群) 
○キアシシギ           1羽(汐入池)

以上。


【2003年6月15日】

※船橋三番瀬海浜公園(7:50〜9:50)
 到着時は既に大きく干潟が広がり始めているところであった。しかしながら、シギ・チドリの季節を過ぎ、全般的に水鳥の姿は少なかった。カラシラサギが引き続いて見れたが、他には特段変わったものは見られなかった。なお、ウミネコの若鳥が50羽を超えていた他、オオセグロカモメ若鳥も2羽見られた。主なものは次のとおり。

○ハジロカイツブリ         2羽(夏羽。堤防内水面のスズガモ群中)
○コアジサシ         約140羽(午前9時半頃のカウント数)
○カラシラサギ           1羽(夏羽。6月1日から見られている個体。到着時から探鳥を終了するまで、市川側干潟内の潮溜まりで盛んに小魚を捕らえているのを見ることができた。6月9日から見られなくなったと聞いていたが、まだ留まっていた。目先の青色がやや弱くなり、足指の赤味はなくなっていたが、嘴基部の赤味は残っていた)
○シロチドリ            5羽(主として市川側干潟で見られた)
○ダイゼン             9羽(午前8時頃に市川側干潟に群れていた。若鳥からなる越夏個体群と思われる)
○チュウシャクシギ         1羽(午前9時頃に潮干狩り場内で見られた)


※葛西臨海公園(11:00〜14:20)
 到着時は干潮。大潮のため、東渚沖合いにも大きく干潟が広がっていた。このため、最初に鳥類園で探鳥を行い、午後1時過ぎから西渚観察ポイントからの渚周辺の探鳥を行った。特段変わったものは見られなかった。いただいた情報によると、朝方には淡水池でヨシゴイが6羽飛ぶのが見られ、東渚ではオオソリハシシギ2羽が確認されたとのことであったが、我々はいずれも見ることが出来なかった。主なものは次のとおり。

○コアジサシ           4羽(渚周辺を通過した個体が見れただけであった。集まって採餌行動を取るのは見られなかった)
○ヒメアマツバメ         4羽(又は6羽。正午過ぎ頃から淡水池周辺で飛び回るのが見られた。ツバメやイワツバメと混じる形でも飛翔していた。しばしば、地上2〜3mの低空も飛翔した)
○イワツバメ           5羽(又は7羽。駅周辺、淡水池など)
○ミヤコドリ          14羽(東渚。越夏個体群)
○シロチドリ           6羽(渚周辺) 
○キアシシギ           1羽(又は2羽。汐入池、渚周辺)

以上。





【2003年6月21日】

※葛西臨海公園(10:10〜16:20)Torioのみ
 本日は小潮で、到着時は満潮を過ぎて干潟が広がり始めているところであった。前半は鳥類園で探鳥を行い、午後3時頃から、西渚観察ポイントからの渚周辺の探鳥を行った。梅雨の中休みで真夏のような天気であったが、特段変わったものは見られなかった。いただいた情報によると、このところ鳥類園でササゴイがよく見られているとのことであったが、見られなかった。主なものは次のとおり。

○アジサシ            2羽(東渚。午後3時半前後に2羽が飛来し、干潟上のコアジサシ群に混じって休息したが、午後4時頃までに相次いで沖合いに飛び去った)
○コアジサシ          36羽(渚周辺)
○ヒメアマツバメ         1羽(淡水池上空。午前10時半頃に見られた)
○イワツバメ           6羽(淡水池周辺など。午後に多かった)
○ヨシゴイ            1羽(淡水池。午後2時半頃に見られた。アシの茂みから小魚を採取していた。いただいた情報によると、朝方に飛ぶのを見ることが多いとのことであった)
○ミヤコドリ          10羽(東渚。午後3時頃のカウント数。越夏個体群)
○コチドリ             1羽(汐入池)
○シロチドリ            4羽(東渚。西渚堤防付近にも飛来した) 
○セグロセキレイ         1羽(汐入池。情報をいただいて探してみたところ、午後2時前に擬岩近くのアシ原際を歩き回って採餌しているのを見つけることができた。葛西臨海公園では珍しい)

以上。


【2003年6月22日】

※船橋三番瀬海浜公園(7:30〜8:40)
 本日は小潮で、到着時は干潮を過ぎて、さらに干潟が狭まり始めているところであった。全般的に水鳥の姿は少なかった。短時間ながら、オオメダイチドリが見られたものの、カラシラサギは確認できなかった。主なものは次のとおり。

○ハジロカイツブリ         2羽(夏羽。堤防内水面のスズガモ群中。午前8時半頃にボートが進入してきた際にはヒィーヒィーという鳴き声を出した)
○コアジサシ          152羽(午前8時頃のカウント数。一部は干潟周辺で採餌していたが、多くの個体は遠方堤防で休息していた)
○コチドリ             2羽(午前8時前に、後背地から干潟に飛来した) 
○シロチドリ            2羽(船橋側干潟で見られた)
○オオメダイチドリ         1羽(冬羽個体。到着直後に、シロチドリの近くの干潟上で、キリリ、キリリと鳴いているのを見つけた。しかし、まもなくシロチドリ1羽とともに南西方向に飛び去り、戻らなかった)
○キアシシギ            2羽(干潟や堤防などで見られた)


※葛西臨海公園(9:30〜14:30)
 到着時は満潮。昨日に続いて、梅雨の中休みで真夏の天候となった。最初に鳥類園で探鳥を行い、正午前後は休息し、午後1時過ぎより西渚観察ポイントからの渚周辺探鳥を行った。特段変わったものは見られなかった。本日もササゴイを見ることはできなかった。園内はカイコウズ、ザクロに加えて、ネムノキの花が咲き始めていた。主なものは次のとおり。

○カンムリカイツブリ        1羽(夏羽。東渚。越夏個体。午後1時過ぎには澪筋でしきりに羽ばたいていたが、その後沖合いに浮かんだ)       
○コアジサシ          16羽(正午頃までは渚周辺を通過する個体が見れるだけであったが、午後2時頃には集まって採餌行動を取っていた。しかし、数は少なかった)
○ヒメアマツバメ         2羽(午前11時頃に淡水池周辺で飛び回るのが見られた。比較的低空も飛翔した)
○イワツバメ           2羽(又は4羽。駅周辺)
○ヨシゴイ            1羽(又は2羽。いずれも♂。午前10時前に淡水池南端から飛び出して、東渚に飛ぶのが見られた他、午後1時頃には東渚内で飛翔しているのも見れた)
○ミヤコドリ          15羽(東渚。越夏個体群。午後2時頃には、ほぼ全ての個体が干潟に散らばって採餌行動を取っていた)
○コチドリ            1羽(又は2羽。鳥類園周辺) 
○シロチドリ           2羽(東渚。いずれの個体も午後2時過ぎまでに、西渚堤防上を通過して荒川河口方面に飛び去った) 


以上。


【2003年6月28日】

※葛西臨海公園(7:40〜15:40)
 到着時は満潮を過ぎて干潟が広がり始めているところで、その後沖合いにも干潟が大きく広がった。正午過ぎまでは雨模様であったため、船着場、観察センターからの探鳥となった。その後、天候が回復したことから、西渚観察ポイントからの渚周辺の探鳥を行うとともに鳥類園も回った。特段変わったものは見られなかったが、久しぶりにアオバトが見れた他、この時期にしては、シギ・チドリ類も比較的見られた。なお、渚周辺は相変わらずカワウの大群が目立ったが、ウミネコの数も約400羽となっていた。主なものは次のとおり。

○アジサシ            2羽(東渚。午前8時頃に2羽が揃って干潟近くで採餌飛翔しているのが見られた)
○コアジサシ          32羽(渚周辺。午後1時過ぎのカウント数)
○ヒメアマツバメ         4羽(観察センター周辺など。雨中でもよく出現したが、雨上がりには頻繁に見られ、低空も飛翔した)
○イワツバメ           8羽(駅周辺、淡水池付近など)
○ヨシゴイ            2羽(淡水池。いずれも♂。午前8時半頃と午前9時過ぎに見られた。出現場所からみて別個体と判断した。余り飛ばないようである)
○ミヤコドリ          14羽(東渚。午後1時頃のカウント数。越夏個体群)
○コチドリ             7羽(西渚など。西渚の荒川河口側では、幼鳥を含む5羽の群が見られた)
○シロチドリ            7羽(西渚。幼鳥と思われる個体も見られた)
○ダイゼン             2羽(東渚。越夏個体と思われる)
○ソリハシシギ          3羽(西渚。荒川河口側の干潟で揃って採餌していた)
○アオアシシギ          1羽(東渚。遠方であった)
○オオソリハシシギ        1羽(東渚。午前中はダイゼンと、正午頃からはチュウシャクシギと行動をともにしているようであった)
○チュウシャクシギ       10羽(東渚。いただいた情報によると、2日くらい前から10羽前後が見られるようになったとのことであった)  
○アオバト            1羽(汐入池周辺。午後2時過ぎに、情報をいただき、汐入池南側のマツに休止しているのを見ることができた。葛西臨海公園では時々見られているとのことであるが、秋の記録が多いようである。我々が当地で、アオバトを見たのは、2000年11月5日に若鳥を観察して以来である)

以上。

 【2003年6月29日】

※葛西臨海公園(13:00〜17:00)
 到着時は干潮を過ぎて干潟が狭まり始めているところであった。昨日と異なり、時折強い日差しもさす好天となった。最初に、西渚観察ポイントからの渚周辺の探鳥を行い、午後3時頃から鳥類園に回った。東渚でクロツラヘラサギが見られた。昨日確認できたシギ・チドリ類の多くは見られなかったが、代わりにホウロクシギを確認することができた。また、鳥類園ではササゴイも見れた。主なものは次のとおり。

○カンムリカイツブリ        1羽(東渚。夏羽。越夏個体)
○アジサシ            1羽(東渚。午後1時半頃にコアジサシに混じって飛翔していたが、その後沖合いに移動したようで、見られなくなった)
○コアジサシ          52羽(渚周辺。午後1時半頃のカウント数)
○ヒメアマツバメ         1羽(午後1時過ぎに公園中央部上空で見られた)
○イワツバメ           8羽(駅周辺、淡水池付近など)
○ヨシゴイ            1羽(1♂、淡水池。午後4時半頃に淡水池中央部から北側のアシ原にかけて飛翔して移動するのが2回ほど見れた)
○ササゴイ            1羽(成鳥と思われる個体。午後3時過ぎに、汐入池で魚を取っているのを見ることができた)




○クロツラヘラサギ        1羽(東渚。若鳥と思われる個体。午後2時頃に干潟中央の澪筋で採餌しているのを見つけた。西渚の観察ポイントからは視界が遮られる場所を動き回っていた。午後2時半頃に簡単に身繕いした後、飛び立ち北側の鳥類園方向に向かったが、水路上空で旋回し東渚アシ原内に舞い降り見えなくなった。塒入りしたものと思われた。昨年11月30日に確認した個体と比較すると、顔の黒味は強かったが、風切の先端部は同様に黒色で、成鳥夏羽に見られるような胸の黄色味などはなかった。なお、我々とほぼ同時刻に鳥類園観察センターからも確認されていたとのことで、澪筋を活発に動き回って盛んに採餌しているのが見られたということであった)
○ミヤコドリ          14羽(東渚。午後1時頃のカウント数)
○シロチドリ            2羽(東渚)
○アオアシシギ          1羽(東渚。やや遠方であったが鳴き声も聞けた)
○ホウロクシギ          1羽(東渚。午後2時前にウミネコの群が舞い上がった際に、干潟中央部に飛来し、その後西渚寄りで採餌していた。餌をウミネコに横取りされそうになるたびに争っていた)
○カワセミ             1羽(淡水池。午後4時20分頃に見られた)  

以上。