2003年4月 Torio&Torikoのフィールドノート 目次に戻る  top↑



【2003年4月5日】
 
※葛西臨海公園(10:00〜13:20)Torioのみ
到着時は既に干潟が大きく広がっていた。しかしながら、風雨が強く、気温も低かったことから探鳥には難渋した。このため、主として、船着場や観察センターからの探鳥となった。荒れ模様の天候ではあったものの、特段変わったものは見られなかったが、アメリカコガモ、オオハシシギを引き続き確認できた。なお、先週見られたシマアジについては29日〜30日の2日間の滞在であったようである。渚周辺のスズガモ、カンムリカイツブリ、ハジロカイツブリはさらに減少していた。また、セグロカモメ類は約30羽が渚周辺で見られたが、特記すべきものは見られなかった。主なものは次のとおり。
 
○コガモ(亜種アメリカコガモ)   1羽(成鳥♂。汐入池の西側の水際にコガモの群が休息していたが、その中に見られた)
○ミコアイサ            1羽(♀タイプ。淡水池)
○コチドリ              2羽(鳥類園南側水路干潟)
○シロチドリ            32羽(西渚干潟。午前10時半頃のカウント数)
○ハマシギ          約520羽(西渚干潟。午前10時半頃のカウント数)
○タシギ               2羽(淡水池、汐入池で各1羽)
○オオハシシギ           1羽(汐入池。午前11時頃に汐入池の澪筋で盛んに採餌しているのが見られた。換羽が始まっているようであった)
○セイタカシギ         約20羽(汐入池など)
○アカハラ              1羽(鳥類園内。成鳥♂)
○ツグミ              26羽(鳥類園など)
○オオジュリン            2羽(汐入池のアシ原) 
 
以上。


【2003年4月6日】

※葛西臨海公園(6:30〜10:40)
 到着時は満潮で、その後徐々に潮位が下がり始めた。昨日と異なり、快晴となったが、午前9時頃からは西からの強風が吹き荒れた。このため、最初に公園中央部で探鳥したものの、その後は鳥類園周辺のみで探鳥した。東渚でチュウヒ、ハヤブサが見られた他、通過の小鳥類も見られ、アオジのさえずりも確認できた。セグロカモメ類は50羽以上が干潟に降りていたが、特記すべきものは見られなかった。主なものは次のとおり。

○チュウヒ            1羽(東渚。午前7時前後に2回ほど、東渚アシ原上を舞った。午前7時過ぎには獲物を捕らえたハヤブサを執拗に追飛した。まだ、留まっていたようである)
○ハヤブサ            1羽(成鳥。午前7時過ぎに東渚付近で獲物を捕らえたようで、チュウヒに追いかけられているのが見られた。チュウヒがあきらめた後、舞浜側堤防上に休止し、食事をしたり、流木上に移動したりしていた。まだ、留まっていたようである)
○ツバメ             1羽(汐入池)
○クイナ             1羽(淡水池。鳴き声が聞けたが、姿は確認できなかった)
○コチドリ            2羽(汐入池) 
○シロチドリ         約80羽(西渚砂浜上で休息していた。午前7時頃のカウント数)
○ハマシギ         約520羽(西渚砂浜上で休息していた。午前7時頃のカウント数。シロチドリとの確実な識別を行うには距離があった)
○タシギ             4羽(汐入池)
○セイタカシギ         22羽(汐入池)
○イソヒヨドリ           1羽(♀成鳥と思われる個体。鳥類園南側水路護岸。距離約20mで観察することができた) 
○アカハラ             2羽(鳥類園)
○ツグミ            約40羽(鳥類園、公園中央部。芝生上などに多くの個体が群れていたので、集結し始めているようである)
○センダイムシクイ        2羽(鳥類園。午前8時頃に、コナラを中心とした木立内を動き回っているのを見ることができた。時折、さえずっていた)
○カシラダカ            1羽(夏羽へ換羽中の♂1羽。船着場の植え込み付近で見られた。我々が葛西臨海公園でカシラダカを確認したのは初めて)
○オオジュリン          約8羽(鳥類園。数が少なくなってきたように感じられた)


※谷津干潟(11:50〜16:00)
 到着時は干潟が広がり始めているところであった。午後からの潮位の上昇に伴い、三番瀬方面から飛来するシギ・チドリ類を期待したが、飛来し始めたのは午後2時頃で、本格的な飛来は午後3時過ぎからで、干潟西側に偏っていた。快晴であったが、西からの強風が吹いたことから、午後2時頃までは淡水池周辺で観察した。干潟にはユリカモメが2000羽以上集結しており、頭部が黒くなってきている個体も多くなってきていたが、特記すべき鳥は見られなかった。

○アメリカヒドリ           1羽(♂1羽。観察センター前で休息していたが、午後3時頃から干潟に移動し採餌していた)
○ツバメ              1羽(又は2羽。観察センター周辺)  
○コチドリ              1羽(干潟西側)
○メダイチドリ           10羽(午後2時頃に飛来した。夏羽個体が多かった。干潟中央部にいることが多かった)
○ダイゼン             22羽(午後3時頃から飛来し始めた。干潟西側に舞い降りている個体が多かった。午後3時半過ぎのカウント数)
○ヨーロッパトウネン         1羽(午後2時半頃に、1羽のみメダイチドリ群近くにいるのが見られたが、断定するには距離があった)
○ハマシギ          約980羽(午後3時半頃のカウント数。干潟西側に群れて採餌していた。多くの個体は夏羽へ換羽中で、ほぼ夏羽の個体も数羽混じっていた)
○コオバシギ             1羽(成鳥。三番瀬周辺で越冬したと思われる個体で、午後3時半頃に飛来した。わずかに夏羽への換羽が始まっていた)
○オオソリハシシギ          5羽(夏羽♂3羽を含む。午後2時半頃に飛来した。干潟西側)
○ホウロクシギ            1羽(干潟中央部で採餌していた)
○タシギ               3羽(淡水池)
○セイタカシギ            9羽(干潟西側に多かったが東側にも移動しているようであった)
○アカハラ              1羽(淡水池周辺。♀と思われる個体)
○シロハラ              1羽(淡水池周辺。♀と思われる個体)
○ツグミ               2羽(淡水池周辺)
○オオジュリン            6羽(干潟東側アシ原)

以上。  


【2003年4月12日】

※葛西臨海公園(7:20〜10:20)
 到着時は干潮であったが、若潮のため潮位は比較的高かった。このため干潟の広がりはそれほど大きくはなかった。午前9時半頃から南からの強風が吹き始めたことから、最初に公園中央部で探鳥したものの、その後は鳥類園周辺のみで探鳥した。3月末に続いてシマアジが見られた他、東渚にはオバシギの群も確認できた。沖合いの水鳥達はさらに少なくなっていた。なお、いただいた情報によると、アメリカコガモは昨日も、オオハシシギは9日まで確認されているとのことであったが、我々は確認できなかった。主なものは次のとおり。

○シマアジ            1羽(成鳥♂、汐入池。午前8時半過ぎに汐入池のコガモ群中で休息しているのを見つけた。我々の観察中はほとんど寝てばかりであった。3月末に飛来した個体とは別個体と思われるが、連続して夏羽個体がみられるのは珍しいと思われる)
○ツバメ             3羽(汐入池)
○イワツバメ           5羽(又は7羽。葛西臨海公園駅周辺、鳥類園)
○コチドリ            2羽(汐入池) 
○シロチドリ         約10羽(東渚)
○ハマシギ         約310羽(東渚。午前8時頃のカウント数。シロチドリとの確実な識別を行うには距離があった)
○オバシギ           14羽(東渚。午前8時頃に東渚干潟上で群で採餌しているのが見られた、距離があったが、飛翔時のパターンなども確認できた。今季初認)
○タシギ             2羽(汐入池、淡水池)
○セイタカシギ         12羽(汐入池。先週より個体数が少なくなっていた。交尾を行っているペアも見られたので、東京湾岸の繁殖場所に移動し始めているものと思われる)
○タヒバリ             1羽(汐入池。夏羽個体であった)
○アカハラ             1羽(鳥類園。視認した個体は1羽であったが、この他にさえずりも聞けた)
○ツグミ            約16羽(鳥類園、公園中央部)
○オオジュリン         約12羽(鳥類園)


※谷津干潟(11:10〜14:10)
 到着時は潮位の上昇に伴い、干潟が狭まり始めているところであった。既に多くのシギ・チドリ類が干潟東側に群れていた。特段変わった種類はみられなかったが、種類、個体数ともに増加し、夏羽個体も多くなっていた。しかしながら、これまで越冬群中で見られていたコオバシギ、ハジロコチドリは確認できなかった。なお、午後2時頃より降雨となってきたこともあり切り上げた。主なものは次のとおり。

○ツバメ              1羽(又は2羽。観察センター周辺)  
○シロチドリ            8羽(夏羽個体も見られた)
○メダイチドリ          56羽(午後1時頃のカウント数。多くは夏羽)
○ダイゼン           134羽(午後1時頃のカウント数。夏羽への換羽が進んだ個体も見られるようになってきた)
○トウネン             4羽(夏羽への換羽が進んでいるようであった)
○ヨーロッパトウネン        1羽(ハマシギ群中。午後1時頃は水浴した)
○ハマシギ         約3100羽(午後1時半頃のカウント数。干潟東側に群れて採餌していた。多くは夏羽へ換羽中で、夏羽個体も混じっていた)
○ミユビシギ            1羽(冬羽。換羽が始まっているようであった)
○オバシギ             3羽(ハマシギ群中。夏羽へ換羽中であった。数日前から見られているとのこと)  
○キョウジョシギ          5羽(夏羽。数日前から見られているとのこと)
○オオソリハシシギ        80羽(夏羽♂を含む。午後1時頃のカウント数)
○ホウロクシギ           1羽(干潟中央部で採餌していた)
○タシギ               2羽(淡水池)
○セイタカシギ           10羽(干潟西側)
○カワセミ              1羽(干潟東側)
○アカハラ              1羽(淡水池周辺。♂と思われる個体)
○ツグミ               2羽(淡水池周辺)

以上。  


【2003年4月13日】

※葛西臨海公園(6:30〜15:10)
 到着時は干潮で、干潟は大きく広がっていた。昨日後半からの雨も上がり、午後には初夏のような陽気となった。特段珍しいものは見られなかったが、ホウロクシギやセンダイムシクイなどの旅鳥を見ることができた。また、昨日見ることができなかったアメリカコガモ、オオハシシギも正午頃になって確認することができた。アオジのさえずりも5ケ所くらいで聞こえた。シマアジについては本日は確認されなかった。渚周辺のハジロカイツブリは10羽程度となっていたが、一時少なくなっていたスズガモは約3000羽に、カンムリカイツブリは約300羽まで多くなっていた。また、カモメ類は夏羽のユリカモメが目立ち、ウミネコも確認できたものの、セグロカモメ類は約20羽で特記すべきものは見られなかった。主なものは次のとおり。

○コガモ(亜種アメリカコガモ)   1羽(成鳥♂。汐入池のアシ原際で休息することが多いようで、午前中は確認できず、正午頃にようやく確認することができた)
○ミコアイサ             1羽(♀タイプ。午前9時頃に淡水池で潜水を繰り返していた)
○ツバメ               3羽(鳥類園の他、渚周辺でも見られた)
○イワツバメ             5羽(駅周辺で見られたが、鳥類園周辺にも飛来してきているようであった)
○コチドリ              2羽(汐入池)
○シロチドリ            12羽(渚周辺。西渚付近にも飛来した)
○メダイチドリ            6羽(東渚。もっといたものと思われるが、遠方できちんとした識別は困難であった)
○ハマシギ          約540羽(東渚。午前8時頃のカウント数)
○オバシギ             14羽(東渚。昨日から見られている個体群。ハマシギ群と混じることなく、汀線沿いで採餌していた。西渚観察ポイントからも確認できた)
○ホウロクシギ            4羽(東渚。午前8時頃に干潟上に4羽が揃って舞い降りているのを見つけた。その後、干潟上で採餌を行っていた。西渚観察ポイントからも観察でき、時折羽ばたいたりしたのでダイシャクシギとの識別も行うことができた)
○タシギ               8羽(汐入池)
○オオハシシギ           1羽(汐入池。午前中は見られなかったが、正午過ぎに汐入池で採餌しているのが見られた。夏羽への換羽が進んでいた。アシ原内で休息しているようであり、見られない時も多いとのことであった)
○セイタカシギ           12羽(汐入池。にぎやかであった)
○タヒバリ               1羽(汐入池。夏羽)
○アカハラ              4羽(公園中央部など。早朝にはさえずりも聞かれた)
○ツグミ              18羽(鳥類園など)
○センダイムシクイ         1羽(公園中央部。午前7時前に、サクラやコナラの木立を移動しながら採餌しているのを見ることができた。よくさえずっていた)
○オオジュリン            8羽(淡水池、汐入池のアシ原)
○コイカル              2羽(♂2羽。公園中央部。午前7時前後に美しいさえずりが聞かれた。視認できたのは1羽であった)
○コムクドリ             2羽(♂2羽。汐入池。正午過ぎにオオハシシギを探している時に教えていただき見ることができた。北側の木立に休止していたが、すぐに旧江戸川方面に移動したので一時的に立ち寄った通過個体と思われる) 

以上。



【2003年4月19日】

※葛西臨海公園(6:10〜15:30)
 到着時は満潮。初めに公園中央部で探鳥し、その後鳥類園に回ることを繰り返した。午前8時過ぎから南西の強風が吹いたことから、渚周辺の探鳥は難渋し、西渚観察ポイントからの東渚探鳥は行わなかった。このため、渚周辺のシギ・チドリ類のきちんとした識別はできなかった。渚周辺には、スズガモ、カンムリカツブリ、セグロカモメなどの水鳥が、まだ残っていたが数は少なくなっていた。鳥類園付近もカモの数は少なくなっていたが、コガモは約30羽見られた。しかし、アメリカコガモはここ数日確認されていないとのことであった。また、小鳥類はコマドリを見ることができたが、全般的には少なかったようであった。主なものは次のとおり。

○コアジサシ          約8羽(東渚。午前10時頃に東渚の汀線沿いを飛翔しているのが見られたが、干潟の広がりとともに沖合いに遠ざかったようであった)
○ハヤブサ            1羽(成鳥と思われる個体。午前11時半頃に東渚上空に現れ、シギ・チドリ群を襲ったようであった。その後、正午前には干潟に舞い降りているのが確認できた)
○チュウサギ            1羽(汐入池。時折、コサギ、ダイサギに混じって採餌した) 
○ツバメ              6羽(鳥類園周辺)
○イワツバメ            4羽(鳥類園周辺)
○コチドリ              2羽(汐入池)
○ハマシギ          約200羽(東渚。ハヤブサの現れた午前11時半頃に、干潟上を飛び回る個体群が見られた。もっといたものと思われる。また、他の種類も混じっていた可能性もあったが判別できなかった)
○アオアシシギ           1羽(汐入池。2日くらい前から見られているとのこと。セイタカシギと行動をともにしているように見えた。夏羽に換羽中であった) 
○オオソリハシシギ       約30羽(東渚。午前10時頃に飛来したが、落ち着かずに飛び回ることが多かった)
○ホウロクシギ            4羽(東渚。正午頃に干潟上で4羽が揃って採餌しているのが見られた。遠方であったためダイシャクシギとの確実な識別はできていない)
○チュウシャクシギ         2羽(旧江戸川河口付近に現れた磯に飛来するのが見られた) 
○タシギ               3羽(又は5羽。汐入池)
○オオハシシギ           1羽(汐入池。午前8時頃に擬岩前の浅瀬に飛来したり、アシ原際で休息したりしていた。午後も見られた。夏羽への換羽が進んでいた)
○セイタカシギ           20羽(汐入池。にぎやかに鳴いている個体が目立った)
○コマドリ              1羽(♂1羽。公園中央部。昨日から見られているということで、多くのバーダーとともに、我々も見ることができた。時々さえずっていた) 
○アカハラ              2羽(公園中央部。さえずりも聞かれた)
○ツグミ             約20羽(公園中央部、鳥類園など)
○オオルリ              1羽(♀1羽。公園中央部で午前7時前に見られた)
○カシラダカ             1羽(♂1羽。淡水池付近。午前7時過ぎに小高木の頂上部でさえずっていたがカワラヒワに追われて茂みに隠れてしまった)
○アオジ             約10羽(公園中央部、鳥類園。さえずり個体も数羽見られた)
○オオジュリン            3羽(淡水池)
○コイカル              2羽(♂2羽。公園中央部〜観覧車付近。午前6時頃から、さえずりが聞かれた。視認できたのは1羽であった)

以上。



【2003年4月20日】

※船橋海浜公園(7:10〜9:00)
 到着時は満潮を過ぎたところであった。多くの水鳥達は堤防上で休息していた。天候は昨日とは変わり、北東風がかなり強く寒かった。午前8時過ぎから徐々に干潟が広がり始め、多くのシギ・チドリ類が舞い降りてきた。特段変わったものは見られなかったが、アジサシが確認できた。午前9時前から小雨となったこともあり、もう少し探鳥したいところであったが切り上げた。なお、オバシギは確認できなかった。カモメ類は、ユリカモメの他にカモメも見られ、セグロカモメ類も約60羽が堤防上で休息していたが、観察条件も悪く識別困難であった。主なものは次のとおり。

○アジサシ             4羽(堤防上で休息したり、時折、コアジサシとともに舞い上がったりしていた。今季初認)
○コアジサシ           94羽(午前8時過ぎのカウント数。堤防上で休息したり、周辺の浅瀬で採餌したりしていた。もっといたものと思われる)
○ミヤコドリ            71羽(午前8時過ぎから次々と正面干潟に飛来した。午前8時半過ぎのカウント数。遠方堤防上に数羽が残っていたので、まだ80羽近くが留まっているものと思われる)
○シロチドリ            8羽(越冬中に比較して数が少なくなった)
○メダイチドリ          53羽(午前7時半頃のカウント数。多くは夏羽) 
○ダイゼン            68羽(午前9時前のカウント数。続けて飛来していたので、もっといたものと思われる。夏羽個体は少なかった)  
○トウネン            18羽(夏羽換羽中のものが多く、ほぼ夏羽の個体も見られた)
○ヨーロッパトウネン        2羽(干潟が広がる前から汀線沿いに、トウネンに混じって採餌していた。夏羽へ換羽中と思われた)
○ハマシギ         約2500羽(推定数。きちんとカウントできなかった)  
○ミユビシギ           93羽(午前8時半過ぎのカウント数。換羽が始まっている個体も見られた)
○キョウジョシギ         48羽(午前8時半過ぎのカウント数)
○オオソリハシシギ      112羽(午前9時前のカウント数。到着時には棒杭上で休息している個体も見られたが、午前8時頃から沖合いを群飛するのが見られ午前8時半頃に干潟に舞い降り採餌を開始する個体が多かった)
○チュウシャクシギ         4羽(午前8時半頃にオオソリハシシギとともに飛来した)
れた)      
○タヒバリ             1羽(後背地)
○ツグミ              2羽(後背地)
 

※葛西臨海公園(10:30〜14:20)
 到着時は既に大きく干潟が広がり始めていた。昨日同様、公園中央部で探鳥した後鳥類園に回ったが、北東からの強風に加え降雨となったこともあり、限られたポイントからの探鳥となった。正午頃からは本格的降雨となったこと、また干潟が東渚はるか沖合いまで広がったことから、遠方のものは判別困難となったことから切り上げた。特段変わったものは見られなかったが、キアシシギを今季初認した。主なものは次のとおり。

○コアジサシ           4羽(渚周辺)
○ツバメ             28羽(公園中央部、鳥類園など。淡水池では約20羽が群れて採餌していた)
○コチドリ             2羽(汐入池)
○シロチドリ           15羽(水路干潟。午後1時頃に見られた)
○メダイチドリ          18羽(東渚。遠方であった)
○オバシギ             3羽(西渚。午前11時頃に珍しく西渚に飛来している個体が見られた)
○アオアシシギ           1羽(汐入池) 
○キアシシギ            2羽(汐入池。擬岩前で採餌していた。いずれも冬羽から夏羽に換羽中と思われる個体であった)
○チュウシャクシギ         1羽(汐入池。干潟内でカニを採餌していた) 
○タシギ              5羽(汐入池)
○オオハシシギ           1羽(汐入池。昨日同様、擬岩前の浅瀬付近で見られた。夏羽への換羽が相当進んでいた)
○セイタカシギ           20羽(汐入池。にぎやかに鳴いている個体が目立った)
○コマドリ              1羽(又は2羽。公園中央部。昨日に引き続き見ることができた。午前11時頃までは小雨の中でさえずっていることが多かった。鳴き声からみて、♂2羽の可能性もあるとのことであった) 
○アカハラ              1羽(鳥類園。さえずりが聞かれた)
○ツグミ              14羽(公園中央部、鳥類園など)
○カシラダカ             1羽(♂夏羽個体。船着場付近。カワラヒワやアオジとともに地上で採餌していた)
○アオジ              8羽(公園中央部、鳥類園。雨天であったが、さえずりも聞かれた)

以上。