10/10〜13 伊豆沼・蕪栗沼


10日の朝、6時頃蕪栗沼に到着した。
沼や草原全体に薄靄が漂い、その中からわき上がるマガンと賑やかな鳴き声、もう始まっていた。霧中でシャッターを押して、ひとしきりすると、残りのマガンの大放出。
のち、静かになる。(写真:マガンの飛び立ち)

あとはセイタカアワダチソウやススキの綺麗な大草原の上にはノスリやチュウが悠々と飛び回っている。(写真下:チュウヒ)

9時過ぎにマガンは戻ってきてまた賑やかになるが、伊豆沼に移動。
たくさん入っていた。今年はもう蕪栗や周辺を含めて5万羽ぐらい来ているらしい。ハクガンも1羽とのこと。









3時半から4時半までに沼にいたマガンはまた飛び立ち、暗くなって帰ってくる。
ずっといるマガモ、コガモ、ヒドリガモ、ホシハジロなどをオオタカがしきりに狙っているが一度も捕えたシーンは見られなかった。




11日も曇り空の下、モノトーンの伊豆沼で飛び立ちを見て、それからあちこちの田んぼを回って、昼頃沼に戻って、というパターンを私も繰り返す。
稲刈りは冷夏のせいで平年より2週間ぐらい遅いそうで、まだ黄金色の稲穂の田んぼがたくさんあった。

12日
農地の区画整理工事をしている広大な現場にはマガンが数千単位でいた。
すっごい(*_*)まとめてこんなに田んぼにいるのは初めて見た。その中にヒシクイ、シジュウカラガンがいるのを地元の方に見つけてもらう。シジュウカラガンは胸に白い帯のあるのが1羽とないのが2羽いた。




蕪栗沼ではオグロシギ、アオアシシギ、コアオアシシギ、アカアシシギ、エリマキシギ、ウズラシギ、タカブシギ、ハマシギ、セイタカシギが、数は少ないが種類はなかなかだった。(写真:オグロシギと真ん中エリマキシギ)
伊豆沼にはコクガンを見つけてもらい、カリガネを見つけた。(写真右:カリガネ)
夕方は伊豆沼で帰りを待つ。夕日は控えめに落ちていった。

13日は雨、またモノトーンの世界。あちこちみて、蕪栗をまわって、田んぼを見て、伊豆沼にはマガンは昼間帰ってこなかった。田の作業が休みの時は、のんびりしていて休憩に帰ってこないこともあるそうだ。
アオアシシギが飛ぶと、カモが一斉に逃げ回る。猛禽と勘違いしているのか、アオアシシギもそれを楽しんでいるのかも知れない・・・たぶん。
午後になっても雨が降り続け、名残惜しいけど、仕方なく帰路につく。
(写真下:マガン)





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