入笠山〜木曽駒ヶ岳 (9/02〜03)

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9月2日
朝5時30分出発する。途中何事もなく中央道、韮崎ICから20号線で富士見まで、そこから入笠山方向へ。
入笠山はガスがかかっていたが、途中で晴れた。ノスリが電柱で濡れた羽を広げて乾かしていた。背中ごしににらまれて、それでも見ていたら飛んでしまった。
他、ウグイス、エナガ、カケス、キジバト、メボソムシクイ、ヤマガラ、コガラなど。

林道を走っていて目についた花は薄紫のクサボタン。(私にとっての新種発見!)

登山口に着く、登り始めるといきなり石ころの急坂、でも平気。大変なのは最初だけだって、この山は体験済み。
のらくら登っていると、ルリビタキ、きれいな個体だった。でもさえずらない、ヒッヒッという声で遠巻きに枝を渡っていた。

頂上には多分1時間くらいで到着した。花も満開だったけど、蝶や虫(と一つにまとめてしまう)がたくさんいた。コウメバチソウの写真を撮っていると小さなハエがとまっていて、追っ払ってもすぐにとまる。何度か取り合いをしたけど、しつこさに負けてしまった。
マツムシソウが多い。ナデシコ、シモツケ、ヤマハハコ、トモエシオガマ、ゴマナ。

この山は山自体は低いけれど、360度の展望が見渡せる。残念ながら雲がかかっていて、明日登る予定の木曽駒ヶ岳も見えなかった。
←(山頂の案内図)クリックで大きくなりますが44キロバイト。

のらくら下山して、入笠湿原へ、木道の回りにサワギキョウとリンドウ、ワレモコウ、トリカブト、ツリフネソウ、キオン、ハンゴウソウなどが咲く。
林道を走り、(途中でエンビセンノウを見つける)、代田湖から高遠へ抜け、伊那に出て駒ケ根まで走る。途中の田園風景では思わずカントリーロード〜〜〜と口ずさんでしまう。(*^_^*)
駒ケ根では光明寺の境内を散策して、樹齢何百年の杉の木を見上げて、宿へ。


9月3日
ゆっくりと朝食をとって、宿の近くを散策すると、前の湖にヤマセミがダイビングしていた。ケッケッという声で、アカゲラか〜と思っていたのが間違い、ちょっとラッキーなさいさきだ。
バス、ロープウェイと乗り継ぎ、千畳敷カール(2,612m)まで登る。ロープウェイがすごい、950mも標高をかせぐ。途中切り立った岩肌をエレベーターのように垂直に近く登る時は、車内でおーっというどよめきが聞こえた。ただ、またもやガスで視界は悪い。
カールでは花はほぼ終わっていて、トウヤクリンドウ、トリカブト、苔モモの実、ナナカマドの実くらい。
イワヒバリが岩の上で草の実を食べてたり、登山道のすぐ近くを歩き回ったり、カヤクグリは控えめにハイマツを見え隠れしていた、ホシガラスは声のみ。ニホンザルが枝をゆすっていた。
折角だからどこかの頂上に登ろうと思い、歩き始める。すこぶるのろい、中高年の登山家に追い越されて、花や風景を撮影しているふりをして休む。同じペースのカメラマンがいた。でも荷物がすごい。ちゃんと三脚のしっかりしたのを持っていた。大変だなあ〜、と思いながら、何度も追い越した、ということは何度も追い抜かれた?


千畳敷カール 真ん中の鞍部が登山道

やっと頂上、と思ったのは分岐点で、左手に宝剣岳(2,931m)、右手に前岳(2,883m)。駒ケ岳(2,956m)というほうが下りで、それからゆっくりした登りに見えたので、そちらを目指したら、中岳(2,925m)だった。そこからまた遙か先で、その間には一度下って山荘に、それから又延々登るようだ、やめた。
鳥も花もないのに、岩だらけの道は私には過酷すぎる。

帰りは簡単、足は元々見かけ通り丈夫にできているので、ほいほいと下った。
この山もいきなり急斜面の意地悪な山というか、まず怖じ気づくかどうか試している感じだった。

下山し、車で一路帰路に、夕方7時頃には着いた。
以上、ご愛読感謝です!
入笠山のお花をC級写真にそのうちアップします、見てね!(^o^)