2008年6月前半 フィールドノート      目次に戻る  top↑




2008年6月3日 (Tue)
トンボ
6月2日、曇り空の下、とりあえずサナエ探し。
川辺に行くと、薄っぺらな胴体のヤゴが5〜6個、
葦の水際数十cmで見つかり、本体も羽化したて、
まだ中身のとか、ぶら下がって色がまだつかないのや、
よたよたで、でも高く飛んでいくのとか。
すべてコオニヤンマ。
見送って、場所を変えて、もちろん窓は全開。

河原を長靴でブラブラ歩いていると、直立で羽化したらしい、
石の上に抜け殻とそばにまだ羽が折りたたまれてるヤゴの持ち主。
とりあえず撮って、帰りにまた見たら羽を広げはじめ、
いきなり飛んでいった。
消去法で、直立羽化、目が離れてる、関東、川、
ヤゴが丸く背骨のところが尖ってない、
とかやっていくとサナエの仲間?
厳選!
ホンサナエ
アオサナエ
オナガサナエ
ダビドサナエ
クロサナエ
モイワサナエ
ヒメクロサナエ
ヒメサナエ
オジロサナエ…で、実は誰ですか?



コオニヤンマ


のヤゴ



直立で羽化したみたい。大きくなります。




2008年6月5日 (Thu)
名前は…
ひとまずヒメサナエにした。
仮称で、改訂可ということで。
決め手は、胸の線と顔つきと、尾の形と状況判断、ヤゴの形。
ヤゴの背中の刺があまり目立たないのでいまいちです。
時系列で並べてみました。
もう少し早ければ、着ぐるみ脱ぐところ見られたのに…。

ヤゴ持ち帰れば良かったとか、もう少しきちんと識別ポイント分かってれば、そこの写真撮ったのに、とか。
それから、大人になったところも見たかったです。
最初1番はヤゴより少し大きいぐらいでした。(3.5センチぐらいかな?)



2008年6月10日 (Tue)
トンボと鳥
ムカシヤンマに会えた!感激(*_*)
こわもてで厳窟王をイメージしてしまうけど、
でも、なつっこい。のか…何なのか。
そばの地面に降りる、飛んでもまたそこらに降りる、を繰り返していた。
大きくなります。


それからアオモンイトトンボの黒化型らしい、で背中が黒かった。



久々に浜にも行きカラフトアオアシシギ、オバシギ、コオバシギ、降りるのを辛抱強く待ってひとまず撮って帰る。



今日のオオアオイトトンボ(アオイトに訂正)。
メタリックグリーンで、精密機械のようだ。
でも、頭を首筋からのぞき込むと、張り子の虎、赤べこ、
不二家のペコちゃんのようで大きな複眼をチョンと押したら、しばらく首振っていそう。
大きくなります。



2008年6月14日 (Sat)
トンボ
早朝でかける。
さらっとした爽やかな川風が心地よい。
川の中をザブザブ歩いたり、草っ原を行ったり。
最初に会えたのは、先日あんなにヤゴの殻があったコオニヤンマ。
パトロールしてるのとか、止まってるのとか。
それから小さいサナエ、多分先日羽化に立ち合ったヒメサナエ。
それからたぶん、キイロサナエ、でなければヤマサナエだけど…。



それからクモの巣にかかっていたサナエはミヤマサナエにしたい…。
助けてあげたけど、生き延びてるかな?帰るまで3時間ぐらいはまだ足を動かしていたけど。





アオハダトンボのオスとメスをずっと観察しているとおもしろい。
オスは川でおぼれる真似をしてた。というか、トンボの川流れ?
水面を浮かんで流れ、飛び上がる。



それからメスが並んで水中産卵。
メスもよく見るとフジイロな胴でなかなかおしゃれだった。