2007年4月 フィールドノート      目次に戻る  top↑

2007年4月1日 (Sun)


お花見まっただなかの時期、マイフィールドへ。
見事に咲き誇った桜に隠れるように、いつもの鳥たちがいた。
もう開いた桜には興味ないのか、ウソはクヌギやエノキの新芽をモシャモシャ。
アトリ、マヒワ、カワラヒワも一緒に食べていた。
ゴマキの若葉も少し大きくなり下草とあいまってグリーンが目に優しい。
日なたではタンポポが点々と咲き、ウグイス、キジやコジュケイの声も遠くで聞こえた。

笹藪の中でもしや、多分、間違いなく?トラツグミのヒューヒューという声がしばらく流れた。
他にはアカハラ、シロハラ、ツグミ(は数が減ったようだ)、シメ、アオジ、ルリビタキ、アカゲラなど。

桜咲く


ルリビタキ


カケス


ウグイス



2007年4月7日 (Sat)

神奈川県
お花見の桜は散り始めて、葉が出ていたり、赤い萼が目立ったりしている。
土手はセイヨウカラシナとハマダイコン、ヒメオドリコソウ、ヘラオオバコ、タンポポなど。
工場跡は整地が進んでいて、遠く溝のすみにシロチドリ、コチドリらしきものが群で休んでいた。
キンクロハジロやホシハジロはだいぶ減ってきた。
この前たくさんいたハジロカイツブリは今日はいなくて、夏色のカンムリカイツブリが数羽。ほか、オオジュリン、セッカ、アオジ、ハクセキレイ、ツグミ、ムクドリなど。
猛禽もトビのみ。

カンムリカイツブリ(デジスコ)


ハマダイコン


2007年4月13日 (Fri)

千葉県
いいタイミングで、オニアジサシいるよ!という情報、ちょこっと出掛ける。
着くと遠くに飛んでしまったとのこと。ここのところ、こういうパターン。
雑談、今日のいきさつを聞く。
南風が強くふきつけ、シブキが陸に飛ぶ、妙に暖かい。
これは長くなりそうなので、車までイスを取りに行き、戻ると「飛んでるよ〜!」
ああ〜いなくなったらしい。まあ、こういうパターン。
がまん、じっと待つ。
残り時間は1時間で、自分的にあきらめムードの時、「あっ!いた!」という声。
どたどたと砂浜を走り、飛んでる赤いクチバシを撮り、降りてくるクチバシを撮り、「降りた〜!」
しばしオニアジさんは休憩して、飛び立ってしまった。

降り立ったオニアジサシ。



飛び立ったオニアジサシ



2007年4月14日 (Sat)


埼玉県
マイフィールド、とりあえずサクラソウ公園、何だか一面というのではなくて、そこそこという感じだった。ノウルシもあまり伸びていない。
次は森を、ヒキノカサが群生していたり、カキドオシ、ムラサキサギゴケがどんどん伸びていたり。
センダイムシクイの声にクヌギを見上げると枝づたいしていた。他にはマヒワ。
オオルリも見つけてもらい今季初、オスのきれいなのがいた。
シジュウカラは巣材運び、コゲラとスズメは巣穴を巡ってのバトル?

のんびりの田んぼでは、ホオアカとノビタキがいた。
頭上をカラスがオオタカを追いかけていて、オオタカが遠く木に止まり肩で息をしてる(多分)ところに向かうと、今度は飛び出して、頭上を数回旋回、突然ツミがやってきて攻撃に出るというめまぐるしい展開をしばしぼうぜんとしながら見ていた。

ヒキノカサ


センダイムシクイ


オオタカ



2007年4月21日 (Sat)

埼玉県
暖かい鳥見日和だった。
6時に着いて、さっそく散策開始。
まずアオジのさえずりが聞こえてきた。
森の深く踏み込むと、声はしないけれどキビタキもオオルリもクヌギの木の高くをチラチラと飛び回っていた。
マヒワ、シロハラやルリビタキはまだいて冬鳥と夏鳥の交差点状態。
遠くからコジュケイの声が響く。
ムシクイの声は聞こえなかった。他にはサンショウクイやアトリを見た人も。
足元の草の緑と木々の新緑にサンドイッチの具になった気分。

仲間のTさんに教えてもらい白いアケビの花を探しに行く。
鳥見モードはさっぱりで、みんなでトウキョウダルマガエルの声、ウシガエルの足の出てきたオタマジャクシ、小さなアカガエルのオタマジャクシと自然観察会になった。
突然、「あっコウモリ!」という声で見ると、ひらひらと沼の上を自由自在に飛び回っている。撮影に挑戦したけれど、なかなかうまくいかなかった。

オオルリ


マヒワ



白いアケビの花



2007年4月22日 (Sun)

埼玉県
昨日の続きできっと、もっといろいろ来ている…ハズ。
と思ったけれど、同じようだった。キビタキ、オオルリ、センダイムシクイ、エゾムシクイとの事、オオルリしか見られなかった。
うす紫のチョウジソウやセリバヒエンソウなど咲きはじめて、真っ白なクサイチゴの花も(これは草というくらいだから草かと思ったら落葉小低木らしい)茂っていた。
風が強く、虫のようなクヌギの房がたくさん落ちてくる。

クサイチゴ




2007年4月26日 (Thu)

埼玉県
森は昨日の雨で水蒸気が満ちてキラキラ、みずみずしい。
オオルリの声が遠くからでも聞こえるほど高らかと響いていた。個体数が多い。
チラチラと動くのを見ると、みんなオオルリ…はオーバー?
でも7〜8羽はいたと思う。キビタキの声、センダイムシクイ、エゾムシクイの声。
やっぱり木の高いところで撮れない。
教えてもらい、サンショウクイもゲット、感謝。ひかえめに鳴いていた。
田んぼに回り、アマサギ、ジシギ、オオヨシキリも今季初、ムナグロ。

光のシャワー、が写ってない。


サンショウクイ


着地アマサギ


着地ムナグロ