2006年2月 フィールドノート      目次に戻る  top↑


【02/04 多摩川河口】
風もあってめちゃくちゃ寒い。
追い風で河口に向かう。今日はそのせいか、ハジロカイツブリが30羽ぐらいいた。
土手を歩いて目につくのは、オオジュリンがいつもより増えたのと、流氷…?
本流なのにすみっこが氷っていた。
工事現場の水たまりも凍っていて、ハシブトガラスがクチバシで突いて割ろうと結構苦労していた。
ジョウビタキメスには久し振り!に逢えた。(ネズミモチの実にホバリング)。
ユリカモメが20〜30羽ずつ、上流に向かって、水面スレスレを帯になってどんどん上ってく。その数は全部で数百いたと思う。
他、チョウゲンボウ、チュウヒが見られたのはラッキー。



【02/10 岩手県】
北海道に年末出現していて、気になっていたナキハクチョウ!
岩手に南下したもよう、行かなきゃ、仲間を募り4人で金曜日夜10時半出発。
高速を使って北へ北へ。
途中まだ明けきれない空にカラス7羽にモビングされながらコミミズクが飛ぶ。
わぁ、がんばれ〜!

朝7時頃現地着、いないんじゃないの?どーして?ここだよね〜。
実は、最近結構外してる。仲間にもよく外してる人が約1名いるし…。
昨日までいたんだけどね〜というパターンが脳裏をめぐる。
地元の係の人に聞くと、今日は見えてない、オオハクチョウも少ない。

…でもそのすぐあとに居ますよ〜と教えていただく。餌を準備してくれている場所に飛んできた様子。あとは3時間楽しく観察。
至福の時ですね〜、地元の人が餌をまくと川からペッタペッタと歩いて斜面を登ってきた。お友達らしいコハクチョウを従えて。
かーいい(^_^)v。他はオオハクチョウ、キンクロハジロ、マガモ、ホオジロガモ、ミコアイサ、カルガモ、カワアイサ、セグロカモメなど。
十分楽しんで、帰路へ。
行く時はすんなり通った高速道路が吹雪で閉鎖、花巻まで下道、影響で大渋滞。
かなりウンザリだけど、地元の人たちは黙々と雪かきをしている。
生活が脅かされる本当に大変な状況、大きな店なのに駐車場の雪かきを諦めているところがあった。
交代で運転して(私抜き)何とかその日に東京に戻ってきた!
ひとまず、逢えて良かった(^_^)v
家に着いたのは11時だった。


【02/11 大井野鳥公園】
お昼前にのんびり出かける。
風は冷たいけれど、日差しは暖かい。
紅梅が少し咲き始めて、水仙、マンサク、ロウバイが満開。
ヒヨドリが目立つぐらいで、他の鳥は少ない。モズ、ウグイス、オナガ、トビはゆっくり昼食にお肉のかたまりを食べていた。ツグミ、カワラヒワ、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ、モズ、カモ類はオナガガモ、マガモ、オオバン、ハシビロガモ、キンクロハジロ、カルガモ、カイツブリ、イソシギ、コサギ、アオサギ、ハクセキレイ、セグロカモメ、カワウ、観察舎で見ていると、カイツブリが大きな魚をくわえて浮かんできた。飲み込むのが大変そうだけど、飲む瞬間を見落としてしまった。
林床にはアカハラ、シロハラは落ちた赤い実を食べていた。


【02/19 秋ヶ瀬】
曇天をとりあえず出かける。
昨日はレンジャクがいたとか、諦めていたけれど、やっぱり来てくれたんだ。
…でも今日は見えなかった。
レンジャクの丘でみんなと待っていると、いちばん高い木の上でハシブトガラスのペアが仲むつまじそうに並んで止まっていた。
「今年の冬は寒かったね〜、」「でも何とか春になりそう…」なんて話してるのかなぁ〜。

足元には草が萌えはじめ、モズもペアリングの季節。激しいメスの争奪戦や、高鳴き、グゼリ。
ツグミは地面に降りてかなり目立つ数になった。カワラヒワは鳴きながら高枝を飛び回る。
他、シジュウカラ、シロハラ、アカハラ、コゲラ、アオジ、シメなど。
ジョウビタキのメスは冬を過ごして、旅の季節を迎えようとしている。(写真)