2005年9月 フィールドノート      目次に戻る  top↑

【08/06 多摩川河口】


【09/03 多摩川河口】
朝からジリジリと暑いけれど吹く風は涼しい。背後のシジュウカラの声は秋の気配だ。
大潮で10時くらいが干潮。干潟はまだ見えていない。
ざっと見て、サギとカモメ類、カルガモ、シギチはほとんどいなかった。
土手を歩くと、虫の声が草むらからしきりに聞こえ、時々バッタがバサバサと不器用に飛び出したり、トンボがスイスイ飛び交ったり。

メダイチドリ、シロチドリ、トウネン、ソリハシシギ、アオアシシギ、キアシシギ。みんな数は少ない。
100メートル以上も離れているウミネコの成鳥をスコープに入れると見えているのか、こちらをしばらく凝視してフン!と右を向いた。
下のネズミモチの木でムシクイがいるとのこと、土手からでは気が付かないひそかな旅鳥の姿を草をかき分けて下り、しばし観察する。
引き返す頃には、干潟がずいぶん出てきて、ウミネコやオオセグロカモメ、ユリカモメが降りていた。
少ないシギチがいきなり飛び、川を上流に向かってチョウゲンボウ2羽、ミサゴが1羽はこちらに向かってくる。頭上かなり低く飛び、撮れる距離だったのに…去った空は青くきれいな鱗雲が広がっていた。これも秋をいち早く教えてくれる。



【09/10 秋ヶ瀬】
7時から2時間だけの鳥見になってしまったが、子どもの森はヒヨドリの小さな群れが上空を移動していたのと、もっと高くツバメ、枝にシジュウカラ、コゲラ、ムクドリ、ハシブトガラスを見たぐらいで、あとはクヌギの樹液に3種類の蝶が集まっていたのと、蜘蛛の巣が多かったのと、カメムシと、カナヘビと、そしてこの前の台風のせいでできた池が珍しい風景を作っていた。(写真)花は、メハジキの花、センニンソウ、タデの仲間、ゲンノショウコ、青いきれいなアサガオが少し、キンミズヒキ、ヌスビトハギ、クズなど。
ピクニックの森も急ぎ足で回るけれど、他には目新しいものはなかった。