2005年1月 フィールドノート      目次に戻る  top↑

【01/03 千葉県】
コウノトリあけましておめでとうございます。
今日が初めての鳥見でした。といっても着いたのは午後2時で4時まで。
鳥見やさんも少なくちょっと心配したけど、すぐに水路で休憩中を見ることができた。鳥さんのそばに横付け。道のすぐ下にいて、普通の広角レンズでだいじょうぶの距離だった。でも、ずっと1本足で眠っていてつまらない。といっても、恐い目つきで油断なく見ていながら。
ああ、このまま夕方までこんなかな〜と思っていたら、ずいぶん待たされて、やおら歩き始め、しばらく餌を探して、それからいきなり水路から飛び立った。少し夕映えのオレンジがかった空にふんわりと浮かび、田んぼに向かって優雅に飛ぶ。良かった、飛んでくれた。




【01/04 秋ヶ瀬】
すこしパラッとしたけど、どんどん雲がとれ、秋ヶ瀬は穏やかに晴れた。予報どおり暖かい。先日の雪はところどころに残って霜といっしょに固まっていた。
とりあえずピクニックの森に行き、カワセミ、シメ、ジョウビタキ、オオルリ、セキレイ、アオジ、数羽のカシラダカ、カワラヒワ、カルガモなどを見て、裏の道に入ると今季初!アトリが2羽いた。雪にビックリして降りてきたのかな?ちょっとほっとする。
子供の森ではルリビタキとジョウビタキの縄張り争いが続いていた。といっても、追っかけっこで、ジョウビタキが追い出す程度。
ミヤマホオジロはまた外した。今日はピクニックの森にいたとか。数羽のカシラダカに混じって・・・チェックが甘かったようです、反省・・・。
写真は今季初のアトリです。

アトリ



【01/08 多摩川河口】
風が冷たい。
特に変わったこともなく、トビが川崎から東京に次々と渡っていた。
なんとなくお正月の凧揚げみたいだ。
ジョウビタキ、モズ、オオジュリン、カモも同じ面々。
カンムリカイツブリが少ない。ハジロカイツブリもいつもは多いらしいのに、今日は少なかった。
時間がないので、ざっと見てすぐに帰った。

今日みつけたおもしろいサイト、言葉を声を出して読んでくれるサイトで、テストしてみたけど、かなり正確な発音でアニメの女性が対面で読んでくれる。
10行くらい入力したら、1行くらいであとは無視された。
(試用では長いのはだめか・・・)

ホームページをバリアフリーにするにはこういうのを使うといいんだな〜。
ただ、「何でやねん〜」なんて大阪弁を入力すると発音が下手で迫力がない。
漢字もよく知っているのにはびっくり。(*_*)。
でも長万部は「ちょうばん」だって・・・。

数カ国の発音ができるので、語学の勉強にもいいかもしれない。

http://vhost.oddcast.com/vhost_minisite/demos/tts/tts_example.html?



【01/09 八ヶ岳】
朝7時、まだ朝日は見えず、凍りついた白い大地に着。
ハギマシコの群れが見たい・・・。
すぐに飛んでいるのを見ることができた。300羽以上で地面に降りては飛びたつ。他は遠くにシラガホオジロがいたけど、草にもぐってなかなか撮らせてくれない。ベニマシコ、カワラヒワ、ツグミ、カラ類。
ハギマシコ時折、突風が雪を巻き上げ、ぐるぐるとつむじ風になって地面をはしる。
お昼頃には本格的に降ってきた。待ってました!なのです。
雪の中のハギマシコの群れ(*_*)撮りたかったので、ざーっと近くに降りてきた時はめちゃくちゃ嬉しかった。
大きな頭と煤で汚れたような顔、短い翼とずんぐりな体、群れる時は、狂ってるんじゃないかと思うぐらいぶつかって、乗り重なって、でも平気なのだ。
虫網でとると30羽ぐらい入りそう。
とにかく愛すべき鳥さんなのです。
夢中で遊んで気がついたら帰る時間になっていた。


【01/10 近くの公園】
今日はお昼から出かける。
メジロ昨日の八ヶ岳とは違って、暖かく穏やか。
ロウバイは咲いているが梅の開花には少し早く、チラホラしかなかった。
高貴な香りが漂うなか、メジロでも来ないかなと待っていたら、ジョウビタキのメス、ルリビタキの青いの、シジュウカラ。
公園の鳥は人間に慣れていて近くても平気だ。
人の横を突っ切って枝に止まり、地面に降りと忙しい。ここでもルリビタキはジョウビタキに追われていた。
梅の花に間違いなくとまるのはメジロ。密を吸うので当然だけど、梅は枝がうるさい。
ウグスイは笹藪にもぐって地鳴きしていた。写真はメジロ


【01/16 多摩川〜銚子】
ガン・カモ調査のお手伝いで雨だったけど、六郷干潟〜大師橋まで。マガモ、カルガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、オナガガモ。
セイタカシギが37羽とオグロシギが1羽岸に並んでいた。
ざっと終わって、銚子にトウゾクカモメがたくさん来ていると情報をいただき、そのまま向かう。雨風が次第に強くなり、高速ではハンドルを取られるほど。
銚子漁港にはお昼過ぎに着いたけど荒れた湾内にはそれらしい鳥はいない。ダメモト、昨夜もジャンボ宝くじで300円だし、期待していなかった・・・けど他の場所に集まっているらしい。また土砂降りを走り、冠水した道路もバスの後ろからジャブジャブ走り(お陰で車は足まわりまでキレイになった)現地には(*_*)たくさんのミツユビカモメが荒波に帯になっていて、時々乱舞、(1000羽とか)初めてこんな大きな群れを見た。そして黒いトウゾクカモメ、30羽以上いた。 距離はあったけど、白いタイプは首やお腹の白さが見えたり、真っ黒のだったり、たっぷり呆れて見ていた。その間風はどんどん強く、波は波堤を打ち続ける、雨は窓から容赦なくふき込む。こんな海を見るのは久しぶりだった。見ながらなぜか気分が妙に落ち込む。
とにかく感動的な出会いでした。情報をいただいた皆さんに感謝です!
トウゾクカモメとミツユビカモメ


【01/22 秋ヶ瀬】
良いお天気で、きりっと寒い。
今日は子どもの森だけ回った。
たくさんのアオジとカシラダカとシメ、ハクセキレイ、ツグミ、カワラヒワ、カケスが木蔦のあたりにいた。シロハラとツグミは草っ原でケンカしていた、シロハラの方が優勢。
アカゲラ、オナガ、それからルリビタキ、ウグイス。コゲラは夢中で幹に穴を掘っていた。
他見てないけどクロジとアトリ。
アオジ写真はアオジ君。データを並べてみるけど、すごい邪道ですよね。
カメラ機種名/ Canon EOS 20D
撮影日時/ 2005/01/22 9:14:14
撮影モード/ 絞り優先AE
Tv(シャッター速度)/ 1/100
Av(絞り数値)/ 6.3
測光方式/ 評価測光
露出補正/ 0
ISO感度/3200
レンズ/F4.5×500
ケンコーのテレコン3倍使った・・・・。




【01/29 栃木】
某公園に、今日は落ち葉の一斉掃除のようで、たくさんの人が林に厚く敷き詰められた落ち葉を集めていた。大きな四角の網で包むと巨大な蓑虫が、ゴロゴロ転がっているみたいだった。目立ったのはカルガモ、マガモ、コガモ、オナガガモ、ミコアイサ、カイツブリ、ツグミ、シロハラ。
他、トラツグミ、ルリビタキ、ビンズイ、カシラダカ、ベニマシコ、ウグイス、ジョウビタキ、カケスなど。トラツグミは地面を歩いていたけど、目を離すとどこにいるか分からないぐらい風景に同化している。と、カラ類、ハクセキレイ。
セグロセキレイはさえずっていた。
珍しく枝にハクセキレイが止まった。よく止まるジョウビタキと比べてみたら、指の長さがかなり短かかった。やっぱり苦手かもしれない。
写真はジョウビタキの足とハクセキレイの足です。