2004年12月 フィールドノート      目次に戻る  top↑

【12/03 静岡】
平日お休み、気になっていたオオモズに行く。
ひたすら高速の…下を走る。
お天気はいいけど風が強く、途中ススキの原っぱは大海原のように波立っていた。
富士山は、すっきり見えすぎて何だか無防備・・・である。
行くとすぐに出ていて、ずっといた。
他にいきなり出たハイチュウ、オス・メス。
高くノスリ、これは白い富士山をバックにとお願いしたけどだめだった。
他、カシラダカ、ホオジロ、カワラヒワなど。
お昼過ぎに帰路。


(写真上からオオモズ/右ノスリ/右下ハイイロチュウヒのオス/左メス)


12/04 多摩川河口】
昨日とはうってかわって無風。
そんなに寒くもない。満潮状態で広い川には、カモが三々五々。
今日はジョウビタキが3羽、オオジュリンがいっぱい、アオジ、ウグイス、ホオジロ、セッカ、タヒバリ、ムクドリ、ヒヨドリ、カワラヒワ、モズ、シジュウカラとメジロの混群がちょっと華やかだった。イソヒヨドリのメスもいたらしい。カモは普通ので、数は少しずつ増えている。ハジロカイツブリ2羽、カルガモが少ないぐらいで特に珍しいものもいない。
ズグロカモメは今日は先日のと違う若めのがいた。成鳥が2羽いたこともあるので、合計3羽行き来しているらしい。

【12/18 秋ヶ瀬】

林はツグミやシメが増え、時々ケケッと、一直線に飛ぶ姿が見えたり、木の実をついばんでいたり、他シロハラ、アカハラ。

ジョウビタキ、カシラダカ、ホオジロ、カケスの声、アカゲラ、ウグイス、アオジなどに足を止めたり、カメラのファインダーに入れてみたり、飛ばれたり(^^;)。

じっくりミヤマホオジロを待つ人、クロジを探す人、ルリビタキは控えめに夏の囀りを繰り返していた。
風がなく暖かいので気分ものんびりだった。

他に、見られたのは3種のセキレイ(ツメナガ、イワミ、キガシラなんてね〜なわけない!)
ピクニックはざくっと回って何も見つけられず、オオタカがカラス2羽にモビングされているのを高く高く見あげるのみであった・・・。

写真はルリビタキの公園で2番目にきれいな個体?


(写真:ルリビタキ)


【12/19 日光】
野鳥の声の録音の蒲谷鶴彦先生・松田道夫先生の「バードリスニング講座」に加がメインで、
その前に少し中禅寺湖畔を鳥見。
湖面は静かに広がっていておだやか。キンクロハジロ、ハジロカイツブリが遠くでわずかに群れていた、少ない。
オオワシは山の斜面の飛び出した裸木に止まっていた。遠いし、半逆行だし、向こうを向いてる。しばらく待っていると、いきなり飛びたち、ゆったりと湖の奥に飛んで行った。
やはり大きい、くちばしもたくましいし…ちょっと黄色味が足りないかな?肩と尾の白いのも光に透けて美しい。
・・・あとはそこらを散策。ジョウビタキ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、カワセミ、カワガラスは川を上下に、岩にとまったり、湖面を突っ切って、つないであるボートにとまったり、活発に鳴きながら飛び回っていた。

時間前に会場に入る。
講演会は和やかな雰囲気の中、いろいろなエピソードを交えた鳥のお話、蒲谷先生は録音を始められた頃の苦労話、1951年〜(機材が相当大きく相当重かったようです)。淡々とユーモアを交えて語られる口調には、とても暖かいお人柄を感じました。写真はオオワシです。


(写真:オオワシ)




【12/23 高尾山】
ちょっと運動不足気味でハイキング。
朝は薄むらさき色に明けて天気も良かった。
8時から霜の降りたキリッと寒い沢を登り始める。まずセグロセキレイ、クロジ、シジュウカラ、ヒヨドリ、あっ!黄色い鳥!はソウシチョウで、高い木の下がった実を群れでついばむ、ルリビタキも1羽混ざってた。
斜面をガビチョウが歩いて移動。
赤い実は、冬イチゴ?アオキ、ヤブコウジ、一丁平まで行き、戻る。シモバシラに霜柱があちこちできていた。みんな10cmぐらいの小さいの。
それから帰りには、カラ類の移動、キクイタダキとエナガ、ヒガラ、コガラ、シジュウカラ、ヤマガラ、コゲラがいた。他カケス、アカゲラ、アカハラ、ジョウビタキの声。
富士山はまるまる見えた。
帰りに、子供とおばあちゃんが登っていて、葉っぱはいくつ?64だよ!かあいい(^_^)
じゃあ死人は?8人だよ(-_-)
枯れ葉の道をもくもく降りて。



【12/28 三番瀬】
干潮が12時。広がる冬の浜は人が少なく静かだった、風がないので寒くない。
まずカモのたまり場に行き、スズガモ、ヒドリガモ、オオバン、オナガガモ、遠くにホオジロガモ、シノリガモのメス、ハジロカイツブリ。ビロードキンクロのメスがいたらしいけど探せなかった。
それから浜辺を西に歩き、たくさんのハマシギ、ダイゼン、シロチドリ、ミユビシギ、沖にダイシャクシギ。
背後にはハクセキレイ、タヒバリ、モズ、オオジュリンなどが飛んでいた。
お目当てのミヤコドリは干潟を帯のように群れて忙しく採餌していた。
85羽数える、すごいっ!年々増えているらしく、今年は100羽ぐらいいるとか、それが一斉に飛ぶ姿を見たくて、この時期に来るけどいつもうまく撮れない。1羽、もう1羽と飛び始め、12時のチャイムが鳴り、そろそろ電池がなくなりそうと思っている時にきっぱり切れて、待っていたようにみんな飛んでしまった。少しでも潮が上げてくるといやなのか・・・。
かなりガッカリした。
ミサゴが1羽、一度ダイビングしたけど失敗。これにもガッカリ。
写真はハマシギがアサリの入水管だか出水管をくわえて飛んだシーンです。かなり伸びました。まるでヨーヨーみたいでした。


(写真:ハマシギ)


【12/29 秋ヶ瀬】
雪が降ってきて、どんどん積もりそうなので、そわそわ、午後から出かける。
みぞれ交じりになったり、ぼたん雪になったり、降り続ける。
秋ヶ瀬は白くなっていた。鳥撮りはあきらめて広角レンズをつける。
たくさんのヒヨドリとツグミ、アカハラが仲良く群れて、お正月には少し早いけど、ネズミ餅を食べていた、賑やか〜。
ピクニックの森では、カワセミが雪のせいか警戒心を忘れ、広角で撮れる距離の枝に止まっていた。
降りしきる雪にじっとカルガモ、それからハシビロガモのメスがマガモのメスと一緒にいた。アオジ、シジュウカラ。セキレイ3種。
散歩路にカモの足跡が続いていた(カワイイ(*_*))
雪景色に似合う樹木は、クヌギみたいに枝がおばけの木のように曲がっていて枝分かれがたくさんの木だと思う。
写真は秋ヶ瀬の雪景色、これがどこか分かるかな〜。









秋ヶ瀬公園の冬景色