2004年9月 フィールドノート      目次に戻る  top↑


【09/04 多摩川河口】

雨は歩いているとあがった。
満潮時間で干潟はなく、護岸に波が打ち寄せる。
鳥も少なく、偵察に来たチュウシャクシギ2羽も降りるところがなく、行ってしまった。
一応下まで歩く、カワウの集団餌取りと、それにウミネコが少し群がって、岸で大きな魚の死体にはハシブトガラスが9羽群がっていた。

戻ってしばらく待つことに。
わずかに出た干潟に猫が入る(-_-)。

お昼近く、トウネン60羽前後、ソリハシシギ3羽、メダイチドリ3羽(1羽は右足に青と白のフラッグ付き)、シロチ1羽。キアシシギ4羽、イソシギが降りる。
他、アオサギ、ゴイサギ、コサギ、アマサギ、カルガモが数羽、スズガモがいたらしい。ツバメ1羽、セッカ、ムクドリ、ヒヨドリ、スズメ、ハクセキレイといういつもの鳥たち。



【04/09/05 秋ケ瀬〜川越】
早朝から宗岡〜南古谷と田んぼまわり。鳥はいなくて、南古谷は農家の人たちが大勢で一斉に農道の草刈りをしていた。邪魔できないので、ざっと回って秋ケ瀬に。昨日はサンコウチョウがいたらしいけれど、今日はいないらしい。ピクニックの森はヒガンバナが咲き始めた。おしゃべりをしていると、アカエリヒレアシシギがいるというので川越までもう一度行く。カルガモがごちゃごちゃいる中で、反時計回りにくるくる忙しく回って餌取りをしていた。近くのカルガモが何だ? という感じで、クチバシを伸ばして少し追ったけれど、すぐにやめた。撮ろうとするとタイミングが合わず、うなじばかりの後ろ姿になってしまう。それから近くの田んぼに回ると、セイタカシギ、アオアシシギ、クサシギ、タカブシギ、コチドリ、タシギ、ちょっと違うか?のジシギ、たった2面の休耕田だがなかなか賑やかだった。



09/11 秋ケ瀬】
どんよりした天気の7時過ぎなのにもう仲間が来ていて、サンコウチョウがいる、ムシクイがいる、エナガがいる、というのでポイントに行く。すぐに目に入ったのは鮮やかなブルーのセキセイインコ(*_*)・・・?サンコウチョウを探さなくちゃ。しばらくして、クヌギの木で、ぽつんと枝の陰に止まっていたのを発見!と確認するとすぐにあか茶の背中で飛び出し次の木に移る。しばらく探したけど見えなくなり、他を回る。蚊が多く、ゆっくりできなかったけど、彼岸花が満開状態で今年は特に多い。 鳥はこれからどんどん入ってくる・・・に違いない。他に見たのはいつもの鳥の他、ヤマガラぐらい。モズの高鳴きが聞こえた。(写真は彼岸花。)



【09/18 多摩川六郷干潟】
草野球のグランドを突っ切って川のそばに、鉛色の空、干潟はこれから出てくるが、足の長いダイサギがもう降りていた。
そして、川沿いのコンクリに座ろうとしたとたん、ぽちゃんという血の気の引くような音、携帯が水深1メートルの川底に。あ〜ぁ。水泡がゆらゆらとあがるのをうらめしく見ていたけど、手が届くまで潮が引くには3時間くらいかかる。ためらっていたけど、時間がないので釣り人にお願いして、先がY字型の棒ですくってもらった。(感謝!)
ということがあって、鳥は干潟が出るのを待っている遠くの杭のソリハシシギやキアシシギを数羽見たくらいで、すごすごドコモショップに。
ということで、メル友さん各位 データは全部消えました。お手数ですが携帯電話の番号も一緒にメールして下さい、お願いします。m(_ _)m



【09/20 波崎】
気になっていたヘラシギ(写真)に行く。
どこ〜?浜を人だかりを頼りに北から南に流すと、お友達の群れがあって、何か緊張感ないけど、行ってみるといない。
それから浜を北上して見つかる。
ミユビシギ10羽前後の群れに入っていた。何度か関東でもチャンスのあった鳥だけど、
なかなかうまく撮影できなくて、今日は大丈夫。
忙しい鳥だけど、近いし、明るいし(^_^)v
なんと(*_*)1ギガのコンパクトフラッシュにしっかり詰めた。
でも帰って見ると、同じようなのがいっぱい。
ダイゼン、オバシギ、キョウジョシギ、トウネン、メダイ、アジサシ、沖にはナギドリとサーファー。
お昼近くには風が強くなり砂嵐で荒れて早々に帰路へ。
なかなか充実の鳥見だった、満足だ〜い。



【09/24 奥日光】
草の紅葉が見たい!現地に近づくにつれて雨。
もう中禅寺湖から上は少し木も紅葉が始まっていた。
戦場ヶ原に7時頃着、小雨が煙る。木道を歩くと、広い湿原はすっかり赤茶色、しっとり落ちついた風情で風もなかった。白樺をぬってゆったりと鹿(写真)が歩く。最近は人を見ても逃げないでしかとしてる。
しばらく行くと、ノビタキが数羽、他、アカゲラ、カケス、ホオアカ、アオジ、ビンズイ、ホオジロなど。
谷地坊主も紅葉していて、前衛的な盛り花の雰囲気。
橋まで行き、引き返す、それから湯滝の散歩道、カラ類が多い。
こののあたりでは鹿よけのフェンスをしていて、その外と中では下草の茂り具合、枯れ木で鹿の食害は見た目で分かる。
針葉樹に絡まるツタが緑の中でひときわ赤く紅葉していて美しい。
帰りに日光の植物園に寄る。広い敷地に散歩道が複雑に走り迷子になりそう。花は、シラネセンキュウ、ヤマトリカブト、アザミが何種類か、オトコエシ、ノダケ、レイジンソウ、リンドウなど。萩はもう終わりだった、残念。