2003年9月 フィールドノート      目次に戻る  top↑



9/6 多摩川河口
朝は高い空が秋のようで、空気も少しひんやりしていたが、どんどん暑くなる。
干潟でウミネコが、8〜9羽のカラスの攻撃に遭って、まだ生きているのに容赦なく、羽をむしられ、右に左に、と引きずられていた。
とりあえず、干潟が出ていて、河口に向かう。
アオアシシギ、メダイチドリ、トウネン、ソリハシシギ、オオソリハシシギ、キアシシギ、ハマシギ、イソシギ、キョウジョシギ、アカアシシギ2羽とキリアイ1羽は久々でした。
他、いつものユリカモメとオオセグロカモメ、ウミネコなど。
(写真:キリアイ)


9/7 南古谷
田んぼはほとんど水を抜いていて、休耕田で水があるのはわずかだった。
その水のある田んぼに、エリマキシギがいる!ということで、そっと覗いてみると、いました。他はトウネン。
エリマキはわき目もふらず餌取りをしていたおかげで、3メートルまで寄ってきた。近いと大きさを実感できる。スコープだと大きく見えたのに、とても小さくこれで渡りをすると思うと、何となく痛ましい。
他ジシギが2羽単位で、2回飛んだ。と、サギ仲間。(写真:エリマキシギ)


09/08〜09 
入笠山〜霧ヶ峰〜高峰〜池の平を遠出日記にUP


9/20 多摩川河口
雨が降る前にざっと様子を見にいきました。
台風の前の雰囲気で、ウミネコも不安げ、でもないか?300近く集結していた。
他にはオオセグロカモメ、ユリカモメ、シギチはほとんどいなくて、わずかにソリハシシギを4羽見ただけ。
目新しいといえば、マガモのエクリプスが2羽、カルガモの近くにいた。
他、ハシブトガラスも20羽近くたむろしていたのと、コサギ、ダイサギは水上を忍者のように歩いているのがいた。
降り出しそうな空から次々にウミネコが降りてきて仲間の群れに着地する。
先日コサメビタキが公園にいたらしい、まだ今期見ていない。



9/23 多摩川河口
台風も太平洋を遠巻きに去って、秋晴れ、すっきり青空とすじ雲のもと、風もさわやかだった。
期待の遠客はいなくて、あまりパッとしない。
ウミネコ、オオセグロカモメ、ユリカモメ。
シギチも少なく、アオアシシギ1羽、オオソリハシギ3羽、ソリハシシギ1羽、キアシシギ1羽、トウネン5羽ぐらいと、ホウロクシギ1羽、対岸に40羽ぐらいのシロチドリ。
近くの公園を探すと、キビタキのメスが1羽、地面に降りたり、下枝に止まったり、ひっそりと行動していた。


9/27 秋ケ瀬
とりあえず子供の森を歩く。シジュウカラの声がにぎやかだ。
森はヒガンバナがあちこち咲いていて、華やかだった。
チカラシバが広場をおおい尽くしていたり、タデの仲間、サクラタデ、シロバナサクラタデ、イヌタデが群生していたり。鳥はオオルリのメスを見て、ムシクイSPぐらい、やはり蚊が多く、ざっと見て、彩湖に久々に行ってみた、もうノビタキが来ているという話だったけど、いなくて、タマちゃんもいなくて、ぼーっと歩いているとミサゴが上空を飛んだ。
そういえばサシバとかも飛んでもいいはずなのに・・・。
セイタカアワダチソウが伸びてきて(まだまだ咲かない)、対抗するススキの穂がキレイだった。



9/29 菖蒲が浜〜日光戦場ヶ原
しばらくぶりで行くことができた。
菖蒲が浜は、マガモ、キンクロハジロ、コガモ、オシドリ2羽、アオサギ、ダイサギなど。
セグロセキレイが浜で賑やかにさえずっていた。
カワガラスが飛び回る、カワセミは川辺から林に向かって一気に行ってしまう。
あとはカラ類、カケスぐらい。
戦場ヶ原一周コースお天気は上々、爽やかで風もない。
木道を歩く。もう草は紅葉、黄葉で戦場ヶ原も一面明るい茶色、中に白樺がまぶしい。
ズミやカンボクは赤い実をつけていた。
シカが胸までの草むらをかき分けてどんどん進んでいった。


(写真:戦場ヶ原)













シカ ノビタキ

鳥はあまりいない。ヒヨドリの渡りらしく30羽ぐらいの群れが樹上を飛ぶ。枯れ草色になったノビタキがあちこちでひらひらしていた。(写真:ノビタキ)
あとはアオジやウグイスの地鳴き、ホオジロ、イカル、コガラ、アオゲラ、アカゲラ、コゲラなど。

頭上を高く3羽の猛禽がタカバシラを作っていたけど、みんなノスリだった、がっかり。