2003年6月 フィールドノート      目次に戻る  top↑


6/3〜06 八ヶ岳〜戸隠〜白馬
遠出日記にUP!


6/07 多摩川河口
満ちていて、鳥は少なく、おしゃべりで過ごした。
でもオオヨシキリやツバメやスズメやムクドリやオナガやカワラヒワやカルガモ、カルガモは先日カラスに奪われ、親と1羽だけ残ったヒナがボートの波で波乗りをしていた。
土手のそばの木にはハシブトガラスが営巣していて、都会では珍しくハンガーを使っていないコダワリの巣。
飛び回るコアジサシは数が増えたようだ。
上流からカワウが一列になって水面すれすれの低空飛行で下流に帯のように流れた。


6/14 多摩川河口
干潟が広がっていて、やっぱり鳥は少ない。
曇りだけど、蒸し暑く、そういう季節なんだ。ウミネコとオオセグロの幼鳥、オオヨシキリ、ハクセキレイ、カワウ、カルガモ、コチドリ、コアジサシ、騒がしいムクドリ、オナガ、びゅんびゅんのツバメ、草はぼうぼう伸びてきて、ヒルガオのツルがからみつく。
ヘラオオバコ、アジサイ(鳥仲間は先日アジサシと言ってしまった・・・(爆)など。



6/15 秋ケ瀬〜大久保
どんよりしていて、曇り。ピクニックの森だけ傘を持って回る。鳥も蝶も花も・・・少な〜い!
今どきは、ミドリシジミがいるらしいけど見あたらず、変な毛虫とか、ナメクジとか、カタツムリ、足もとには一夜ダケ(キノコ)がニョキニョキ群生、花はヤブジラミ。
大久保田んぼも回ることにする。
先にコチドリが営巣しているという道路に行き卵3個無造作に置かれいるのを確認。

森に比べ田んぼは開放感に満ちている。
ツバメが矢のように飛ぶ田んぼではカルガモぐらいしかいない。サギ系もぜんぜん。雨が降り出し、なかなかいい風情だけど・・・。
けど、ヨシゴイに呼ばれることなく、ヒクイナに追い立てられることなく、まのびしてカッコーが鳴き、オオヨシキリが部分的に叫ぶ。

花はオカトラノオが伸びて咲き始めた。
アゼムシロが地を這って群生するあぜ道、春にお世話になったノビル(食した!)が咲いていた。今まで認識したことがなく、あらためて撮ってあげた。(写真:ノビル)



6/21 日光


早朝に着。カッコーやツツドリ、ホトトギス、ウグイス、ホオジロ、ニュウナイスズメ、オオジシギの声が響く、いい感じ〜。
カッコーはやじろべえみたいにゆらゆらと枝に止まっていた。
ノビタキはもうヒナが草原のあちこちに止まって、親がエサを運ぶのを大口を開けて待っている。ホオアカはまだ巣立ちできないのか、同じ場所にエサを運んでいた。
アマツバメも時折飛ぶ。
少し曇っているけど、そのまま持ち直して、お昼頃は暑いくらいだった、でも風はさわやか。
白いワタスゲの揺れる草原を突然鹿が突っ切る。白いお尻を見せて行ってしまった。
お花は、ワタスゲいっぱい(*_*)、レンゲツツジ、ウマノアシガタ、ニッコウキスゲ少し。

今日は楽しく、ノビタキやオオジシギ、カッコー、ホオアカなどと遊んで・・・もらって、お昼過ぎに帰途につく。


6/29 櫛形山
「あやめが一面に咲いて、それはもう天国のようでした・・・」という知人の話で、それがいつ頃だったかも聞かずに出掛けた。

7時に登山口に到着、すでに車はいっぱいで一番隅っこに止めて登り始める。ちょっと急な草原の斜面をしばらく登り、その先には天然カラマツやダケカンバの巨木、ツガなどの針葉樹の暗い原生林で、巨木の足もとには一面に小さな白いマイヅルソウ(写真下)が群生していた。山頂には9時頃着(標高2053m)、そこからまだアヤメ平にはずいぶんある。
山頂は展望はまったく望めない(森の中だから・・・)でもそこでサメビタキがさえずっていた、ちょっとラッキー。他に姿が見えた鳥はキクイタダキ、カラ類。
ツツドリ、ジュウイチ、ウソ、ルリビタキ、メボソムシクイ、クロジなどの声。
花はヤマオダマキ、グンナイフウロ、ウマノアシガタ、シロバナヘビイチゴ、開けた草原はこれからお花畑になりそうなショウマやコバイケイソウ、アザミ、マルバダケブキ、いろいろあったけど、咲いていない。

広いアヤメ平に着いてびっくり、少しぐらいはと思っていたのに、2個だけ・・・。
1〜2週間早いらしい。
天国とはほど遠い・・・と思う、知らないけど。

視界も霞んでいて悪い。

お昼をそそくさと食べて下山する。途中またサメビタキに出会えた。

車に戻ったのが12時前、林道を間違えて、山の反対側に降りる、くずれそうなすごい道だったが、ヤマオダマキやウツギ、バイカウツギ、コゴメウツギ、グンナイフウロ、ツツジもあったし、まあ楽しめた。南アルプス街道をひたすら走って2時間ぐらい回り道だった。
おまけに渋滞にはまって、帰りついたのが6時頃、何だったのだろう・・・。

これからはちゃんとネットで下調べしようとつくづく思った。