2003年1月 フィールドノート      目次に戻る  top↑

01/02 秋ケ瀬
雨もやみ晴れてきた、朝7時すぎに着いたけど、びっくり、遠くの山々もごま塩のように白いけど、雪がグランドや林の中を薄く覆っていた。
まだ枝に氷がついていて、キラキラしていて眩しい。ゴム長靴で雪を踏みしめながら歩くと、すぐに足が冷たくなった。
鳥は、ルリビタキが、ちょっとぼんやりした色あいだけどオスが、小枝から地面、地面で少しぴょんぴょんして小枝にと繰り返していた。
ピクニックの森では、エナガが見たかったけど会えず、ジョウビタキのメス、ミヤマホオジロ!、かと思うとカシラダカだったり、アトリ、それから、向こうからすごい勢いで飛んでくるトラツグミ、がぶつかる前に90度方向を変え、藪に飛び込んだ、残念。
帰りに駐車場でアオゲラを見つけてもらった、久々でちょっと良かった。



01/03 多摩川河口
久々に行く、空も雲が厚くどんより、河面もどんより。
干潮が11時で8時頃、まだほとんど引いていなくて、中州も出ていない。
まず、ちょっと珍しいホオジロガモのオスがいた。
他は、いつものマガモ、カルガモ、ヒドリガモ、スズガモ、オナガガモなど、下流に向かって土手を歩くと、下のコンクリートにいたカモたちは、胸からぽちゃぽちゃと水に入ってしまう。
それも何気なくを装ったように・・・、しっかり警戒しているくせに・・・(-_-)。
他、ただのカモメと、ユリカモメ、セグロカモメ、シロチドリ、イソシギ、ジョウビタキ、2羽、ウグイス、アオジ、オオジュリン、モズ等ってとこかな?
カモメ類が少なかった。



01/11 多摩川河口
8:00過ぎ着、ちょっと寒い。ほぼ満潮状態がずっと続き中州はほとんどない。
鳥はカモ類と、ユリカモメ、ただカモメ、オオセグロ少しと、セグロカモメ、見られなかったけど、トビが約50羽以上、南から北に向かって渡ったとのこと。ツグミも50羽近く群れて飛び交う、なんか珍しい。六郷は工事中で餌をあげる人がいないからか、邪魔にされているのか、オナガガモが少なく、代わりに大師橋下流で多くなった。
看板によく止まる看板娘のジョウビタキは今日もいた。
先日、トモエガモが6羽、オス3、メス3いたらしい。だいたいそういうのに会えない。クロツラヘラサギにも会えなかった。



01/12 都民の森〜奥多摩湖
奥多摩の都民の森に行く、プチ雪山登山なんて・・・。
案の定しっかり残っていて、登山者で踏み固められた登山道を歩く。今日はめちゃくちゃ暖かいし、風もない。
三頭大滝は凍っていた、つららや氷に覆われて滝は部分的に飛沫を見せていた。

三頭大滝の一部

ゴジュウカラ


いつもの岩ごろごろの道も緩やかな雪道になっていてとても楽ちん。
沢のあちこちで氷のげいじゅつが見られた。
モミジの木にカラ類、杉の木にはマヒワ。沢にはミソサザイ、大木の幹にゴジュウカラなど見慣れた鳥たちが、見慣れた場所にいた。
(写真:マヒワ)

ぐるっと回って降りて、奥多摩湖に行く。南岸を歩くと、すぐにベニマシコやジョウビタキ、ルリビタキに出会う。
日陰は残った雪が凍っていた。
鳥屋さんに出会い、さっきまでミヤマホオジロやカヤクグリがいたのに飛んでしまったとか、探したけど、だめだった。
ダムサイトにイソヒヨドリがいたらしい。これはあとでチェック。
そのうち、猟銃を持って、猟犬を連れた人たちが走り回り(ここは鳥獣保護区なのに・・・)
なんかトラブルがあったらしい、多分犬が脱走したとか・・・。吠える犬と無線と話す声、そんなこんなでうるさくて、気分は台無し。
ダムサイトでまさかね、と思いつつ遠くを振り返り、見るとヒヨドリのシルエット、色は見えない。仕方なく戻って、立ち入り禁止の中のそれを確認・・・、本当!、イソヒヨドリのオスだった。ヤマヒヨドリもサワヒヨドリも野草にそういう名前あるし、さて、何て呼ぶかな。
他、特別な鳥はいなかった。
イソヒヨドリ、証拠写真ということで・・・(^_^;)。


1/16〜18 八ヶ岳〜蓼科〜軽井沢
(写真:野辺山)

16日早朝から八ヶ岳に行く、途中事故で大月から勝沼まで通行止めとかトラブルはあったけど、8時に八ヶ岳着、期待した霧氷もなく、八ヶ岳はくっきり澄み渡っていた。
鳥はカラ類と、マヒワぐらい。あちこちポイントを回って宿泊地に向かう、八ヶ岳の西山麓を回り込むコースで・・・、鳥はそれほどでもなく、ツルウメモドキにツグミ(写真はクリック)が群れていたのがすごくきれいで印象的だった。
午後3時に宿に着、餌台の見える窓に張り付く。カラ類とイカル(写真)、アトリ、シメ、ハギマシコなど、ニマ〜っ、鳥がたくさん、しかもすぐそばにいてくれるのって、しあわせ。

17日
朝、窓に張り付いてたけど・・・期待していたヤマドリは出てくれなかった。
モズが3羽しかいないハギマシコの1羽を襲って、藪の小枝に挟んだとのこと。死体を見せてもらったけど、まだ温かかった。その数分後、他の宿泊者が見に行ったらなくて、人間に捕られまいと、置き場所を変えたのかも知れない。

朝食のあと雪山をあちこち車で走り回る。のらくら走っていると、前方、雪道をオオマシコがオスメスで歩いていたり(白い雪に真っ赤目立つ・・・)、マヒワが松に群れていたり、ヌルデの実にウソが10羽ぐらい、のどかに鳴き交わしながら、ぶら下がっていたり、ついばんでいたり、奧に飛んでしまったりしていた。
山道をずっと登る道がある、ずっと登れる、なんと標高1880メートルまで。空や正面にそびえる山や、広がる平野、すっきり見えた。
カーナビが壊れて勘を頼りに走るけれど、そのカンが鈍って、かなり迷子になったり・・・。
いつも頼りにしたい時に壊れるのは嫌がらせだと思った。

18日
朝ずっとまた10時まで窓に張り付いていた。
まず7時前に餌に来るのは、ホオジロ、餌の多い地面でうずくまって動かず、回りの餌をついばむ。
次はシメ、上の枝から用心深く、はしごを下りるように、一つひとつ下の枝に移り、餌台に降り立つ。
アトリ、イカルは集団でぱらぱらと台に乗る。
2羽のハギマシコは、他の鳥が食べている間を縫ってがつがつ餌をあさる。
アトリ シメ

エナガは突然にぎやかに来て、まっすぐバードケーキに群れて、しばらく食べてさっさと去る。

リスとは誰もテーブルを一緒にしたくないらしく遠巻きに、ヒマワリの実を口でつかみ、両手で持ち、皮を剥がしながら食べて、ポイッと後ろに投げる、この連続の作業が終わるのをじっと待っていた。

ハシブトガラスが2羽やってくる。よく見ると、ハイタカが枝に止まっていた。
そして、ハイタカは静かに飛び去り、ハシブトも後を追っていった。
おかげで小鳥はみんないなくなった。

10時までいて出発。
望月経由、佐久のラオックスでカーナビ用のクリーナー買って使ったら即!直った。今度から持ち歩こうと心に決めた!。写真はあとで貼りつけるつもりだけど・・・。

1/25 秋ケ瀬
お天気はいいけど、風が冷たい、足もとは霜で固まっていた。
子どもの森を歩いて、シロハラを見て、ルリビタキのメスを見て、枯れ木にコゲラが3羽とまって、ギィーと声を荒げてけんかしていたり。芝生にはツグミ、ムクドリ、シメが群れて忙しそうに餌とりをしていた。
ピクニックの森はアトリが50羽以上、パラパラと地面に降りたり、枝に飛び上がったり。それからエナガが5羽以上、これも久々だった。あとはミヤマホオジロのメスは見られなかったけどいたようだ。
他アカゲラなど。