2002年7月 フィールドノート      目次に戻る  top↑


7/06 多摩川
ブタナ若潮で8時過ぎが干潮、干潟が拡がっていた。
もやっと曇りで、やや蒸し暑い。鳥は広い干潟にぱらっとしかいなくて、シロチドリ6、メダイチドリ1とか、キアシシギ1とか、ウミネコ、オオセグロカモメ、コアジサシ、スズメやムクドリ、が繁殖したせいか増えている。オオヨシキリは目立たなくなった。バンは岩の上にいて、遠目にカラスに見えた。(失礼!)
堤防は草刈り機がうなりながら作業をしている。斜面も/乗って進めるのは、ステップのところが半円形にえぐれていて、角度に応じて移動できるのだ。(分かる?)。
斜面で見つけた変な花は、タンポポのようで背が高く、枝分かれしてる、調べたらブタナだった。ヨーロッパ原産で、語源はフランス語のブタのサラダを訳したらしい。

7/07 三番瀬
午前中うだうだしていて、そのまま午後に突入しようとしていたが、潮風にあたりたくなり?、出かける。
2時頃着、暑い〜、風が強いっ、海は濁ってる。でも浜遊びの人たちは元気だ。
鳥見の人はぱらぱらと引き上げる人もいていや〜な予感。
満潮がずっと続いて、アジサシのいる場所はないし、ウミネコも沖の杭に多くない。チュウシャクシギが一度近くに降りたぐらいで、まったく。
5時まで潮風にあたって帰る。


7/13 秋ケ瀬〜大久保B区
台風でやっぱり冠水の名残り。あちこち水たまりがあって、長靴であるく。
多かったのは、蝶のミドリシジミ、カエルのウシガエル、花のハンゲショウ、蚊、トンボのコシアキトンボ、鳥は、ムクドリの幼鳥やスズメ、シジュウカラなどで、鳴き声も少ない。
遠くでカイツブリが一声鳴いた。
大久保田圃は今日は、ヨシゴイは飛ばず、オオヨシキリはあまり鳴かず、蒸し暑い。
東京ダルマガエルが道のそばにたくさんいた。カエルって賢そうな顔をしている。(写真:東京ダルマガエル)




7/14 多摩湖
結構遠かった。着いたのは11:00頃。堤防は風が強く、暑さはあったけど、まあ、耐えられる程度。
グンカンドリ、エスピーは飛び回っていた。上の堤から湖全体を優雅に、時には素早く湖面をなでるように。(その時えさを採っていたか確認できない)、そしてグンカンよりも出現率の少ない鳥仲間地元のK氏にも久々に会える。
グンカンは堤防の上の私の頭の上を2度、3度通過した。めちゃくちゃ近い。20メートルを切ったとか・・・。
デジカメ写真はとりあえず撮れなかった。撮ったけど、みんなのとは別物、私のはきっかりコグンカンと認定された。(ゴミのように小さいから・・・(^^;))
斜陽が湖面を照らす頃まで、(完全に逆光)飛ぶグンカンを探したり、鳥談義したりで風が落ち着く頃、散会した。

7/27 乙女高原
ヤナギラン

早朝でかけて、お昼に帰る。
高原の花がメインだけど、アカハラやビンズイ、カッコー、ホトトギス、ホオジロ、ウグイス、アカゲラ、メボソムシクイ、ウソ、アオジ、カラ類、アオバトも上空を飛び交う。
花は、マツムシソウがこれから、コオニユリがこれから、今は、カラマツソウやシモツケ、シモツケソウ、ワレモコウ、コウリンカ、オミナエシ、ヤナギラン、キンバイソウ、オオバギボウシ、などいろいろ咲いていて朝露で上着まで濡れるのもかまわず逆光のきらきら光る花としずくを夢中で撮って、人出が増える頃には、帰り支度した。




7/28 多摩川
午後から出かける、2:00〜4時すぎまで、暑かったけど風があったからまだなんとか、この時期虚弱体質にはつらい。(^_^;)
でも、メダイチドリ300ぐらい、シロチドリ30羽前後、オオソリハシシギ20羽、ダイゼン10羽以下、キョウジョシギ10羽以下、トウネン30羽ぐらい、シロチドリ30羽ぐらい、アオアシシギは5羽、キアシシギ、ソリハシシギが10羽ぐらいか、ハマシギは5羽以下で少ない。でも、なんだか数的にはピークかも。他には、ウミネコが河口に集まっていて、500羽以上はいたと思う。オオセグロカモメ、カルガモも30羽以上。
オオヨシキリやセッカは見えず、ツバメも少ない。
コアジサシは20ぐらい幼鳥も2〜3羽干潟に休んでいた。
今日は今季初のシギ・チドリをじっくり観察できたのでした。