2002年11月 フィールドノート      目次に戻る  top↑


11/02 多摩川
今日は木枯らし1号だったらしいけど、そんなでもなく、キリッとした寒さ。
空は澄み渡って、富士山も白くくっきり見えた。
鳥さんはアオアシシギ、ハマシギ、シロチドリ、オオジュリン、ジョウビタキ、アオジなんぞ。
でも、猛禽がいろいろ、チュウヒ、ミサゴ、ハヤブサは2羽、チョウゲンボウは3羽。トビ2羽となかなかでした。光ケーブルが走るとかで、土手は草刈り作業、風が強く、刈り取った草は飛び散ってました。


11/03 秋ケ瀬
7:30頃着、風もなくすっきり晴れて気持ちいい。
道沿いのカツラの葉は黄色に染まっていた。
ピクニックの森はアオジの声やウグイス、ホオジロが控えめに鳴く。モズは高鳴き、シジュウカラやメジロのにぎやかな声、コーナーでそっとたかい枝に止まったツツドリを見つける。それからキビタキのメス、ジョウビタキ、オス、メス、シメ、ツグミの声、アカゲラが空を横切る。
花はアキノウナギツカミがたくさん咲いていて、あとはサクラタデ他、タデたち。
彩湖にも久々に回ってみる。キンクロハジロ、カンムリカイツブリ、カイツブリ、オカヨシガモ、コガモ、マガモ、カルガモ、ユリカモメ、ウミネコ、セグロカモメ、イソシギ、オオバンなどと、ジョウビタキ、アオジ、シジュウカラ、タヒバリ、オオジュリン、普通に見られる鳥ばかりだ。アリスイを今日見たという情報もあったけど残念、はずれた。
デジカメD-60は只今練習中、猫やスズメにモデルになってもらってます。
そのうちね。



11/04 奥多摩湖
都民の森を少し歩く、鳥は少なく、先日のジョウビタキがいてくれたのと、大声で鳴くガビチョウ、カラ類。ソウシチョウの群れていたムラサキシキブの実は道のそばだけ残してほとんどなかった。リンドウが1つ、あとはヤクシソウぐらい。イナカギク?も残っていた。紅葉はちょうどいい感じだった。奥多摩湖はもう少し、今週末あたりかな?
奥多摩湖周辺も鳥は少なく、イカルの声、ジョウビタキ、ホオジロ、アオジなど普通の・・・。
落ち葉をバサバサとひっくり返しているのでカヤクグリかな?と思ったら、またガビチョウだった、白いアイラインが目立つ。
湖面にはオシドリメスが1羽とオスが2羽、マガモ。
そのまま塩山方向に少し行き、紅葉を見て、渋滞にはまらない時間に帰る。
鳥は撮れずにまた紅葉(^^;)。




11/09 秋ケ瀬
すごい、6:30に着、行く途中朝日がキレイに雲を染めていた。
でも、さすがに寒い、風も強い。仲間内では1番に到着だけど、続いてぽつぽつ。
鳥さんは、ハイライトは、ヤマガラが元気!、久しぶりなのだ。
ハクセキレイ、セグロセキレイ、沼にはカルガモが10羽近く、シメ、ツグミ、シロハラ、ジョウビタキ、アカゲラ、モズ、カシラダカ、アオジがいっぱい、ウグイス、ツツドリもいた。それから鳥屋さんがさんさんごご(漢字で書くと、三々五々)おかげで、キビタキのオスやイカル3羽、カワセミを見ることができた。カツラはもう落ちはじめて、ケヤキも色づいて、銀杏は黄色。
お昼あたりには曇ってきて引き上げる。


11/10 秋ケ瀬〜菖蒲町
風もなく穏やかだけど、寒い。昨日いたキビタキのオスはまだいて、なんだかクチバシをケガしているみたいで、閉じないでいる。でも食べられるようでウンチはしていた。
ヒヨドリがヒラヒラと数羽でムクの木の実を食べていて、ツグミやアカハラもそっと来ていた。
セグロセキレイが地面にいて、上にキビタキがいて、もっと上にジョウビタキがいて、沼ではカワセミが水面を見つめている。
草っぱらはベニマシコがオスとメスで、草の実にとまっていた。のどかでいいな〜〜。
でも、足元にはくっつく草の実がいっぱいあるので注意です。

お昼まで遊んで、次は菖蒲町のコクマルガラスとミヤマガラスとニュウナイスズメに行く、ミヤマガラスは農協のお店の駐車場で電線に並んでいたのが今季初見で、田んぼでもかなりの数群れていた。中に小さめのコクマルガラスの黒いのとグレーの混ざったの。
ニュウナイスズメも群れで電線から、田んぼに降りたり、またあがったり、どこかに行ったり戻ったりしていた。


11/16 八ヶ岳
早朝出かけて、山で朝日を・・・と思ってたのに、ちょっと寝坊。
中央高速から南アルプスや八ヶ岳の頂上は薄く雪をかぶって、朝日を浴び、ピンクに染まるのって神々しくて悲しいぐらいキレイだ(*_*)。
さて、紅葉は裾野から平地に降りていて、野辺山はもう裸木が目立つ。風がないせいかあまり寒くはないけど、外にいるとさすがに冷え切ってしまう。
ツグミが佃煮にするぐらいいるけど、1羽ぐらいマミチャジナイに変身してくれない?
カラ類は多い。エナガの群に何度も会えた。ベニマシコ、ウソが鳴く、オオマシコも5羽ぐらい群れて、地面からパラパラ飛び上がった。マヒワも小さな群れ。
ルリビタキがシラビソの枝に止まっていてキレイだった。撮ってあげよう〜と思うだけで鳥に飛ばれてしまうぐらいの殺気?なのか、写真になるのはほとんどなかった(^_^;)。
カシラダカ、ホオジロさえ、ノスリしかり。
狐も見かけたけど、くぼみに入ったので出てくるのを待っていたら、こつ然といなくなった。
道路の表示では気温は3度だった。
渋滞にも巻き込まれず5時30分着。


11/17 秋ケ瀬〜南畑?
今日も早く出かけて、紅葉まっただ中の鳥さんを撮りたいなと・・・、でもあまり出てくれず、おしゃべりに終始してしまった。キビタキやアオゲラがいたらしいけど、探せなかった。
そばで懸命にコツコツ幹をつついていたコゲラの写真です。D-60の下手な写真です。(画像処理ばかりがうまくなる(^^;)
それから昨日タゲリがいっぱいいたという畑に案内してもらい87羽数えた。すごい!、今季初の大群(と言えるか・・・)じっくり見ることができた。
カラスに追われてミヤァ〜ミヤァ〜と鳴きながら逃げ回っているのもいた。







11/23 秋ケ瀬
早朝、今日も雲がどんより、午後は太陽が見えると言ってたけど、ますますどんより。寒いけど、風がないだけマシ。
紅葉は最後の燃えさかりみたいに、トウカエデが黄色くなり、なんだか分からないモミジの仲間もきれいに赤くなっていた。
メタセコイヤの林もやわらかく色づきロマンチック(*_*)
鳥は・・・、すっごい!、なーんてねアトリが100羽ぐらいの群で飛んでいたとか、私は残念、十数羽の群がハンノキに止まっているのを見られただけ。
それからウソも姿を確認できず、でもヤマガラが見られた(そう些細なことです)。ジョウビタキの声と。
アオジ、カシラダカ、ウグイス。メジロとシジュウカラの混群が忙しく行き来していた。
ムクの木にはシロハラとツグミとヒヨドリ、シメ。
今季最後の紅葉(またぁ〜?なんていわないで)見てね。(メタセコイヤの林です)


先週タゲリのいっぱいいた田んぼに寄ってみるけど、ぜんぜんいない。どこかに移動しちゃったのか・・・。





11/30 秋ケ瀬ピクニックの森
早朝着く、今日は風がなく穏やかで、背中に日が当たるとぽかぽかした。
落ち葉の上を歩くと柔らかい感触がいい。
鳥・・・ですけど、まずアトリとシロハラ、アオジ、アカハラ、ツグミ、シメ、マヒワの30ぐらいの群が飛び交っていた。それから、エナガが7〜8羽、ヤマガラが1羽、メジロがいっぱい、シジュウカラ、コゲラ、という忙しい仲間が狭い森を移動していた。コガラもいたというウワサ、このまま冬中ちょっとリッチな混群でいてほしいな。
他、カルガモが多い、あちこちの池にいる。モズ、ヒヨドリも元気に金切り声を上げていた。