2001年6月 フィールドノート         目次に戻る top↑

6/02 奥日光〜日光市内
戦場ヶ原に朝5時着。寒いっ、風が強くてちょっと根性が要る。
あまりぱっとしなかった。キビタキは数羽、湯川の向こう側などでさえずっていた。さえずっているのは、他にアオジぐらい・・・。




 湯川

湯川にはマガモが浮かぶ。
カラ類と、アカゲラ、ニュウナイスズメ、メジロ、キセキレイ、セグロセキレイ、イカルの声、遠くでアオバトの声、まだワタスゲの白もわずかで、ノビタキははるか遠くでひらひらしている。
ちらっとオオジシギの声を聞いたような・・・程度だった。
登る車が増える時間にいろは坂を下る。途中ウツギが石垣にたくさん咲いていた



途中、竜頭の滝の上の橋からミツバツツジに彩られた奔流をながめる。




コゴメウツギ

日光市内で見たコゴメウツギ、線香花火のようできれいだ。

帰りは高速道の栃木インターから佐野インターの間どしゃ降りで車はきれいに洗車された。その先はケロッと晴れた。


6/09 秋ケ瀬 大久保B区
晴れた、少し暑い。子供の森はゆっくり歩く。カッコーの声が遠くに聞こえて、あとはいつもの鳥たち。カラスのそうぞうしい声、ツバメがびゅんびゅん飛び回る。
ムクドリが大きな毛虫をくわえていたけど、道路の真ん中は危ないと思う。
ピクニックの森は鳥よりも蝶々の種類の方が多かったようだ・・・(^_^;)。
敷き詰めたチップの側からヒトヨダケの仲間のキノコが綺麗に伸びている。
あとはオオヨシキリの声。赤く濁った池にカイツブリが1羽、もぐったり浮かんだりしていた。


大久保の田んぼに行く。風がさわやかで心地良い。
歩いていると、ヨシゴイのオーイ、の声に立ち止まるのだけれど、今日は一カ所だけ・・・。今年は少ないのかな?、ヒクイナの声が聞こえたらしいけど、私は聞き逃した。オオヨシキリは元気にあちこちでわめいているが、コヨシキリの声は聞こえない。


6/10 大井野鳥公園
あーあ、サッカー負けちゃった、でもこんなもんでしょうね。

さて、今日はグズグズしていたら10時半になって、そうだな、鳥いないし、近場でも覗いてみるか、ということで、出掛けた。
小学校の自然観察会で、あちこちに子供達がちらばっていた、先生、あれ何?、とか、絵を描いている子にオオヨシキリは後頭はバサバサだろう、何て、クスッと笑える。本当に鳥は少ない。全部書いちゃおう、コアジサシ1羽、カワウ、ダイサギ、カルガモ、アオサギ、オオバン、カワラヒワ、ヒヨドリ、セッカ、オオヨシキリ、スズメ、シジュウカラ、ツバメ、メジロ、ムクドリ、ヒメアマツバメがびゅんびゅん。
お花はアジサイが色々あって綺麗!、ドクダミの花、(草刈りをしているところでは、この花のにおいがスゴイ)。他、ニワゼキショウ、花菖蒲、ホタルブクロ、スイレンの黄色と赤い花、畑にはソバの花、ムラサキシキブの花があちこち咲いていた。
ソバの花 ムラサキシキブの花


6/16 麦草峠〜八千穂〜八ヶ岳

今日は先日のベニバナイチヤクソウの群生が開花したところを見たい!ということで、ついでに麦草ヒュッテも。移動中は霧や雨だけど、不思議と目的地に着くと上がる。麦草は、面白い名前、イワカガミダマシ(似てるの)トガクシショウマ、ホテイラン、タケシマラン、アズマシャクナゲ、キバナクロユリ(これって花が黄色いか黒いか?)正解は黄色。ウルップソウ、ミヤマオダマキ、ミヤマクロユリ、ボタンキンバイ、エゾクロユリ、イワヒゲ、そして、そして八ヶ岳に登ってでも見たいと思っていた、チョウノスケソウ、(こんなに手軽に見るのはじゃどうですよね)、他エゾルリソウ、チシマウスユキソウ、キタダケキンポウゲ、すっごい!
八千穂は先日に一面のベニバナイチヤクソウが蕾だったので、今回は見計らって。正解でした。
一面満開!、それから他は、クリンソウも満開、スズランも満開、サラサドウダン、ギンリョウソウ、ウマノアシガタ、マイヅルソウはこれから、チゴユリ、ヤグルマソウ、ユキザサ。
雨上がりのしずくをためたベニバナイチヤクソウ、スズランは初々しくて、ひたすらうつむいていて、いくらローアングルでのぞきこんでもだめ。
派手な色のレンゲツツジは甘い香りをそこらに漂わせていた。

鳥、声はいろいろ聞こえた。キビタキ、オオルリ、ビンズイ、カケス、イカル、ウソはオスどうしが追っかけっこしていた。メボソムシクイ、コマドリの声、ルリビタキの声、湿った林道にキセキレイ、野辺山はオオジシギが5羽でディスプレイ飛行、この時期にもう親子連れなのかも知れない。コムクドリ、コヨシキリ、オオヨシキリ、他いつものカッコーやホトトギス、ノビタキ、ズミの花はもう終わってしまっていた・・・・。
近々お花をまとめてUPするぞ〜・・・と思っています。

6/23 秋ケ瀬〜大久保
子供の森をゆっくり回って、ピクニックを回って、大久保に行く。森は家族単位でいるスズメたちと賑やかなオオヨシキリ、もう何年も見ていないコウライウグイスを見た場所もなぜか来ると回ってしまう。キショウブも咲いているかと思ったけど、なかった。草露で靴がびしょびしょ、長靴にしなかったのはどうしてなのか・・・、最近ぼーっとしている事が多い。



ピクニックはノカンゾウが咲き始める。大久保はトラノオ、クサフジ。
大久保、今日はヨシゴイの声がまったく聞こえなかった。ヒクイナはコッコッと控えめに少し聞こえただけ。


6/24 箱根湿性植物園〜大磯
お手軽な植物園に。山に登る途中から霧がたちこめて、ずっと下りるまで続いた。
園内は、日曜日とあってたくさんの人、のろのろと歩きながら、しっかりデジカメで撮った。花菖蒲の小さな池は見事!、色とりどりの花が咲き誇り、霧のもやっと相まってなかなか幻想的でした。他にも初めてみる花もたくさんあり大満足。ここは別にアップ!しました
鳥はカッコー、ウグイス、シジュウカラ、イカル、コゲラ、カケス、キセキレイ、キジなどほとんど声のみです。
午後1時には大磯海岸着、ここも人が多く、15分おきぐらいに来る10〜20羽のアオバトは、岩場の先端や、海の中の岩に降り立つ。これは撮れないなと思い、土手の上から風景を狙うけど、しょぼい・・・。ヒメアマツバメ、ユリカモメ、ウミネコ、コアジサシは北に向かってエサを運んでいた。砂浜で、スズメがとっくみあいのケンカをしていて、おっ、スクープだ、と2枚切ったぐらい。とりあえずアオバトに会えたということで、引き上げる。