Webmasterリソース使用率 8月号(今月は意外にマジメ)

30 Aug.2000(Wed.)晴
・一昨日の月曜日、通勤快速で横浜から自宅に帰る時に、ついにその通勤快速シークェンシャルツインターボは火を吹いてしまった。この仕様で煮詰めれば600ps.オーバーも夢では無かったのに至極残念(Zang-Neng)である。セルは回るが、Egはかかる状況では無さそうなのでキックで頑張って見るも、どういうワケかキックペダルが渋い。蹴ってもすぐに戻ってこないのである。これはまさしくピニオンギアに肉が詰まりすぎた症候である。その日はかなり遅くまで残業していて、もう電車は無い状況であった為、仕方なくその辺に停めてタクシーで帰る。
・Webmasterのヤジーも、随分昔に“ベルーガ”と言うヤマハ式の2cycle/80cc.のスクーターに乗っていた。Webmasterが幼少であった故、良くヤジーと二人乗りして出かけたものである。ヤジーなりに快適便利商店仕様(R)にチューンしており、走行距離は20,000kmを超えるまで乗っていた。ところがそのベルーガも、20,000km過ぎるとやたら調子悪くなったと言う。一度駆動系のコンポーネントを総移植したりしたが、やっぱりそのコンポーネントも中古であったので、ある程度乗るとブローするらしい。その後はあまり使用する事も無く徐々に邪魔になってしまったため地域新聞に売りたし記事を出して売却してしまった。
・こういった苦渋の経験を持つヤジーは、125cc.以下のスクーター(特に2サイクル)は使い捨てであり、20,000kmぐらいで寿命となると言う結論を出したのである。確かにフレームからしてもちゃちいし、2サイクルは高回転/低トルクであるため、内燃機関そのものの負担が大きい。加えてスクーターはベルトドライブで無断回変速させて駆動する為、中身の構造が想像出来ない。まぁ多分モンキーの多板湿式クラッチよりは複雑であろう。とにかくこれはパッケージ物と言った雰囲気が強く、どう異音が出ようが素人には対処できないのである。せいぜいベルトドライブ部分に注油キャップがついている(と言っても100cc.ぐらいしか入らないが)ので、そこに適当な潤滑油を入れておくぐらいである。
・で、この通勤快速ブローの発生した日時がタイミング悪く、翌日は早朝から長野に出張、その翌日は台湾(TWAIN32)に行くと言うスケジュールであったので、結局一週間横浜駅付近の道端に放りっぱなしであったのである。もう面倒くさいのでそのまま捨ててしまおうかと思っていたのだが、ちょっと床屋までDio式(50cc.)に乗ってみると、いままでそれなりにホイベー(Wheel Base)の長かったリード90に乗っていた感覚に馴染んでおり、50cc.スクーターのチャチさが露骨に現れるのである。しかも最近右側のバックミラーがパクられたので危険である。パクるなら左側にして欲しかったのである。中古バイク雑誌"ChampU"なる雑誌を見てみるが、同じリード90は走行8,000km程度で10万ぐらいしている。となるとやっぱりあの“率先90”は捨てがたい。と言うことでTWAIN32から帰国してからトランポを手配して頑張って持って帰ってきた。どうやらその道端は格好の路駐ポイントらしく、そのナワバリを害してしまったと思われるWebmasterの率先90は、道路の更に端っこに追いやられていた。一週間経ったからちょっと冷えてまたエンジン掛かるかな〜と都合の良い事も考えるが、やっぱりダメ。早くネオコンポーネントを調達してリプレースしたい。

29 Aug.2000(Tue.)晴
・今日は長野の富士見まで日帰り出張。甲州街道崇拝者であるWebmasterはクルマでそこまで行ったので、ついでにあの有名な“上野原キャンティハウス”に立ち寄ってみた。確か数ヶ月前ぐらいに、梶井氏と白州ウィスキートゥールに行ったときも寄ったような気がする。
・すると、そこはもう本来のキャンティハウスであるべき機能は失われており、安いクルマ(2,30萬)をメインに揃えた無人中古車販売店になっているのである。自販機も設置されたままDisableになっており、ちょっとした小屋の中は事務所になっているのか、当然施錠されている。
・で、WebmasterはShong-Bengをしたかったので、キャンティハウスの土手の下の便所に向かってみるが、やはり施錠されていて使えない状況。偽物風赤ランプ付き防犯カメラは赤ランプが消えていたが未だ設置されている。まぁもともと威嚇グッヅであろう。とにかく、もうあの小屋の中で変なハンバーガーを食べる事は出来ないのである。また日本のエンタティメントスペースが一つ失われたのは、Webmasterとして遺憾である...

26 Aug.2000(Sat.)晴
・以前にも書いたように、Webmasterの通勤快速はリード90なるスクーターになったのだが、今日はたまたま出張で借りたレンタカー(パルサーP38)を横浜まで返却しなくてはならなかったので、仕方なく電車で自宅まで帰っている最中である。
・また来週から出張なので、それまでにソフトも作らなくてはいけなかったので、会社に向かった。しかし、机には工程10日遅れのFAXが置いてあった。その為に会社に来たのに、これでは何の為に来たのか解らない。仕方ないので先日JiHARD OFFで入手したcdmaOne用バイモールカードを会社のパソコンにもイントルしてみた。このカード、何と専用のドライバが無い。ウィザードで訪ねてくる部分では、『一覧から選択』して、標準28,800bps.モデムを選択して下さいとの事である。確かにこれでちゃんと動く。まぁ余計なドライバが不要だし、ちゃんと14.4kbps.で接続するみたいなので良しとする。
・で、アリガチだがFAXソフトもイントルする。信之助for cdmaOneってのが付いてきた。確かCoDoMoのカードにも信之助は付属していた。ハヤリ物は好きでは無いが、出張先でFAXを送れるのは確かに便利である。会社のFAXに適当なEXCELシートを送信してみるが、大変綺麗に送信出来る。まぁスキャナ使っていないから当たり前だが。で、自動受信にして逆に会社のFAXから適当な物を送信してみた。しかし、パソコンにちゃんと繋いでいるのに、携帯が鳴るだけでいつまで立っても自動着信しない。これは設定が甘いのか?ハイパーターミナルでATコマンドを叩いても反応無し。やがて固まってしまう。
・途方に暮れ、マニュアルを読んでみると、不思議な事が書いてある。“cdmaOneに着信を受ける場合、DATA通信の場合は 090-4444-4444とダイヤルして、プー音がしたら、そこで携帯電話の番号を押して下さい。FAXの場合は090-4444-4445となる。発信元がcdmaOneからの場合は、そのままの番号で良いとの事である。これは困る。出先でWebmaster宛にFAXを送って貰う場合、普通のFAXなら"090-4444-4445p0903451XXXX"とダイヤルしてもらわなくてはならない。"p"はポーズの事だが、実際にはもっと間を開けないとダメであった。どうやら、この090-4444-4445と言うセンターに接続してやらないと、cdmaOne端末にデータ通信要求のフラグメントが出来ない仕様の様である。
・と言うわけで、cdmaOneでのFAX受信はややかったるい傾向があるが、送信はそのFAX信之助がプリンタ代わりになり、ワープロなどのソフトで印刷しようとしてプリンタの選択をFAX信之助にすれば簡単に送れる。ボーレートも14.4kbpsだし、さほどのストレスも感じない。いままでWebmasterはG3FAXって、9600bps.だと思っていたのだがそれは勘違いの様である。 今後も出張先の移動オフィスとして使っていきたいトコロである。

19 Aug.2000(Sat.)晴 in 能登号能登号に最適な音楽はコレ。
急行「能登」号(Express)・富山県砺波市での作業は二日間で終了し、金曜日の夕刻には帰れる状況になっていたのだが、宿の予約をしてしまっていたので、泊まって翌日土曜日の朝の飛行機でゆっくり帰ろうかと思っていたのだが、お客の話しで急行「能登」なる、極めて70'sな学生及び登山者向きの夜行列車が存在すると言う事を聞いた。この電車、福井を夜9時頃始発として、富山−糸魚川−直江津−高崎−大宮−上野と深夜走って朝6時に上野に到着するのである。Webmasterの現場に近い高岡駅と言うのは富山駅のちょっと石川寄りに位置する。その高岡駅の到着は夜22:34。現場の仕事が終わったのが7時前だったから、屋台で一杯飲んでもまだまだ余裕がある。これで東京に帰ると、自由席で\8,500程度と、大変リーズナブルである。飛行機は前日予約の特割で\13,000であるが、当日予約では正規料金となり、\18,500となる。能登号の倍以上である。能登号にのれば宿代も掛からないし、明日の早朝には東京に着くし、安いしでメリットは大きい。勿論デメリットは他にも多数有るだろうが、Webmasterの特性からしてこういう辛い逆境のほうが熱くなるのである(つまりマゾなのか?)。検討の末、飛行機にも飽きたし、予約してしまった宿もキャンセルできた事からこの能登号にチャレンジしてみた。砺波の屋台村で一杯飲んで、高岡駅まで車で送って貰う。そしてまた高岡駅の居酒屋で飲み直し、丁度ほろ酔いでいい気分になってきた時に夜22:30を迎える。これぐらい酔っていれば普通の座席でも眠れるレベルまで持っていくことが出来るだろう。高岡駅ホームで待つこと約5分。待望の最新式電気機関車がやってきた。写真は上野で撮影したものであるが、まさに100%70'sである。ロングノーズのアメリカンテイストを持った急行「能登」号は、スポーツする事の喜びを予感させるモデルだ(笑)。
ロングノーズの車内深夜になるとライトダウン。隣のオネーチャンのパンツがぁ〜・高岡駅では各乗り場に2,3名並んでいる状況で、ひょっとすると座れないカモなんて事も懸念されたが、どうやら一人で二人分の座席はキープできた。同じ高岡駅で、地元風の女の子が二人乗ってきて、Webmasterの後ろに座った。会話を聞いていると“シンバシってどうやって行くの?”とか話しているから、夏休みを使って東京まで遊びに行くのだろう。雰囲気的にはこの手の人間が80%である。昼間の様にうるさい子供は皆無であるのは好感が持てる。富山駅では、背広姿の飲んだくれたサラリーマンが結構乗ってきて、2〜3駅乗って降りていった。その後残った乗客は、殆ど上野まで行くのだろう。
・日本海沿いをひた走っている最中、Webmasterは仕事用の戦車ノートでモーバイルを行っていた。しかし、田舎だけに回線がすぐ切れる。仕方ないのでせるま氏のホメパゲに足跡を残してパソコンは片づける。直江津には深夜0:20頃到着した模様。この頃から意識が朦朧とし、足を延ばして窓にもたれながら寝てしまう。次の停車駅は高崎4:05だ。次に起きたのは高崎駅である。やはり停車したりするとそれに気が付いて目が覚めてしまうのだろう。周りの乗客は殆ど寝ている状態。まだ辺りは薄暗い。その後は寝ることも無く、タバコを吸ったり、mp3を聞いたりして暇つぶしとなる。この辺りからまた乗降客が増え始め、徐々に賑やかになってくる。大宮以降はもう大都会メトロポリッシュであり、帰ってきてしまったか。と言うような気分。
・上野駅では、多数の(鉄)が確認された。Webmasterもこのロングノーズはルックス的に21世紀の電車とは言い難く、先は短いと認識し、デジカメで格納しておいた。200km/h以上のハイスピードでのぞみが5時間ちょいで博多にたどり着くのより、この70's電車で10時間以上かけて石川から上野にたどり着く方がよっぽど頑張ったなと賞賛できる事柄である。Webmasterも今回ほど“出張に行った”と実感出来る出張は無い。長野日帰りとか全く味気ないのだ。今晩も定刻に能登号は石川を出発してもうすぐ直江津に着く時間であろう...

16 Aug.2000(Wed.)晴 in ANA 889便(羽田-富山)
羽田空港・前回に引き続いて、盆(Bong)時期の出張である。富山県と言うのは直線的には東京からそれほどでも無いモノの、日本の屋根がそびえるために電車でのアクセスは悪い。そんなわけで飛行機がそれなりに重宝されるようだ。ただし航空会社が坑のみ。羽田-東京間は一日5便程運行しているが、富山空港そのものが一日7〜8便しか到着が無い。飛行機のチンスーは所望するが、Webmaster宅から羽田までのアクセスの悪さと、富山空港からも高速バス&ヂゼールJKS付き単線電車を乗り継いで行かなくてはならない不便さから、飛行機はどうも好きではない。しかも、富山など、飛行機で50分なのである。羽田から離陸する時は海側に離陸し、富山に着陸するときも海側からアプローチとなる。つまり、出発・到着共に逆向きに発射している事になる。直線方向にカタパルトにて発射すれば、多分30分で到着するだろう。
・さて、今日は新横浜から高速バスで羽田まで向かった。この高速バスは結構良い。空港の搭乗手続きの入り口まで乗せていってくれる。予定より随分早く着いてしまったので、暫く待ち。しかし、Bongならではの創世記コミーである。
・さて、Webmasterの宿泊する砺波駅では、実にWebmaster好みな屋台村が存在する。これはちょっとしたスナック・飲み屋が集まったビルのワンフロア分に、6軒程の屋台を置くと言う、文字通り「新しいスタイルの居酒屋」である。それぞれレジスターは各店にあり、基本的に会計は一軒一軒行わなくてはならないのだが、ちょっと変わったルールとして、他店からのインポート・他店へのエクスポートが可能。例えば、焼き鳥が所望で焼き鳥担当の店に座ったが、お好み焼きも食べたい場合はそのお好み焼き担当の店に言いに行くと、やがてお好み焼きを自分の座っている焼き鳥ゾーンに持ってきてくれる。お金はその場で払っても良し、マスター局となっている焼鳥屋に立て替えて置いて貰っても良い。実にユニークである。ただ、現場に常駐している方々は、「もう屋台村は飽きた」と言うのが本音のようで、Webmasterは仕方なく一人で焼き鳥を食べに行くしか無いのが辛いところである...

9 Aug.2000(Mon.)晴&夕立 in MAX-PAYNEやまびこ209号 SuperExpress bound for SENDAI.
・只今非常にピーキーな状況にある。この盆(Bong)時期に仕事で出張と言うのは大変腹立たしい。普段なら自由席でもラクシャリーな一人一列占領出来るスペースが確保出来るハズなのに、今日は乗車率推定150%である。東京駅も普段のビジネス的整然とした雰囲気は無く、カリー&チャイルドの光景が目立つ。それらはビジネススタイルと一線を画しており、行動の全てに遅延タイマーが掛かっており、切符を買うときも、キヲスクでアルコールを入手する時も、「モノ買って金額言われてから財布をバックから出して金を出すんじゃねぇ!」と言いたいのである。少なくとも十人近くレジに並んでいるのだから、自分の購入する商品及び切符の金額の予想は出来るのだから、待っている間にそれなりの紙幣なり小銭をスタンバイしてレジスターに望むのが本筋では無かろうか?こういう人種が50%以上を占めている状況は、駅構内を歩くにもトロい人間が多い。勿論、東北新幹線もこういうタイプが多い。仕方なく各駅停車のマックス・パイネに乗車するが、何とか席は確保できたモノの、普段なら考えられない程の乗車率である。今日は2階建ての1階に座っているが、多分2階はチャイルド率80%オーバーであろう。1階は半分以上が残されたビジネスマンが乗車しており、東京駅を出発する30秒程前に『カポンッ』と言う缶ビールを空ける音が各所で聞こえたのは感動した。やはり新幹線はこうでなくてはならない。
・新幹線に乗って大宮に着く前から、いきなり雲行きが怪しく、案の定大雨が降ってきた。雷も発生したが、どうやらWebmasterの乗車した車両にはパンタグラフが搭載されているらしく、いつでも頭上はビガビガである。どっちが雷なのだかは不明。

2 Aug.2000(Wed.)晴
黒い〜〜(PAT.)・S14殴り仕様化その1;ウィンドウフィルム貼付活用テクニック(三歳ブックス)
・最近Webmasterは“殴りたい”兆候である。そこで殴りたい時、殴れる時、殴る時に備えて窓を黒くする事を決意した。前のS13の時も貼ったので、今回はそのノウハウを最大限発揮してフィルム貼り業者に負けないぐらい気合いを入れて臨んだのである。
・日曜日に貼ろうかと思ったのだが、最近は風がすこぶる強い。しかもWebmasterの自宅の前は目下住宅建設工事中で、土壌がむき出しの区画が多数あり、最近は雨も少ないことから砂埃が凄いのである。クルマのドアを数十分開けっ放しにするだけで車内は黄色い砂だらけである。しかも、暑い。洗剤入りスプレーを多量に使用しても乾くのが早いので能率が悪い。環境としてはフィルム貼りには一番向いていない状況だ。よって日曜日はパス。
・実際貼付作業をした日は暑かったが突然大雨が降ってきたりして、湿気はそこそこにあり、まぁ何とか作業を遂行できる様な環境であった。フィルム貼りで一番テクノロジを発揮する所は、無論リヤウィンドゥの部分である。ここは人間の手も入りづらいし、しかもリヤガラスは湾曲しているケースが殆どで、熱線のコネクタ等の逃げも作らないといけない。ワゴン・壱ボックスなどなら人の手も入りやすいし、湾曲も少ないので一枚貼りも可能であると思われる。Webmasterの様なセダン・スポルトタイプは4,5分割して貼ることになる。これがまたフィルムが重なる部分が発生したりしてエレガントでない。しかも、ガラス上部は見た目以上に湾曲している様で、実際貼り付けてみると予想以上にシワが発生した。S13よりも多くなってしまったカモ知れない。2次元的な湾曲は幾らでも逃げを作ることが出来るが、3次元湾曲(簡単に言えば球面)に完全フィットさせるには、フィルムを変形させるしか無いのである。
・Webで“ウィンドウフィルム”等のフレーズで検索すると、千葉の方の業者で「完全車種別カット済み高級フィルム販売」と言うのがあった。S14もリヤワイパー有り無しまでちゃんとラインナップされている。保安法で禁止されている運転席・助手席側のフィルムもある。価格は全てセットで\9,800。リヤガラスだけだと\6,800だと思った。やっぱりリヤガラスの敷居は高いのである。確かにリヤガラス以外なら素人が安いフィルムを買ってきて自分で切って貼っても、業者施工のモノと遜色のないクォリティで貼付が出来る。しつこいようだが、リヤガラス素人貼りは人生の永遠のテーマなのだ。
・で、他にもWebでいろいろ調べてみるが、プロはドライヤーでフィルムを熱して湾曲部分をクリアすると言う情報をキャッチ。そこでWebmasterもドライヤー戦法を実施してみた。結果から述べるとYou failed. カーフィルムはタダでさえ熱の影響を受けやすいモノだけに、熱による伸縮はむしろしにくい材質なのである。確かに貼ってから暫く直射日光に当てていると、だんだん縮んできたゾ。なんてフィルム、使い物にならない。ただ、若干熱することでシワの量は減ったようにも見える。前回(S13)は重なる部分の事を殆ど考慮しないで貼ったので良く見るとシマシマだったが、今回は透過率も多めのものだし、シマシマは余計に目立つ事を考え重なる部分は最小限に押さえた。これに関してはそれなりに自分で納得のイける素晴らしい作品が出来たと思っている。
・朝の9時ぐらいから作業を開始したが、リヤガラスだけで午前中を費やしてしまった。午後からはリヤの三角窓、助手席・運転席と進めて行くが、リヤガラスの苦労からすれば楽勝。
・もう一つの今回の敗因として、洗剤入りスプレーに混ぜる洗剤の選定に失敗した。この洗剤、本場アメリカからやってきた(笑)、少量でオニの様に食器の油汚れを落とすスグレモノなのである。これは泡立ちが殆ど無い。しかも普通の国産の食器洗い洗剤に比べて粘性が高い。界面活性効果も低い。食器洗いには勿論最適なのだが、フィルム貼りには不都合な点ばかりである。フィルムを貼る位置が決定したら、ヘラでどんどん洗剤を外に逃がすのだが、油のようにそこに留まろうとしてなかなかハケが悪い。今回はこの洗剤逃がしに苦労して、後で見たら洗剤がまだガラスとフィルムの間に残っている部分が何ヶ所も発見された。Webによると、この混ぜる洗剤は「ママレモン」が最適らしい。ただ、ママレモンは食器洗い洗剤としては代表的存在なのに、最近は販売している所が余り無いらしい。今後フィルムを貼るムキには、是非ともこのポイントを念頭に置いて貰いたい。


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