今年はどんな年

今年は平成21年(2009年)
どのような年になるでしょうか。

今年は己丑(つちのと・うし)の歳です。

十二支

丑(うし)

●聖なる動物

今年は牛(丑)年。 牛は洋の東西を問わず聖なる動物です。

「牛耳る」という言葉があります。古代中国では牛の耳から取った血で同盟の誓いをしましたが、牛 の耳から血を取る役を受け持つことができたのが同盟の盟主でした。牛の年はリーダーになれる年で す。

「牛()」という漢字は牛の頭部の象徴です。豚()や犬()のように体全体の象徴である漢 字に対して、牛はより人間に近しい存在であったことを示します。

また、インドにおいて牛は最高神の一人シヴァの乗り物とされており、そのためインドでは牛も聖な る動物ということで食べたりはしません。

日本でも「牛に引かれて善光寺参り」などと言います。

●資本の象徴

さて、西洋ではアルファベットの最初「A」は、もともとは二本の角が生えた牛の頭部からできまし た。

絵文字「」→フェニキア文字「」→アルファベット「A」

そして、頭部(caput:ラテン語)と家畜(pecus:同)が合わさってできた「capital」は「資本」 をあらわします。 「牛」は資本の象徴なのです。 昨年はサブプライム問題など、経済的に大変な年でしたが今年は資本の象徴である「牛」にあやかっ て経済的にも好転することを祈念しております。

●結びつける年

同じ「うし」でも「丑」の方の漢字は、「紐」のつくりになるようにもともとは「結びつける」とい う意味があります。

人と人との結びつき、人とモノ、コトとの結びつき。そんなことが実現されるの が「丑」の年です。

また、十二支の流れからいうと「丑」は実を結ぶ新たな営みを始める時期であり、花が咲く時期でも あります。

今年はあなたにとってさまざまなすばらしい出会いがあり、そして美しい花が咲くことを祈念してお ります。

十干

己(つちのと)

 

●何かが新たに始まる年

「甲」から始まり「癸」で締められる十干の六番目に当たる「己(つちのと)」は、十のちょうど折 り返し地点。 起点の「起」の字の中に「己」が入っているように、何かが新たに始まるときです。

今までの流れは去年で一応完結し、全く違う新しい流れが始まる可能性を感じる年、それが「己(つ ちのと)」の年です。

●自分の責任で何かを行う

「己」は自己の「己」。すなわち「おのれ」と読みます。

『論語』の中に「君子はこれを己に求め、小人はこれを人に求む」とあります。小人は何か問題があ るとそれを他人のせいにし、君子はその責任を自分で引き受けるという意味です。

人はその人生を他 人任せにすることはできません。 日本人はずいぶん長い間、大きなものに頼って生きていくことに慣れてきました。しかし、どんなに 安定していると思っているところでも、いつ何が起こるかわからない時代です。他人任せができなく なっている時代です。

他に頼る生活から、自分でその責任を引き受けていく、そんな生活への転換が求められている時代な のかも知れません。

しかし、こんな時代だからこそ、利害を越えた信頼感をみんなが持つことや、そして頼ってくる人に は惜しみなく与える、そんな「義」の気持ちが大切な時代でもあります。

西 暦・皇 紀

平成21年の今年は、西暦では2009年、そして皇紀では2669年

●皇紀について
神武天皇が、大和の橿原(かしはら)の宮で即位した年を皇紀元年と定めて、その年から起算する年号を皇紀といいます。

皇紀というと、どうしても太平洋戦争や軍国主義と結びつけてしまいがちですが、近年は世界的に、その国独自の暦が見なおされて来ています。この機会にいろいろな国や民族に残っている暦をチェックしてみると面白いかも。

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