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草加
百代橋
草加市草加松原遊道
渋滞の国道4号を北上し、途中で国道をはずれ旧日光街道に入り、草加市内をしばらく行くと松並木が見えてきました。
草加市は、今はせんべいで有名な町ですが、江戸時代には、日光街道の江戸から2つ目の宿場町として栄え、また綾瀬川には札場河岸も設けられて、船運でもにぎわった町だそうです。綾瀬川沿いに松並木の遊歩道が整備されており、奥の細道にあやかったのか、百代橋や矢立橋という名の歩道橋がありました。
百代橋から遊歩道を臨む。
其日漸草加と云宿にたどり着にけり。痩骨の肩にかゝれる物、先くるしむ。只身すがらにと出立侍を、帋子一衣は夜の防ぎ、ゆかた・雨具・墨・筆のたぐひ、あるはさりがたき餞などしたるは、さすがに打捨がたくて、路次の煩となれるこそわりなけれ。