Qラリー 6月号

 

伝説? 史実? 京都北部の冒険の旅

京都府綾部市 私市円山古墳公園〜
大江町 あしぎぬの里・大雲記念館 約77km
走行日 6月3日 天候 曇時々雨

5月号のQラリー以来、約一月ぶりの走行となるので、念入りに空気圧をチェックしてオイルを補給後出発する。

 自宅から県道82号大沢西宮線で中国道西宮北インターを目指す。少し小雨がぱらついてきたと思っていたら、県道16号明石神戸宝塚線に入ったあたりで大雨になった。レインウェアーを着ずに我慢してそのまま走る。西宮北有料道路の盤滝トンネルを抜けると雨は上がっていていた。

 西宮北インターから中国道に乗り、吉川JCTで舞鶴道に入る。舞鶴道は空いていて平均150km/hで走る。福知山インターで高速を下りて下道を1CP目指して走る。飛ばしたせいか、自宅から一時間ほどで1CP私市円山古墳に着いた。



 この私市円山古墳には、前にもQラリーで来たことがあって、そのときは時間が無くて古墳頂上には登れなかったので、今回は頂上に登ってみることにした。きつい階段を登り頂上目指す。古墳は1500年前の姿に復元され、表面には葺石が敷き詰められていて、頂上から三列の埴輪で囲まれている。

 古墳頂上に立つと眼下に由良川が流れ、両岸には肥沃な農地が広がっている。多分この古墳
の被葬者は、古代この地域を開拓した王だろう。彼は生前にこの頂上に登り、自分が開拓した土地を眺めて、自分の権力のすごさに酔いしれたに違いない。頂上に立って景色を眺めているとふとそういうことを想像した。

 頂上でしばらく時間を潰していると、3月号Qラリーで一緒に回ったZZR600氏がやってきた。しばらく話をしてから再び出発する。


 来た道を少し引き返して県道492号に入る。村中の1.5車線の道で、この道も5年位前に別のQラリーで通ったことがあって、懐かしく思いながら走って行く。調子よく飛ばしていたらさちQの佐賀小学校跡の標識を見落としてしまい、さちQはパスすることにする。

 国道175号に出て、少し走ると北タンゴ鉄道大江駅があって、その駅前にOP1大江山鬼瓦公園があった。
 鬼の酒噴水や、全国の鬼瓦を展示した鬼の回廊など辺り一面は鬼だらけで、少しユーモラスな場所だった。











 先の交差点を左折し、県道9号に入る。

 少し走るとOP2大江町和紙伝承館があった。Qの看板はすぐに発見できたが、こうぞの木が大きくなっていて、Qの写真と感じが全く違っていた。









 OP2を過ぎると、道は山中に入り、二瀬川渓谷に差し掛かる。川面に大きな岩がいっぱい転がっていて、いかにも鬼がいそうな雰囲気だ。
 カーブを曲がると2CPの看板があって、そばに赤鬼が立っていた。左折してしばらく行くと平成の大鬼という巨大なモニュメントが見えてきた。

空が曇って、風も強くなってきて、今にも雨が降り出しそうな天気になったので、Qをチェックしてあわててスタートする。

 狭い道を抜け、峠を過ぎるとどういう訳かダンプカーが多い。ダンプカー同士すれ違う都度、停止して反対車線の車が通り過ぎるまで待つので、再々停車して待つことになりなかなか先に進めない。少しいらいらしながら走る。



 何とか宮津市内に抜け、3CPに向かう。
 知恩院のとなりの駐車場にバイクを停めて、境内を通って3CPに向かうが、廻旋橋は船が通るせいか回転していて渡れないので、先にOP3に行って、廻旋橋が通れるようになるのを待
ってから3CPに向かった。

 松並木の間を少し歩くとQの松ノ木があった。Qをチェック後、少し砂浜を歩いてみる。松並木がずっと先まで続いているのが見えて、3.6kmあるという天橋立の長さが実感できた。







 その後、国道178号に出て海岸線に沿って進む。美しい海岸を眺めながら走っていると、雨が降り出してきた。それほど強くないのでそのまま走り続ける。

 由良浜は森鴎外の小説山椒大夫の舞台となった浜として有名で、海岸には森鴎外の文学碑も立っている。CP4安寿の里もみじ公園のネーミングも山椒大夫ゆかりの地にちなんだものらしい。

 国道175号に入ると雨も止み、由良川沿ってしばらく走ると最終CP大雲記念館があった。キングポストトラスが何故洋小屋になるのか、訳がわからなかった。



 最終CPを出たのは4時過ぎ頃だった。おまけのコマ図とおりに走って舞鶴道綾部インターに出た。高速を平均150km/hで飛ばすと30分くらいで中国道西宮北インターに着いた。
 県道82号、西宮北有料道路を通って家に着いたのは5時過ぎ頃だった。

 

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